2020.12.18 21:35
PCR検査で「陽性」が判明したものの、入院や宿泊療養などが決まらないまま自宅待機となっている患者が、広島県内で300人を超える状態が続いていて県が対応を急いでいます。 「これ(トリアージ)を今、市内でやってるんですけども、それはとても追いつかなくて今待機してる人が300人くらいいるという状況なんですね。その中で、待ってる間にどんどん重症化していっちゃうという例があるわけです。行先が決まらずに待機してる。自分はどうなるんだろうと思いながら待機してる方がそれだけたくさんいるってことなんですね」(広島市医師会 三上裕一郎常任理事・15日取材) 広島市内での急増もあり、県内では新規感染者数が100人を超える日も多くなっています。感染が判明した患者が、入院するか、宿泊施設で療養するのかなどを調べる「トリアージ」は、県によりますと、現在、県内の6か所で行われていて、対応できる人数は1日80人程度。 トリアージが行われず自宅待機している軽症か無症状の患者は17日時点で360人に上ります。また、現在本来の診療を臨時休診してトリアージに特化した業務をしている千田町夜間急病センターでは、年末年始には夜間診療を再開する予定で、その場合は、トリアージができなくなります。 「我々としてはですね。年末年始のこの急病センターの機能、通常の機能ですね、これは何としても確保したいので、トリアージをする場所を是非もっとほかに確保して頂いて、そちらにお任せしたいなというふうには思っているんです」(広島市医師会 三上裕一郎常任理事・15日取材) 軽症や無症状の場合でも肺炎を起こしている可能性や家庭内感染する恐れもあることから県は、現在の倍の人数のトリアージができるように調整を急いでいるということです。
2020.12.18 18:50
18日、これまでに確認された広島県内の新型コロナ感染者です。 広島市57人 福山市9人 廿日市市3人 府中町3人 呉市2人 府中市2人 坂町2人 東広島市1人 尾道市1人 熊野町1人 海田町1人 合わせて82人となりました。
2020.12.18 18:03
新型コロナの感染拡大を受け、18日、広島市の松井市長は、「状況がひっ迫している」と話し、年末年始も感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。 松井市長は、18日の会見で、広島市のここ1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、東京都や大阪市、札幌市などよりも多く、感染状況が最も深刻な「ステージ4」に近い状態だとして、感染対策の徹底を、こう訴えました。 「(年末年始で)いろんなおつきあいをしたいと考えるのは重々承知のうえだが、切迫した危機を抑えるためにみんなでこの危機を乗り越える心構えと(感染防止の)行動に移すことを重ねてお願いしたい。」(広島市 松井一実市長) 広島市では、病床のひっ迫で陽性と判明したあとも自宅待機せざるを得ない患者が多く出てきていますが、松井市長は、そうした患者に対し、保健センターの職員が毎日、電話で体調確認を続けていることを明らかにしました。
2020.12.18 18:02
広島県は、広島市に2か所設置しているPCR検査場の対象者に、あす19日から「2週間以内に広島市中心部の飲食店を利用した人」も加えることにしました。 県は、▽広島市流川地区と、▽西飛行場跡地の2か所にPCRセンターを設置しています。これまでは、広島市内の高齢者施設や飲食店の従業員といった人が検査の対象でした。 しかし、広島市で急激に感染が拡大している事態を受けて、19日から、2週間以内に酒類の提供時間を短縮している地域の飲食店=つまり、広島市中心部にある飲食店で飲食した人も検査対象に加えることにしました。 また、予約や検査時間も変更し、問い合わせ先の電話回線も増設するということです。 県によりますと、これまで3000件以上の検査をしてきたということですが、引き続き、検査体制を強化し、患者の早期発見につなげたいとしています。
2020.12.18 17:58
