師走の都大路を駆け抜ける「全国高校駅伝」が、京都市で行われ、世羅高校が男女ともに優勝を果たしました。世羅のダブル優勝は2015年以来2回目の偉業達成です。
京都市の『たけびしスタジアム京都』を発着とするコースで行なわれた「全国高校駅伝」。
男子では5年ぶり10回目の頂点を狙う世羅高校は、スタートから思うようなレース運びが出来ず、序盤から苦しい展開となります。
その後、順位をあげた世羅。
3区にはケニアからの留学生コスマス・ムワンギ。
期待通りの力強いストライドで都大路を疾走します。
ムワンギは4人を抜く圧巻の走りを見せ区間新記録をマーク。
世羅が一気にトップにおどりだし、逆転優勝へ望みをつなげます。
その後は一度もトップを譲ることなく「伝統のタスキ」をつないだ世羅。
2時間1分31秒の好タイムでゴールし、歴代最多を更新する10回目の優勝を飾りました。
一方、5年ぶりの頂点を狙う女子も大逆転劇を見せます。
最終5区でトップと42秒差の8位でタスキを受けたテレシア・ムッソーニ。
驚異的な走りを見せると…3・5キロ付近でついに優勝候補に挙げられていた鹿児島・神村学園をとらえます。
7人を抜く快走でトップを奪ったムッソーニは、そのまま2位以下を引き離し歓喜のゴール。
1時間7分13秒で女子は5年ぶり2回目の優勝を果たし、世羅は2015年以来となる男女ダブル優勝を飾りました。