女子高生の家に侵入した男、犯行は母親のすぐそばで行われていた。

女子高生の自宅の鍵を盗み侵入

住宅に侵入し、女子高生の制服や下着などを盗んだ疑いで11月10日に逮捕された木村健容疑者(27)。

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犯行は、あろうことか家に女子高生の母親がいる中で堂々と行われていた。

一体どのように住宅に侵入したのか。

事件は2020年8月東京都町田市で起きた。
被害を受けた女子高生が、木村容疑者に狙われたきっかけはカラオケ店の店内だった。

木村容疑者は女子高生のカバンからパスケースを盗み、その中には住所が記された学生証と自宅の鍵が入っていた。

木村容疑者は、女子高生が帰る前に先回りをして家に直行、そして盗んだ鍵で玄関から堂々と侵入

実はこのとき、家の1階のリビングには女子高生の母親がいた。

容疑者に気づいたが息を潜めた

木村容疑者は、玄関から廊下を通り2階へ上がる階段に向かった。母親は、何者かが侵入していることに気がついた。

木村容疑者との間にはリビングの扉1枚のみ。

まさに恐怖の時間。

母親は、リビングの扉を開かないようにし、息を潜めたという。

木村容疑者は、2階にある女子高生の部屋にまっすぐ向かうと、15分ほど物色し、下着や制服など12点を盗んだ疑いが持たれている。

そして、再び階段を降り母親のいる1階へ。この時、急ぐ様子もなく、堂々とした様子で歩いていたと言う。

他にも同様の犯行をほのめかしている

この大胆な犯行について警察は、木村容疑者は母親がいることに気がついていなかったのではないかとみている。

盗んだ制服などを神奈川県相模原市の自宅に持ち帰ったと供述している木村容疑者は「すべて自宅に持ち帰ってスマートフォンで撮影していた」と話しているという。

しかし、室内から制服などは見つかっていなく、木村容疑者は、盗んだものを撮影した後に捨てたとみられ、「いらなくなったから」という趣旨の供述をしているという。

木村容疑者は他にも同様の犯行をほのめかす供述をしていて、警察は余罪があるとみて捜査を進めている。


(「イット!」11月11日放送より)