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男子も世羅!女子とアベックV ムワンギ快走で5年ぶり史上最多10度目 全国高校駅伝

トップでゴールテープを切る、世羅のアンカー塩出=たけびしスタジアム京都(撮影・山口登)
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 「全国高校駅伝」(20日、たけびしスタジアム京都発着、男子=7区間)

 新型コロナウイルスの感染予防のため、無観客で開催された。男子は今大会で50度目の出場となる世羅が、5年ぶりで史上最多の10度目の優勝。先に行われた女子も5年ぶり2度目の優勝を飾り、2015年以来のアベック優勝となった。

 男子は前回優勝の仙台育英(宮城)、世羅(広島)、佐久長聖(長野)、洛南(京都)などが激戦を繰り広げた。

 1区は今年7月に5000メートルの高校記録を16年ぶりに更新した東農大二の石田洸介(3年)が単独走で引っぱったが、中盤で2位集団に吸収された。終盤で一騎打ちを制した九州学院(熊本)・鶴川正也(3年)が区間賞。2区までトップを守った。

 世羅は3区で20秒差の5位でタスキを受けたケニア出身の留学生、コスマス・ムワンギ(2年)が快走。1キロ足らずで4人を抜いて首位に立つと、独走態勢に入った。サムエル・ワンジル(仙台育英)が04年に記録した22分40秒を1秒更新する22分39秒で走り抜け、2位洛南に55秒差をつけてタスキを渡した。

 4区は新谷紘ノ介(3年)が両脇腹を押さえながら苦痛の表情を浮かべながら我慢の走り。2位と33秒に縮められながらも首位でリレー。5区石堂壮真(1年)、6区吉川響(2年)も2位グループとの30秒前後の差を守った。

 最終7区は塩出翔太(2年)が単独2位に浮上した仙台育英・白井勇佑(3年)に一時は11秒差まで詰められる猛追を受けながら、最後は突き放す。トラックに入って直線で右手を何度も突き上げて勝利を確信。両手を挙げて2位と13秒差をつけてゴールテープを切った。

 最終順位は1位・世羅、2位・仙台育英、3位・洛南、4位・倉敷、5位・佐久長聖、6位・九州学院、7位須磨学園、8位・大牟田

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