感染の拡大で、各地の成人式が延期になっています。来年5月に延期になった広島市の着付けやヘアメークの業界は、対応に追われています。 式典会場近くにあるこちらの美容室。毎年、多くの新成人に振袖の着付けやヘアメークを行っています。 広島市が来年1月から5月2日に延期すると発表したことを受けて、17日から予約客からの問い合わせが相次ぎ、対応に追われています。 「(延期発表後、)けっこう立て続けに電話鳴りっぱなしでしたね。今、まだ混乱している状態ですね。」(ウィスタリアフィールド 高谷慶一エリアマネージャー) 一部、キャンセルもあったそうですが、延期になったとしても「1月に着物を着たい」という人もいるようです。 「5月は暑いですからショールできないですよね。式には出ないけど、着物は着て、写真を撮って家族に会ってということはされるみたいですね。」(ウィスタリアフィールド 高谷慶一エリアマネージャー) こんな心配もあります。5月は結婚式のシーズン。この店では、挙式の予定を1年ずらした人にも対応することになっています。 「来年の5月となると、すでに結婚式は入ってるんですよね。だから美容師の数も足りなくなってきますし、どうしようかというのが現状ですね。」(ウィスタリアフィールド 高谷慶一エリアマネージャー) 一方、こちらの写真スタジオでは、レンタルの晴れ着が整えられていました。 「1か月前になりますので、お嬢さまそれぞれの衣装とか小物とかを全部セットして準備をしている最中でしたね。」(トータルスタジオ フォセッテ 営業企画部 林弘幸さん) 今は予約の取り直しへの問い合わせが多いそうですが、当日、必要な振袖や帯などの予約は、そのまま5月にスライドして対応するということです。 区ごとに式の時間帯が変わることについてもこれから調整に入るそうです。 「日にちは変わりましたけども、お嬢さまの大切な日ということに変わりないので、わたしたちにしては衣装の準備・ヘアメーク・着付けというところを完全にサポートして、すばらしい1日にさせていただければと思っております。」(トータルスタジオ フォセッテ 営業企画部 林弘幸さん)
2020.12.18 17:58
18日、JR西日本広島支社は、来年春のダイヤ改正で、県内の5つの在来線の最終電車の発車時刻を繰り上げると発表しました。 「呉線と可部線については、たいへん申し訳ないが、最終ののぞみとは接続ができなくなると。」(JR西日本広島支社 蔵原潮支社長) JR広島支社によりますと、最終電車の発車時間を繰り上げるのは、県内では山陽線や福塩線など5つの路線で、利用状況と線路保守のためとしています。 広島駅発では、山陽線上り西条行きが8分分早まって午前0時3分に。下り岩国行きが4分早まって0時4分になります。午前0時前に発車が繰り上げとなる呉線と可部線では、新幹線の最終便との乗り継ぎはできなくなります 「飲みに行ったときはちょっとしんどいかなと思いますね。終電が早くなったら。」(JR利用者) 「終電くらいで帰られる方が多かったんで、ちょっと人も少なくなるのかなという感じはします。」(広島駅近くの飲食店店長) 春のダイヤ改正は、来年3月13日からです。
2020.12.18 16:59
携帯電話などの「定額制サービス」として認知度が高まっている「サブスクリプションサービス」、略して「サブスク」。その「サブスク」で補聴器の市場に変化が生まれています。 先週7日、広島駅北口にオープンしたのが、補聴関連の専門店「聞こえの田中 広島駅店」です。全国で4店舗目。広島では、去年5月に開業した本通店に続いて2店舗目となります。 「20代の方から60代の方とか、かなり増えたなというのが印象です。」(聞こえの田中 河野洋二郎さん) 日本補聴器工業会によりますと、国内の難聴者は、およそ1400万人。最近では、50代ころから加齢性難聴が増加傾向にあるとしています。 「聞こえの田中」は、去年4月から業界初の定額制サービス「聞こえの定額ケア」を始めましたが、利用者にも変化が見られるといいます。 「購入者の平均年齢がだいたい80歳。定額ケアの方は65歳になっています。」(聞こえの田中 河野洋二郎さん) 高額になりがちな機器も月額定額とあって、利用者の平均年齢が15歳以上も下がりました。そして、今月から、新たに「早割」サービスも始めました。 