岩手県は無料通信アプリLINEを使った新型コロナウイルス対策についての意識調査を実施した。
その結果、マスクや手洗いの意識が高い一方で、換気の意識は低いことが分かった。
この調査は岩手県が12月4日から7日までの間、LINEの公式アカウントを通じて実施したもので、2万6千人あまりから回答を得た。
それによると、新型コロナウイルスの感染対策について、マスクの着用は100パーセント、手洗いや消毒は99パーセントと、ほとんどの人が実施していると答えた。
しかし、手洗いで爪や指の間まで洗っているとした人は57パーセントで、残りは時間が短いなど不十分な傾向も見られた。
また、部屋の換気については、35パーセントの人が「全く行っていない」、または「1日に1回」と頻度が十分ではない事が分かった。
さらに「湿度の調整はしていない」と答えた人が45パーセントと、意識が低い傾向となっている。
このほか「一緒に暮らす人と物を使い分けている」人の割合は20%と低くなっている。
一方、「飲食店での飲食」について、23%の人が「全くしていない」と答えたほか、63%の人が「前の年に比べ半分以上回数が減った」と答えている。
県では今後も調査を続けるとともに「意識が低かった」項目について対策を強化するという。