当ブログへご訪問いただき、ありがとうございます。
この度、調布市役所の方に、当会についての問い合わせがきているという
お話を伺いました。「調布地域猫の会って何者?」的な。。
誤解されたり、不信感を持たれた方もいらっしゃるかもしれないと思い、
遅れ馳せながら、ここにお詫びとご説明をさせていただきます。m(__)m
今調布市は、ボランティアは登録制になっており、登録ボランティアが
活動する場合に地域猫と名乗れる?そうです。
私(代表)は以前(2002年)、調布市内で会を立ち上げ活動していたのですが、
現在は調布市外に住んでいるため、市の登録ボランティアではありません。
また、市と連携を図って活動を行っているわけでもありません。
(尚、調布市の市民活動支援センターにはそのまま登録継続しています。
ですので、そこからの相談は今でもたまに入ります。ちなみに、
支援センターの方は、登録要件に市民のしばりはないそうです。)
ただ、会の活動は相談件数は激減したものの、細々ですが継続しております。
(昨年末まで存在していた会のブログが消えてしまい、再生作業中でしたが…)
何より、これまで20年間、多くの里親様宅に猫を里子に出してきて(数百匹?)
その度に譲渡誓約書を「調布地域猫の会」として交わしてきています。
里子に出す際には、定期的な経過報告をお約束いただいておりますし、また、
いつでも猫のことで困ったことあれば相談を受ける、どうしても飼うことが
できなくなった特別な事情(誓約書では万が一の預かり先や終生飼養を当然
お約束いただいてますが・・)が、発生した際は、保健所に連れて行くなどは
絶対せず、ご相談のうえ、当会に戻してほしいとお願いしています。
里親様との継続的な信頼関係維持のため、以前譲り受けた会の人にいつでも
連絡すれば、相談に乗ってもらえる、という安心感を持っていただきたく、
会としての一貫性は保ちたいと考えてまいりました。
(また、後述しますように、会の名称には思い入れも強くありまして・・)
会の名称が誤解を招くもので、不信感を感じられた方もいらっしゃるかも
しれません。紛らわしくて申し訳ございません。お詫び申し上げます。m(__)m
(旧ブログは、プロフィールも当時のままにしておりますため、「調布市と
連携している」と書かれており、混乱させてしまっていたらすみません)。
現在は、
「調布市から始めた地域猫の推進活動を市内外問わず行っている会」
という意味になります。汗)
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≪以下、長いですが、経緯(長い長い言い訳)となります。m(__)m≫
当会は、2002年に調布市内で、猫のことでお困り、お悩みの方(市民や
法人等)の相談に乗り、地域猫を提案・推進することで、人と猫との共生を
図り、結果として殺処分される不幸な猫を減らす活動を目的に立ち上げた
ボランティアグループでした。
調布市役所と連携し、環境政策課に寄せられた猫に関する相談を、内容に
よっては、会の方に回して頂くようお願いをしてきました。
実際にボランティアが相談を受け対応することにより、機動的かつ実効的に
地域での猫の問題解決を図れる、ということを市に示し実績を築いていき
ました(相談対応した各地域での活動の実績を定期的にレポートにまとめて
市に提出するなど)。
そうした活動を3年間行う中で、代表を務めます私は、2005年に調布市の
推薦により、東京都動物愛護推進員として都から委嘱を受けました。
最初、友人と二人で始めた会ですが、最初の10年間は、かなり濃密に
活動していたと思います。定期的な勉強会を行ったり、市主催の環境フェア、
ボランティア祭りにブースを設けて出店する等々。そうした活動を通して、
一緒に活動して下さるメンバー様も増え、NPO法人化を現実的に考えていた
ところでした。
(※当時メンバーに加わって下さった皆様には、中途半端な形になってしまい、
多大なるご迷惑をおかけしたことと存じます。本当に申し訳ございません。
