全国高校駅伝2020女子で、突然コースを横切って女子選手を危うく轢きかけるプリウスが現れました。運転手警備員の静止を振り切ってコースを横断したプリウスの運転手が誰なのか?特定を試みました。
(動画)全国高校駅伝女子2020でプリウスが横切り妨害
全国高校駅伝2020女子の問題のシーンがこちらです。画面左から入ってきた白いプリウスがコースを横断し、駅伝選手が走っている右レーンを横切っています。

白いプリウスが横切るまさにその瞬間、女子選手も危うくぶつかりかけたのか迂回して白いプリウスを回避。白いプリウスはそのまま道路を横切って、画面右に消えていきます。
暴走プリウスが突っ込んだ、問題シーンの動画はこちらです。
問題の白プリウスは3車線あるレーンの一番左から右折していました。中央レーンを走る車とバスの合間にムリヤリ横入りしていますが、その時点でどう考えても危険運転です。
仮に駅伝ランナーがいなかったとしても、暴走プリウスと駅伝中継車の衝突事故を起こす可能性もありました。
別に撮影されたこちらの動画だと、時間は短いですが、運転手と立命館宇治のランナーが大きく映っていました。こちらの方が車の様子が分かりやすいと思います。
しかも問題の白プリウスが危険な横切り運転をしたのは、よりにもよって最終の5区。各高校の5区アンカーが懸命に順位争いをする中に突然突っ込んだのは、あまりにも悪いタイミングと言わざるを得ません。
(画像)全国高校駅伝妨害プリウスの運転手は誰?
動画に映っていた白プリウスの運転手は誰なのか?問題のシーンから検証してみます。白いプリウスは右ハンドルだったため、駅伝の中継カメラには運転手側の様子もしっかりと映っています。
全部で3車線の道路の一番左のレーンには警備員がいるものの、白いプリウスは警備員の静止を無視。一番左のレーンから一気に2車線分も突っ切っていきました。

白いプリウスに妨害された選手はプリウスの後ろ側に回り込み、衝突を回避。一方の白いプリウスは飛び出した後「やってしまった」とでも思ったのか、少しだけブレーキをかけています。
ですがブレーキをかけたのも、中継車2台の間にいるタイミング。もしそれで後ろのバスが急ブレーキをかけたりすれば、さらなるトラブルにもつながりかねません。一方の暴走プリウス、結局は「もう仕方がない」と言わんばかりに再加速。そのまま右の道路に消えていきました。
この時点での立命館宇治の順位は4位でしたが、駅伝終了時の最終順位は5位。このプリウスがアンカー選手を妨害した後、立命館宇治のアンカーは北九州市立に抜かれてしまいました。

(画像)全国高校駅伝女子妨害プリウスは30系乗り男性運転手
問題のシーンを見た人からは、白いプリウスが30系だと特定されています。
30系プリウスの運転席を、画像からさらに拡大しました。白いプリウスの運転手はマスクをしている男性ですね。年齢は30代~40代ぐらいでしょうか?意外と若い。また、助手席に誰が別の人が座っている様子はありません。
暴走プリウス、と言うとどうしても飯塚幸三のような暴走老人をイメージしてしまいますが、今回は違ったようです。

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全国高校駅伝でプリウスが妨害した場所は?
今回、暴走プリウスが立命館宇治のランナーを妨害した場所はツイッター情報によると「イオンモール五条過ぎて阪急高架下手前の交差点」だと言われています。

出典:全国高校駅伝
問題の動画を見ると、暴走プリウスが入っていったのは画面右奥にある青文字の看板の手前にある道ですね。
暴走プリウスが入っていった所は、歩道も途切れています。建物や駐車場に入っていったわけではなく、しっかりとした道路なはず。

場所を確認してみたところ、確定ではないものの暴走プリウスが入っていったらしき交差点が見つかりました。南北の西小路通り、東西の五条通りが交差している所の交差点かと思われます。
この交差点を道沿いに東に行くと、「SHIMANO」と書かれた青い文字の看板がありました。動画に映っていた青文字の看板は、この看板の可能性があります。
問題のプリウスが右折していった道路について、現地で観戦していた方の情報をお待ちしています。

プリウス妨害を受けた立命館 村松選手「申し訳ない」
問題の白プリウスに妨害されたのは、立命館宇治のアンカー 村松灯選手。5区を受け持っていた村松選手は完走後のインタビューでこう語っていました。
地元・京都の立命館宇治は、昨年の7位から5位に順位を上げた。ただ、1位でタスキを受けたアンカーの5区・村松灯(3年)は反省。「最初は少しオーバーペースになっても、と思っていた。中間点までは行けていたが、五条通りに入ったあたりから急にしんどくなった。順位を落として申し訳ない」と肩を落とした。
出典:スポニチ

村松選手も当初はペース良く走っていましたが、結果は5位。問題のシーンで突然入ってきた白プリウスは村松選手が間一髪で避けましたが、これが原因でペースも崩してしまったはずです。
暴走プリウスに妨害された村松灯さんは、2020年1月に行われた全国女子駅伝にも、京都チームの一人として出場。当時は妹の村松結さんとの姉妹リレーが話題になっていました。(動画2:48~)
当時は高校2年生だった村松灯さん。今年はコロナの影響で、例年8月に行われるはずの陸上大会も中止になっています。卒業間際にようやく開催された全国女子駅伝ではアンカーを任されもいます。気合も入っていたでしょうし、この大会のために入念に準備もしてきたはず。
村松選手もインタビューでは「五条通りに入ったあたりから急にしんどくなった」と語っていますが、白プリウスが突っ込んできた瞬間の村松選手はライバルの留学生たちに引き離されないよう、必死に耐えていた真っ最中です。
そんな中に突然飛び込んできた白プリウス。事故こそ避けられましたが、暴走プリウスが村松選手を邪魔したのは誰の目にも明らかです。全国高校駅伝にも3年連続で出場している注目選手ですが、高校最後の駅伝がこんな形で終わると、一体だれが想像したでしょうか。
村松選手はゴールする瞬間もこんなに苦しそうな表情をしています。問題の白プリウスが邪魔をしなければ立命館宇治の順位はどうなっていたのでしょうか。。。



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