「69歳以下の方には早割というものが適用になります。あと、ご要望が多かった80歳以上の方に対応するために、契約上限が85歳まで引き上げられました。」(聞こえの田中 河野洋二郎さん) 「早割」では、初回金プラス月額8000円から1万8000円で利用可能で、購入より10万円以上の割引が受けられます。 また、コロナ禍での外出自粛や来店時間を短縮したいビジネスマンの要望に応えて、広島駅店では、初めての「リモートケア」を完備しました。 「補聴器はしっかり付けていただいていますか?」(リモートで体験) 「リモートケア」を通じて、新たなサービスへの気づきも生まれました。 「実際、リモートになると、お客さまのリアルな環境で調整ができるようになりますので、よりお客さまのご要望に応えられやすくなりました。」(聞こえの田中 河野洋二郎さん) 前年に比べおよそ2倍と定額ケアの利用者が、伸びる中、さらに難聴者に寄り添ったサービスが求められます。 「聞こえないことや聞こえに不自由することで、何かあきらめるということがなくなるようにわれわれ、がんばっていきたい。」(聞こえの田中 河野洋二郎さん)
2020.12.18 16:57
今、知っておきたい情報をわかりやすくお伝えする「イマシリ」。きょうのキーワードは、「『医療崩壊』の危機 今すべきこと」。 スタジオには、広島県医師会の松村誠会長をお招きしています。18日、広島市医師会と緊急会見しましたが、急きょ決まったんですか? 広島市医師会の佐々木会長から医療崩壊への危機感が示されましたが、医療崩壊とはどんな状況を指すのかこちらに整理しました。 ― 医療崩壊の危機が迫っているのは広島市? それとも県内全体ですか? ― 背景には、広島市での感染急拡大があります。直近1週間の人口10万人当たりの感染者数が42.9人と東京都の28.4人のおよそ1.5倍に達しています。さらに広島市民病院や福山市の寺岡記念病院といった医療機関のクラスターが相次いでいることが気になります。 ― 一方で、松村会長は、記者会見でこんなふうに話しています。「この1週間で県内の重症者がおよそ2.5倍に増えたが、重症病床はまだ半分空いているので、県内で十分な対応が可能」と。 ― 感染者の治療の順番を決めるトリアージも行われているそうですが、現状は? ― 会見ではこんな呼びかけが行われました。 ~あなたの命を守るために~(広島市医師会) ▽ 可能な限り不要不急の外出を控える ▽ 4月の緊急事態宣言発令時以上の厳しい行動制限を ▽ 体調が悪いと思う人はできるだけ昼間に電話して受診
2020.12.18 16:56
18日、JR西日本広島支社は、GoToトラベルの効果で持ち直しつつあった運輸収入が、感染の拡大で再び減少し、年末年始の利用停止もあって、さらに落ち込む懸念を示しました。 広島支社のまとめでは、管内の11月の運輸収入は、GOTOトラベルの効果で最も減少した5月の77.2%減より落ち込み幅が30ポイント以上回復しました。 しかし、感染拡大に伴う移動の自粛から今月は14日までの速報値で前年より53.9%減と、落ち込み幅が大きくなりました。 さらに年末年始は、GoToトラベルが全国で停止されることで、正月休みの新幹線の予約率は30%余りと、低調だということです。 「週末の利用が週を追うごとに悪くなってきている。(JR西日本 広島支社 蔵原 潮支社長) また、広島支社は、来年春のダイヤ改正で、県内5つの在来線の最終電車の発車時間を最大で85分繰り上げると発表しました。
2020.12.18 16:55
広島県内で感染拡大が続いている新型コロナウイルスです。18日、広島市は、市内の接待を伴う飲食店で新たなクラスターが発生したとして店名を公表しました。 広島市は、18日、57人の感染確認と、接待を伴う飲食店でのクラスター発生を発表しました。 クラスターが発生したのは、広島市中区にある「MAYA(マヤ)」で、これまでに従業員と来店者合わせて13人が感染しているということです。 市によりますと、「MAYA」では、換気やマスクでの接客など感染防止対策をとっていましたが、従業員が控え室で着替えや化粧などをする際に感染が広がった可能性があるとみています。 