この場を借りてお詫びするものではないですが、深くお詫び申し上げます。)
しかし、その後、代表を務めます私がプライベートな事情による急激な
状況変化により、2012年に調布市外に転居することになりました。
その後現在まで、調布市役所経由の相談はなくなりましたが、調布市や
他市の方からのご相談を受ければ対応する感じで、そのまま会の看板は
下げずに、本当に細々とではありますが、活動は継続してまいりました。
(※私は調布にとても愛着があったので、諸事情により泣く泣く遠方の
方へ移り住みましたが、『いずれは戻る』とも思いもあり(夫と私の
双方の連れ子である高齢の猫達が寿命を全うするまでは戻れないと
思いつつも、いずれ戻るかもしれないから)、とりあえず名称は
そのままにしていました。m(__)m)
調布地域猫の会は、もともと、当初(調布市在住の時)から、調布市内に
限定せず、相談を受ければ、市外へもちょくちょく遠征し、地域を超えて
近隣の市区にも馳せ参じる活動をしていました。
そのため、「調布」という名称が「地域猫」という言葉につけているので
誤解を生じやすいですが、実際にその現場で地域猫活動を行うグループ
という意味で立ち上げたわけではありませんでした。
地域の中で現場を担う側としてではなく、あくまでも第三者として、
地域猫を推進、サポートをするための会として立ち上げたのです。
それで、そのまま看板を下げずに今日まで活動を継続しているわけです。
当会は、NPO法人、公益法人等、行政に申請し認可を取っている団体
ではなく、任意のグループです。名称は自由なものと考えていました。
(「大阪太郎」が、東京に住んでも構わないのと同じ感覚???)
そもそも、「~地域猫の会」というように、地域名に「地域猫の会」という
ワードをくっつけて、会の名称とするようになったのは、私が1999年に
早稲田大学構内及びその周辺地域にいる猫の問題解決のために立ち上げた、
「わせだ地域猫の会」、(後に「早稲田大学地域猫の会に改称」)が、
都内で最初だったと思います。猫のボランティアの会の名称に
「地域猫の会」という名称を使った第1号だったかと。
(※ちなみに私は社会人になってから仕事を辞めて再度大学に入り直し、その時に
学生数名と会を立ち上げました。半年後の新歓の際は名前だけの人も含め100人に。)
(※その頃、東京都で地域猫のモデル地域として新宿区内の一地域が選定され、また
他の市区でも既に先進的な「地域猫」の取り組みをされていた地域はありましたが、
「~地域猫の会」と名乗って活動していたわけではなかったかと)。
それまでも、ずっと以前から、動物の愛護活動を行っているボランティア
の方々や会は当然多数存在していました。その中でいち早く「地域猫」の
考え方を取り入れた活動を始めた地域の有志が誕生しました。先進的な
取り組みをしていた町会が東京都のモデル地域として選定されるなどして、
東京都としても、地域猫の考え方、手法に、飼い主のいない猫の問題の
解決を見出そうとしていました。
1999年は、『愛護』から『地域猫(人と猫との共生)』への転換期だった
と思います。「地域猫」の考え方(理念、方法)が、新聞やニュース等で
よく話題として取り上げられました。社会的な意味を持つ地域の問題
(環境問題)という視点から、野良猫を巡る問題を捉えようという動きです。
愛護ではなく、環境問題として捉えることで、猫の問題をそこの地域の
問題として取り組む(=好き嫌いの問題ではなく、地域で共有すべき課題)
活動が生まれました。そうした観点での取り組みは、エサやりをする人と、
糞尿等で迷惑をしている人などが対立するような現場では、とても効果が
ありました。猫好きな人にとっても、猫嫌いな人にとっても、ハッピーな
結果をもたらす効果があったからです。
住民同士のトラブルに巻き込まれて、結果、犠牲になるのは猫。
地域で猫を巡る住民間の対立や悩みがなくなれば、不幸な猫を減らせる、
そのような地域猫の考え方を知り、猫を救う一つの大きなヒントを得て、
