1988年に当時の読売新聞社社長だった務臺光雄（むたい みつお）が読売ジャイアンツオーナーで読売新聞社社主の正力亨氏が来期も王貞治監督続投の考えを務臺になかなか伝えなかったことからフロントは王監督解任と解釈し「巨人軍は日本一にならなくてはならない」と日本一になれなかった理由で王監督を解任しました。 務臺は3年連続V逸等を理由に１９８０年に長嶋茂雄監督も解任した人物で、長嶋・王両監督の後任に自分のお気に入りの藤田元司氏を巨人の監督にしました。 務臺が１９９１年に死去したので、長嶋氏は翌年の秋に監督に復帰できましたが、王氏は巨人の監督に復帰することなくホークスの監督となり万年Bクラスのチームを５年で日本一にしました。