荒海謙一、見崎浩一
県と郡山市は15日、福島赤十字病院(福島市)の入院患者2人を含む17人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。同病院は接触があった女性看護師2人の感染も明らかにし、「院内感染の可能性がある」として救急診療や外来診療の休止を決めた。県内感染者は計639人。
同病院などによると、感染患者は新型コロナとは別の疾患で9日に入院した福島市の80代と50代の男性で、初日に同室だったという。ほかに接触した可能性がある看護師40人を自宅待機とし、15日から救急診療、16日から外来診療を休止。医師らを含めてPCR検査をしている。
県が公表した感染者の中には、別の県内医療機関に入院している南相馬市の40代男性もおり、この医療機関では40人あまりがPCR検査を受けたという。ただ、県は同意が得られていないとして、機関名を明らかにしていない。
郡山市で感染が判明したのは、10代未満から50代の男女7人。うち6人は、5日に市内であったホームパーティーに参加していた。13日に感染が判明した20代男性も参加しており、市は濃厚接触者を調べていた。もう1人の感染者は20代男性の別居家族だった。
市によると、パーティーは2時間ほどで、知り合いの2家族(3人と2人)と男性2人が参加。酒は飲んでいないが、飲食時はマスクを外していたという。市は参加した7人全員が感染したクラスター(感染者集団)と認定した。(荒海謙一、見崎浩一)
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