月別アーカイブ / 2016年04月

新国立競技場のコンペやり直し、聖火台を置く場所がなかった問題、五輪エンブレムの盗作疑惑。
そして、そこはかとなく漂っている「オープニングでアイドルが歌って、世界中に恥を撒き散らすんじゃね?」という圧倒的恐怖…

東京五輪は、このまま一直線にゲロスベリしてしまうのだろうか?
とにもかくにも運営はズタズタだ。
でも、だからといって、あげ足ばかりをとっていても何一つ解決に向かわない。


というわけで、『東京五輪、僕ならこうする!』を発表したいと思う。
そして、東京五輪が少しでも前向きに進むことを願う。



まずはエンブレム。

佐野研二郎さんのエンブレムは、盗作ウンヌンの前に、まずダサかった。
「盗作疑惑」と「ダサさ」の合わせ技一本で、なんとエンブレムの取り下げ。
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この悲惨な事故を懸命にシャレにしようと、
武蔵小金井のセブンイレブンが『おでんセール』のポップで特大ホームランを放った。
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…が、しかし、大会組織委員会から
「具の配置がエンブレムを容易に想起させるものと思われます」
という指摘を受け、こちらも取り下げることとなった。
世にいう『どの口が言うとんねん事変』である。


スッタモンダがありまして、このたび発表された新エンブレム候補は、佐野研二郎さんのエンブレムよりも素敵だけど、しいて言うなら、残念ながら、どれも「日本らしさ」と「東京らしさ」に欠けている。
揃いも揃って無難なデザインが残ってしまったが、まあ折衷案の限界だよね。
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しかし批判をするだけならサルでもできる。
批判をする以上は、代案を出すのが大人というものだ。

僕なら、どうするか?


…結論は、こう。

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東京の伝統工芸品「江戸漆器」をモチーフにした、和柄の蝶。
一つの胴体と四枚の羽根、合計5つのパーツ(五大陸)が協力しないと羽ばたけないよ、である。
チョウチョさんである。

オリンピックとパラリンピック、二匹の蝶を並べた時に、泥にまみれながらも大輪の花を咲かせる選手のような『蓮の花』になるように遊びを入れてみた。
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展開案は、こう
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次に新国立競技場。
こちらもまたパクリ疑惑で、ザハ・ハディドさんが隈研吾さんにブチギレている問題や、聖火台の場所がない問題など、ナンジャコンジャあったが、
デザイン云々の前に、建設費用が高い。
ウン千億とか何だとか。
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んでもって、こんなバカでかい競技場(8万人収容)を作ったところで、
五輪終了後に、これだけの客席を埋めるソフトが日本にはない。
年に一度の祭典、陸上日本選手権で2万人弱。
そのくせ維持費で、バカみたいにお金が使われる。
お金をかけて爆弾を作って、丁寧に爆弾を抱きかかえて自爆するという途方もないボケだ。
すごいぞニッポン。

僕ならどうするか?


…結論は、『新国立競技場なんて作らない』である。

しかし、オリンピックには、陸上レーンがある数万人規模の競技場がやはり必要だ。
というわけで、横浜にある『横浜国際総合競技場』を使う。
こちらは、ナント7万2327席だ。
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今にも、
「いやいや、それ、横浜じゃん!今回は東京五輪なんだって!」
という声が聞こえてきそうだが、大丈夫だ、問題ない。

『横浜国際総合競技場』は、2005年に『日産スタジアム』に名前が変わったのだ。
『日産』の本拠地が東京なのか、横浜なのか、判断できる外国人はいない。
ていうか、日本人でも、ほとんど知らない。
つまりバレないのだ。

それでも不安であれば、日産スタジアムの隣に、『ひよこ饅頭』の店を期間限定で出店すればいい。
なんと『ひよこ饅頭』の頭には、『東京銘菓』と書いてある。
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東京銘菓の饅頭屋の隣が横浜だとは誰も思わないだろう。
ちなみに、『東京銘菓・ひよこ饅頭』の発祥の地は福岡である。
アイツには故郷を簡単に裏切る身軽さがあるから、今回も必ず協力してくれるハズだ。
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次に開会式。

北京の開会式では中国4000年の歴史をブチ込まれて、ロンドンの開会式ではビートルズからエリザベス女王という銀河系軍団をブチ込まれて、さて、日本はどう戦うか。
日本の有名人なんて、1ミリも有名ではない。
芸能事務所がバカみたいに出しゃばって、日本のタレントを出そうもんなら大惨事だ。
それだけは絶対に防がなければならない。

