新型コロナウイルス感染が拡大する沖縄本島北部で、県立北部病院の中等症・重症のコロナ患者の病床が満床となり、逼迫(ひっぱく)している。県の糸数公保健衛生統括監は18日、「これ以上の受け入れは厳しい」との認識を示し、中南部での受け入れを視野に入院調整を進める方針を示した。
県が同日発表した陽性者32人中8人が名護市、北部保健所管内の在住者。同院によると、同日午後2時時点で、中等症用と重症用に確保した各2床は埋まり、軽症者用病床も16床中7床が埋まっている。
軽症者用9床を確保する北部地区医師会病院も、同日午後2時半時点で8床が埋まった。
県によると、北部地区の無症状・軽症者向け宿泊療養施設は現在、定員30人中11人が入所している。