新型コロナウイルスへの感染が17日確認され、隔離中のフランスのマクロン大統領は18日、ツイッターに自身の動画を投稿した。
前日と同様に倦怠(けんたい)感、頭痛、せきの症状が出ているものの「元気だ」と体調を説明し「病状の変化について毎日包み隠さず報告する」と明言した。
フランスでは、故ミッテラン元大統領が在任中、前立腺がんの病状を隠し続けるなど大統領が健康状態の悪化を公表しなかった例が繰り返され、論議の対象となってきた。
マクロン氏は、ウイルスのせいで活動がやや緩慢になっているが、新型コロナ流行や、難航する英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉など重要課題にはしっかり対応すると訴えた。
感染の経緯について「手を抜いた瞬間や不運があったのだろう」と述べた上で「ウイルスは誰でも感染する可能性がある」として注意を続けるように呼び掛けた。(共同)