日本が世界と戦えるのは、歴史でも、タレントでもない。
「技術」だ。
そして、これだけは僕ではなく、作家の高須光聖さんのアイデア。
僕は、高須さんのアイデアが一番良いと思う。

技術大国日本の職人さん(宮大工さんや、花火師さん、テクノロジスト…)が手を組んで、職人技術の粋を集めた『世界最大規模のピタゴラ装置』を作ってみてはどうか?
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途中途中で日本の文化をさらいながら(ねぶた祭りの【ねぶた】がゴーッと動いたり、「お相撲さんが3人たまったら、その重さでシーソーが上がる」など、しながら…)、大オチで聖火台に火が灯って大成功。
ここで日本の文化と技術をアピールしておかないと、2020年以降の日本は結構ヤバイ。



最後に、東京都観光ボランティアの制服。

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凄まじい破壊力だ。
笑わせにかかっているとしか思えない。
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とにかくスゲーぜ。
これを、このまま採用してしまうと、大変なことになる。
世界中から後ろ指をさされることは間違いない。

僕なら、この制服をどうするか?


…結論は、『そのまま採用して、舛添知事にキチンと反省させる』である。
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どうか東京五輪が上手くいきますように。










台湾から飛行機で約2時間、フィリピンの『ニノイ・アキノ国際空港』)に到着。
時計の針は17時を指していた。
読者の皆様にも分かるように言うと、17時というのは夕方の5時のことである。
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「こんな時間に入国しても観光できないじゃ~ん」なのだが、これにはワケがある。
これから向かう『バダッド』という村までは、マニラから電車やバスを乗り継いで、一晩かかってしまうのだ。
本日は完全なる「移動日」なのである。
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空港に着いて、すぐに両替。
フィリピンは『フィリピンペソ』である。
1フィリピンペソは約2円であった。
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(両替はココでできる。PNP=Philippines National Bank)

それにしても『ペソ』とは、ずいぶん力の抜けた響きじゃないか。
そもそも『ペソ』はスペインの言葉である。
フェリピンは長きに渡ってスペインの植民地(1565年-1898年)だったので、その時の名残だろう。
ちなみに、スペインのあとはアメリカ合衆国の植民地にもなっている(1898年-1946年)。
「植民地」と聞くと、悲しい響きだが、こういう国はいろんな文化が混ざっていて、突然驚くような景色が飛び込んでくるので、旅としては面白い。



さて、大移動である。

ニノイ・アキノ国際空港は、マニラ都心から約8㎞、マカティ都心から約5㎞という好立地であるのにも関わらず、空港連絡鉄道がない。
てなわけで、空港からはタクシー。

まずはLRTクバオ駅に向かう。
LRTというのは、「山手線」とか「京葉線」といった路線の名称なのだが、ややこしいことにクバオ駅には『LRTクバオ駅』と『MRTクバオ駅』がある。
向かうのは『LRTクバオ駅』である。
ここは注意しておきたい。
同じクバオ駅でも、LRTとMRTは、歩くとなかなかの距離だ。

ちなみに、山手線の東京駅と京葉線の東京駅も、歩くとかなりの距離だ。
これは、もともと京葉線の東京駅が、成田空港と東京を結ぶ予定であった『成田新幹線』の駅として作られたためらしい。
京葉線のホームは、山手線ホームから15分、総武・横須賀線ホームからだと、20分はかかる。
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ていうか、有楽町駅からのほうが近い。
この乗り換えにはウラ技があって、有楽町駅の有人改札で乗車券を見せて所定の用紙をもらえば、改札を出た扱いにならずに、有楽町駅から、京葉線の東京駅の乗り換えができるようになっている。
京葉線・東京駅は、有楽町駅から行くべし!