猫のことで悩んでいた私が始めたのが、私の地域猫活動の始まりです。
1999年に「わせだ地域猫の会」を立ち上げ(大学構内外の猫を巡る問題
を解決するために行った活動についてはまた別の機会に紹介させて下さい)、
2002年には、地元だった調布市内で「調布地域猫の会」を立ち上げました。
大学の敷地内外に生息する猫を巡る問題に取り組み始めたのと、同じ頃、
調布市内のある商店街で、猫を巡るトラブルが発生したことをきっかけに、
(その時に保護した猫2匹はその後20年近く私の飼い猫に)、地元調布
でも地域猫活動を開始することとなりました(いずれご紹介させてください)。
そして、、、
2002年に、地域猫活動の当事者ではなく、第三者として、間に立つ役目
(交渉、提案、助言、お手伝い)を担うべく、地域猫の推進活動を行って
いくという意味で、「調布地域猫の会」を立ち上げました。
(地域猫は、当事者だと、住民同士(あるいは対会社、対お店等)1対1で
向き合わなければならず、状況が悪いと精神的にきついものがあります。
第三者に介入してもらうと精神的に楽になりますし、第三者の立場だと
交渉もしやすく、対立する住民間の双方の怒りや不安も鎮めやすいのです)。
東京都でも、いくつかのモデル地域での実践により、地域猫活動(飼い主
のいない猫の対策)の効果に着目し、東京の野良猫の問題に対する施策
として推奨するようになりました。
その頃から(都のお墨付きを得て)、会の名称に「地域猫」という言葉を
地域名にくっつけて名づける会が増えていきました
(地域の環境問題として取り組むほうが、愛護を前面に出すより、地域での
理解を得られやすいことが分かったから)。
今でこそ、地域名に「地域猫の会」をつけた「~地域猫の会」というのは、
各地域に広まってきてはいますが、私が1999年に「わせだ地域猫の会」
を立ち上げた時までは、なかった名前のつけ方でした。
「地域猫」というワード(理念)が出てきたばかりの頃で、その単語を
勝手に会の名前に取り入れたわけです。
「単なる愛護ではないんだ、環境問題なんだ、地域の問題なんだ」と
言えば、無関心の人にも、猫嫌いの人にも、自分達の問題として
捉えてもらえると思ったからです。
このような経緯(思い)で会の名称に「地域猫」をつけました。そして、
地域猫活動の広がりとともに、「地域猫の会」という会の名称としても、
広がりを見せていきました。
(すなわち、そもそも名前の付け方にしばりなどなかったということを
言い訳としてお伝えしたく、くどくど書いております。m(__)m)
当会の名称の誕生からおよそ20年。「地域猫」という理念がボランティア
の活動に導入されるようになってからも20年。現在(20歳の地域猫の死)
までには、地域猫の歴史が刻み込まれていると感じます。
(行政に登録して初めて「地域猫」だと名乗れるという制度は、行政が
「地域猫」を認定するという意味の地域猫実践グループの話だと思いますが。
適当にエサやりをし片付けもせず、地域に迷惑をかけておきながら、
「この猫は地域猫ですよ」なんて言うのは、≪地域の迷惑≫ということも
よく問題とされたからだと思います。)
当初、「地域猫」という言葉が、新聞等で世相を象徴する新しいワード
として、取り上げられるようになったばかりの頃。
私は、NPO法人ねこだすけさんに、地域猫の理念や住民への周知の仕方等、
沢山の事を教わりました。また、地域猫発祥の地の横浜市磯子区に現場を
見せてもらいに行ったり、提案者の横浜市役所の職員の方に話を伺うなど
して学びました。
そうして、地域猫の考えを会の名に入れて作った会ですが、初めは
「調布地域(の)猫の会」というように、「猫の会」の頭に「調布地域」
がくっついた名称のように呼ばれることが多かったです。
調布地域が省略され、「猫の会さん」という感じで。「猫の会」ではなく、
調布が頭についているだけで、「地域猫の会」なのだと、よく役所や
市民の方などに説明していました。そして、「地域猫とは~何か?」とか、
「なぜ地域猫なのか」等、調布市内でよく勉強会や相談会を開いては、よく