「お店を利用される方も自身を守るために飲食店の(名簿作成などの)取り組み申し出に協力いただきたい。」(広島市 健康福祉局 阪谷幸春保健医療担当局長) 市は、今月5日から8日までの間に来店した客およそ60人と連絡が取れないとして、店名を公表し、該当する来店者はコールセンターに電話するよう呼びかけています。 (24時間対応)082-241-4566 ◇ ◇ ◇ 一方、医療機関でも感染確認が続いています。広島赤十字・原爆病院は、これまでに医師を含む職員3人と外来患者1人の感染が確認されたと公表しました。 病院では、外来患者は全て把握していて、順次、PCR検査を進めるとしていて、行政の指示に従って適切に対応し、現時点では通常診療を継続するとしています。
2020.12.18 16:48
来年の夏に延期された東京オリンピックを盛り上げようと、全国で行われている聖火の巡回展示が18日、広島県内でも始まりました。 初日の会場となった安芸高田市にある道の駅には、聖火を灯した高さ30センチの真ちゅう製のランタンが運び込まれ、展示台の上にしっかりと固定されました。 午前10時に公開されると、一目見ようと駆け付けた人が聖火と一緒に写真に納まっていました。 「楽しみに待っていました。」 ― 聖火を見て? 「もう少し大きいと思っていたが、案外小さいと思った。感動しました。ぜひとも開かれることを祈っています。」(見に来た人) 会場の外では、東京オリンピックのオフィシャルスポンサーがブースを設置していて、地元の女子ホッケーチーム『コカ・コーラレッドスパークス』の選手が、写真撮影に協力していました。 聖火は、あす19日は三次市で展示されるほか、来週は呉市と福山市でも予定されています。
2020.12.18 16:48
ことしも残すところ、10日余りです。広島・呉市では、正月の鏡もちやしめ飾りに彩りを添えるミカンが出荷されています。 出荷場に運びこまれているのは、「葉つきミカン」です。その量は、およそ12トン。呉市下蒲刈地区は、葉つきミカンの県内最大の産地で、およそ480年前から栽培が始まりました。 正月の飾り用にするため、葉を3枚以上残して出荷するので、機械を使った選別や箱詰めができず、すべて手作業です。 強い甘みとさわやかな香りが特徴で、食べてもおいしいということです。 「コロナでたいへんだと思いますが、正月の用の飾りとしてはもちろんですが、家でもおいしい葉ミカンを食べていただきたいと思います。」(JA呉 折手桂司郎さん) 葉つきミカンは、県内や関西方面など15の市場に出荷されます。
2020.12.18 15:20
広島市教育委員会は、来月、予定していた成人式を延期することを決めました。 広島市教育委員会は、来月11日に予定していた成人式について、新型コロナウイルスの急激な感染拡大で開催が難しいとして、来年5月2日に延期すると発表しました。 市内の各区を4つに分けて午前から午後にかけて時間を分散して開催するということです。 広島市は当初、感染が拡大して開催できなくなった場合はオンラインでの開催を計画していましたが、新成人から「オンラインではなく実際に晴れ着を着て集まりたい」という声が集まったことから延期を決めたとしています。 新成人の宣誓や市長の祝辞をオンラインで配信することも検討しているということです。 また、福山市も18日、ゴールデンウィーク期間中への延期を決めたと発表しました。 県内では、このほか、東広島市や尾道市、三次市など13の市と町が、すでに成人式の延期を発表しています。
2020.12.18 15:17
広島県内では、18日、呉市で新たに2人、広島市で57人が新型コロナに感染したと発表がありました。県内の感染者の累計は2079人となりました。 また、広島市は、中心部の接待を伴う飲食店「MAYA」でクラスターが発生したと発表。従業員11人と客2人の感染が確認されています。 12月5日・7日・8日に店を利用し、体調不良がある方は、広島市コールセンターに連絡してください。 (24時間対応)082-241-4566 広島県内(17日現在) ▽患者898人(過去最多)重症15人(過去最多タイ) 中等症30人(過去最多タイ) ▽医療機関病床数332床 入院210人 空床率36.7% ▽軽症者用ホテル210室 宿泊療養69人 空室率67.1% ▽その他619人