とにもかくにも、タクシーで、LRTクバオ駅である。

ここで、もう一つ注意しておきたいのが、その「タクシー」である。
フィリピンのタクシーは、とにかくボッタクリが凄まじい。
空港には、いろんなタクシーが停まっているが、値段交渉してくるタクシーは避けて、キチンとタクシーメーターを搭載しているタクシーに乗った方が安心だ。
メーター制のタクシーの初乗りは40ペソ(80円ぐらい)で、なんとなく1分間に3.5ペソずつ値段が上がっていくペース。
このタクシーは、空港一階の『到着フロア』ではなく、ターミナル3の3階『出発フロア』に停まっている。
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『クバオ駅』から、電車に乗り、『レガータ駅』へ。電車賃は13ペソだ(安い!)。
そして、『レガータ駅』から、フロリダ・バスターミナルまでは徒歩。
10分ほど歩くが、駅からバスターミナルまでは直線なので、道に迷うことはない。
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バスターミナルで、『バナウェ』行きのチケットを購入。
料金は530ペソ。
バスのデザインはピンクすぎて地獄にダサイ。
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バスの中も、やはりピンクすぎる。
外も中も、リバーシブルでダサイ。
フィリピンのデザイナーは食糧難で絶滅したらしい。
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『バナウェ』までは約370㎞。夜10時半に出て、到着は翌朝の6時半になる。
バスの中は冷房がガンガンに効いている(効きすぎている!)ので、鞄から上着を出しておいた方がいい。
ブランケットも用意してあるが、数に限りがある。
途中、何度か休憩ポイントがあるが、バスにはトイレが着いているので、トイレが近いお前らでも安心だ。
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バナウェから、目的地の『バダッド』という村まで、そこから、また移動。
昼過ぎに台湾を出て、到着が翌朝6時半。とにもかくにも果てしない移動だ。
冷房が効きすぎている(デブが温度調節しているに違いない!)夜行バスに揺られ、バダッドに想いを馳せる。
実は、このバダッドには『天国への階段』と呼ばれる、世界遺産『コルディーラ棚田群』がある。

棚田というのは、山の斜面に作られた、段々の田んぼのことで、日本の原風景でもある。

「そんなものを見る為に、わざわざ?」と、お前らは思われるかもしれないが、コルディーラ棚田は日本のそれとはスケールが違いすぎるのだ。
イフガオという農耕山岳民族が約2000年前から作り上げた棚田の高さは、なんと1500メートルもあるのだ。
東京タワー約5本分の高さである。

隣の席に座っていた顔面点数22点ぐらいのフィリピン人男性が
「コルディーラ棚田を全て伸ばすと20,000kmを越え、地球半周分の長さにもなるよ」
と教えてくれて、僕は「オー、グレイト!」と言いながら、
「棚田のどの部分を、どう伸ばしたことを言っているんだろう? 説明が足りないな。この人はアホなのかな?」
と思った。


ダサいバスは、バナウェに向かっている。












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最終地点トルコを目指し、アジア各国を巡る旅。

アジア諸国の物価は比較的安く、たとえばタクシー料金(初乗り)は、
東京だと730円だが、
韓国(ソウル)は314円、
中国(北京)は234円、
タイ(バンコク)だと120円だ。
バスや電車などはとくに格安で、国によっちゃ日本の1/10というところもある。

ちなみに、三流お笑いコンビ『イシバシハザマ』のハザマ君がアルバイトをしている東京・武蔵小山にある『Bar ラッシュ』は、ビール一杯が1100円(ビール代600円+チャージ料500円)という地獄的なボッタクリようだ。
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「Barラッシュ」
営業時間:[月~金・土・祝]20時~29時
定休日:毎週日曜日
電話番号:03-5702-8976
住所:品川区小山3-13-3 L&Cビル402(武蔵小山駅より徒歩3分)


公共の乗り物を使って国内を移動するだけなら、アジアは本当にお財布に優しいのだが、
とはいえ十数カ国を巡るわけで、バカにならないのが航空料金である。
しかし、この航空料金もルート次第でかなり節約できることを皆さんはご存知だろうか?

たとえば、ここ台湾から香港に飛ぶのと、台湾から中国本土に飛ぶのとでは、飛行距離は変わらないのだが、航空料金は大きく変わってくる。
「台湾」と「中国」と「香港」を巡るなら、「台湾→香港→中国」というルートで回った方が断然お得なのだ。


さて、台湾を散々堪能した私である。
お財布のことだけを考えたら、次は香港に飛んでも良いのだが、なんとなく「台湾」「香港」「中国」あたりは、景色が似ているのではないか?(拳法アチョ~的な感じ)と思ったので、「台湾とは大きく景色が変わって、かつ、台湾からの航空券が安い国」を探したところ、『フィリピン』が見つかった。
リア充とインパルス堤下がやたらと好む『セブ島』を擁するフィリピンである。
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台湾(桃園)からフィリピン(マニラ)までだと、フィリピンの航空会社「セブ・パシフィック」で、なんと往復16000円。
燃油サーチャージ+税も全て込みで。
ちなみに、「チャイナ・エアライン」だと3万円ほど。航空会社で随分値段が変わる。
こうして調べることで、かなり節約できるので、旅行費節約のコツは、とにもかくにも検索である。
小さな積み重ねが、最終的にバカにならない額になるので、一回の移動をくれぐれも甘く見ないように。

僕は日本のお笑い芸人史上初・デビュー前から売れているセレブ芸人なので、とにかくお金をかけて「チャイナ・エアライン」のファーストクラスでフィリピンに行くことにした。
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