愛知の重症者用病床使用率、初の5割超 重症者最多37人
2020年12月18日 05時00分 (12月18日 05時01分更新)
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愛知県は十七日、新たに十歳未満〜九十代の二百三十八人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。重症の入院患者は二人増え、過去最多の三十七人。重症者用の病床使用率が52・9%となり、初めて五割を超えた。
感染して入院中だった常滑市の七十代男性ら高齢者二人が死亡し、県内の死者は百五十二人となった。高齢者の一人は、遺族の意向で性別や居住地は非公表。
名古屋市内の新規感染者は百三人。三十代の女性は八月に感染して回復した後、再陽性が判明した。
クラスター(感染者集団)関連では、名古屋市内の二つの高齢者施設で利用者と職員計四人が感染。市内の保育施設では、三十代の男性職員の感染が新たに分かった。市内の病院には少なくとも百六十二人が入院しており、すぐに利用できる二百四床の約八割が埋まっている。一宮市の事業所のクラスターでは、五十代の女性社員が感染。既に感染が確認されている別の社員二人の家族計五人も感染した。豊田市では、市消防本部の三十代男性職員の感染が確認された。
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