2020.12.18 14:49
広島県内では、複数の医療機関でクラスターが発生し、医療崩壊が懸念されているとして、18日、県医師会と広島市医師会が合同で緊急の記者会見を開きました。特に感染が急拡大している広島市について、「大規模災害に匹敵する緊急事態だ」と危機感を訴えています。 「もういても立ってもいられない状況で、ぜひ、県民のみなさまに現在の窮状をお伝えし、そして、あらためてご協力をお願いしたいということで、初めて広島県医師会と広島市医師会が合同記者会見を開くことになりました。」(広島県医師会 松村誠会長) 県医師会の松村会長は、今月に入って、県内の新型コロナウイルス感染者が急増していて、特に広島市では直近1週間の人口10万人当たりの感染者数が42.9人と東京都の28.4人のおよそ1.5倍に達していると指摘しました。 「これまで何があっても揺らぐことがなかった盤石の救急医療体制が、わずか2週間足らずで崩壊し始めています。今、病院は次々に診療を縮小し、手術を中止せざるを得ない状況にあります。救急患者の受け入れに余裕がある病院はほとんどないというのが実情です。」(広島市医師会 佐々木博会長) 広島市医師会の佐々木会長は、広島市民病院でクラスターが発生し、一部を除く救急搬送の受け入れや手術が中止されていることなどに触れ、医療崩壊への危機感を訴えました。 「市民のみなさん、現在、広島市はかつて経験したことのない事態にあります。まさしく大規模災害に匹敵する緊急事態です。」(広島市医師会 佐々木博会長) 佐々木会長は、広島市民に対し、▽可能な限り不要不急の外出を控えること、▽4月の緊急事態宣言が出たとき以上の厳しい行動制限、▽そして、体調が悪いと思う人はできるだけ昼間に電話して受診するように呼びかけました。
2020.12.18 11:47
広島県内では、17日、138人の新型コロナウイルス感染確認が発表されました。1日の発表としては過去最多です。 RCCの集計では、広島市で過去最多の94人、福山市で17人、初めて感染の確認された安芸太田町で1人など、12の市と町で合わせて138人の感染が発表されました。1日としては過去最多となり、感染者の累計は2000人を超えました。 クラスターが発生している福山市の寺岡記念病院では、新たに13人の感染が発表され、この病院の感染はあわせて50人となりました。福山市では、今後、退院患者や外来患者などおよそ600人を対象に調査を進めます。 17日は、広島市民病院でも感染者10人のクラスターの発生が発表されています。「医療崩壊が懸念される」として、県と広島市の医師会は18日午後、緊急会見を開き、県民にそうならないための対応を呼びかけます。 17日現在、県内の患者数は898人。重症・中等症の人数とともに過去最多の状態で、入院調整中となっている患者が数多くいる状況です。
2020.12.18 11:46
新型コロナの拡大に伴う広島県の集中対策で、広島市中心部の飲食店に酒の提供時間を午後7時までとする要請の期間が、17日、始まりました。 中区袋町にあるこちらの飲食店では、集中対策の実施が決まり、今月、入っていた予約はほとんどがキャンセルになったといいます。それでも、感染拡大を収束させるためと、県の要請を受け入れました。 「お酒の提供が7時までなので、こちらでラストオーダーになりますが、よろしいですか?」(店員) 午後7時になり、お酒の提供はストップ。営業時間も午後8時までとしています。 「お客様さま今からというときにオーダーストップがかかってしまいますから、それは心苦しいですけど。」(酒菜処「きっすい」代表 高木勇一さん) 県は要請に応じた飲食店には、一定の協力金を支給するとしていますが、年末年始に営業時間を短縮することは、売り上げでも大きな痛手になるといいます。 「(売り上げも)かなり厳しい状況にはおかれていますけど、新型コロナが本当に収まるのであれば、できる限りのところは協力したいと思っております。」(酒菜処「きっすい」代表 高木勇一さん) この飲食店では、感染対策を徹底し、テイクアウトメニューを充実させるなどして、難局を乗り切ろうとしています。 集中対策期間は、来年1月3日までです。