「元には戻せない」不具合……Windows 10アップデートにどう備えるか
2015年にリリースされ、現在多くの企業でクライアントPCのOSとして使用されている「Windows 10」は、従来のWindows OSと比して、インターフェースも仕様も大きく変わった。
だがそれゆえに、アップグレードの際、「アプリケーションが動作しなくなった」「ネットワークにつながらなくなった」「起動しない」といったトラブルがたびたび報告された。また、アップグレードは問題なく済ませたとしても、Windows 10は春と秋の年2回、アップデートがリリースされる。そのアップデートにおいても毎回、同様の不具合が報告されている状況だ。
仮に不具合が起こってしまった場合、アップデート前にOSを戻そうと思っても設定や環境によっては戻せない可能性もある。PCが正常に起動しなくなれば、ローカルに残していたデータにアクセスできなくなり、従業員の業務は完全にストップしてしまう。
データバックアップを行っていたとしても、新たなPCにWindowsを再インストールし、ネットワークなどを再設定し、アプリケーションをインストールして、データを戻して……と1日がかりの作業が必要になり、やはりその間業務は止まるだろう。
頻度は高くないがインパクトの大きいこのリスクに対して、どうにか保険はかけることができないだろうか?
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