地域猫についての説明をしていました。
今となっては、「調布地域猫の会」と、20年以上名乗り、地域猫の
推進活動(猫の事で相談を受けては、解決への提案や助言、猫の保護、
その地域での猫のTNRのお手伝い等)を続けてきたので、
「調布地域猫の会」は、活動上の自分たちの名前(芸名のようなもの)
となっており、会の名称そのものが、すでに固有名詞化しております。m(__)m
(「ラーメン食べ歩く会」とか、「仲良く歩こう会」などのように、
任意でつけている名称なのでよいかと思って・・・ ^^;)
旧ブログ(ヤフーブログ)には、これまでの活動記録がありましたが、
私のミス(怠慢)により、ブログサービス終了のお知らせに気づかず、
ある日突然(昨年末)消えてしまったのです。他のブログへの移行可能
期間中に気づけば、移行作業もスムーズだったのですが、、、(-_-;)
数か月程前より、手動でブログ再生作業を行っている最中でした。
(私も、他の者もウェブのこういうのは苦手でして・・)
そのブログ再生作業を始めたばかりで、、少しさぼっていたところ、、
今回のタヌキちゃんの事件が起きました。
今回のタヌキちゃんの惨殺に大きなショックを受けた地元ボランティア
の方々はオフラインの方ばかり。私達もよく知っていた猫でした。
悲しみや怒りなどで一杯な状態で数日過ぎた後、事件として捜査されて
いないのでは?どうしよう・・ということになりました。
もともと、私達も関わってきた猫(夫が10年前まで10年程、そこで
地域猫活動をしていた。遠方に転居後もたまに会いに来ていた。
近々に保護して里親になる予定だった猫)が殺されたわけです。
今回のことは、当事者の一人としても、許せない気持ちで、このまま
犯人を野放しにはできない思いは当然ありました。
また、実際にタヌちゃんを長年お世話されてきた地元(大沢周辺)の
ボランティアの方から、私共に声をあげてほしいと頼まれたこと
もあり、その方々の要請にも応えるべく、このブログの場を借り、
ここに情報発信をする役目を担った次第です。<(_ _)>
上記のように、会としてこれまでの20年間の活動の実績とつながりを
保つため、会の名称はそのまま、ささやかに活動を続けておりまして、
このような紛らわしい会の名称となっております。m(__)m
この場をお借りして、お詫びをさせていただきますとともに、
ご理解賜りますことを切に願います。
そんな会でありますが、、、
どうぞ宜しくお願い致します。m(__)m
***************************
≪2020.11.29追記≫
1、上記、
「当初、「地域猫」という言葉が、新聞等で世相を象徴する
新しいワードとして、取り上げられるようになったばかりの頃」
の下に4行追加しました。
2、上記、
「地元(大沢周辺)のボランティアの方から、私共に声をあげて
ほしいと頼まれたこともあり、その方々の要請にも応えるべく」
・下線部「大沢」を追加。
・「その方々の代弁者となるべく」としていた所を、
「地元の方々の要請に応えるべく」に修正しました。
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最終更新日 : 2020-12-08
Re: 美樹子 様へ
ご丁寧にご返信をいただき、ありがとうございます。昨日は月命日でした。早いものですね。
タヌちゃんはつい一ヶ月前まではあの場所で元気に過ごしていたのに。
今はウソのようです。
早く犯人を捕まえてほしい一心で過ごしてまいりました。
新しい毛皮に着替えて、今度はもっと楽な幸せな猫生を送ってほしいです。
でも、天国の方が居心地いいかな。
年をとっても病気もせず、大人しくて、いつも元気に同じ場所から喜んで
出て来てくれて、いい子過ぎて、、、
危険が迫っている事に気づかず、本当にうかつでした。
美樹子様のお気遣いに感謝致します。m(__)m
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