ふと、懐かしい匂いが僕の鼻孔をくすぐった。自らを主張するのではなく、寧ろ自らを相手の内に溶け込ませるような、そんな匂い。
店内の道具を片付けている際にその匂いを嗅ぐと、僕はどうにも匂いの正体が気になって仕方が無くなってしまった。結局、その犯人を見付けるべく、今し方整理したばかりの道具群を慌ただしくかき分ける羽目になるのだった。
道具を掘り返しながら、あちらこちらに右往左往する事暫く。漸く見付け出した犯人は、掌に納まる程の小瓶だった。どうやら他の物に挟まれて罅が入り、匂いが外に染み出したようだ。
僕は謎が解けてすっきりした気分でその小瓶を手に取ると、余りにも動かしすぎた身体を休める為に一先ず番台に腰を下ろした。まぁ、この後の片付け作業を行う事から目を逸らしたかった、という理由も多分にあるのだが。
フムン。それにしても、僕は先程この匂いを『懐かしい』と称したのだが、一体何故そう感じたのか。気になった僕は、記憶の糸を一つ一つ手繰って行く事にする。確かに僕は以前この匂いを嗅いだ事があるのだろう。果たしてそれはいつ、どのような場所でだったのかを見つける為に。
椅子に座り瓶を握りしめたまま双眸を閉じ、僕は意識を自らの内へと深く深く沈めていく。そしてその意識の海を、僕は手にした匂いの糸を頼りに泳ぎだした。目当ての記憶が隠れている場所を目指して。
海の深度が増すにつれて徐々に軽くなる身体を感じつつ、僕の両腕は糸を手繰り続ける。糸の先へと進むに応じて周りは暗く、静かになっていく。
暫くすると、か細い糸しか頼るものがない世界で、僕の視界が確かな終点を見つけ出した。糸の先端が小さな輝きと繋がっているのを。
ここまで来ればもう判った、この糸が何処に続いているのかが。やがて僕の知覚は現と夢との境界が渾然一体となり、かつて歩いたあの道を進む僕を見つけ出した。
そう、それは昔の話。僕の修業時代の事。あの店へと繋がった道を歩いた結果の話だ。
◆ ◆ ◆
僕は一人、夕暮れの砂利道を歩く。この先に待つのは、僕を一段階成長させる切っ掛けとなるものだ。
自らの内に潜む、変革を恐れ怠惰という海に浸かろうとする自分。それを一蹴し、ひたすら足を進め続ける。僕だって生き物だ。未知のものに対する恐怖は確かにある。しかしそれを乗り越える強さを持っているからこそ、人という生き物は今日に至る栄光を勝ち取ってきたのだ。
それに僕はこの日に備え、十二分に知識という自らを護る鎧を磨き続けてきた。この自慢の鎧は、あらゆる不測の事態から僕を護ってくれるに違いない。
そんな事を考えていると、僕はいつの間にか目的地へと辿り着いていた。そう、僕を一つ上の人間にしてくれる場所。遊郭へと。
遊郭、と一口に言ってもここには様々な店が存在する。
傾きつつある日の光を浴びた表通りを占める、一見そのような店にはまるで見えない華やかなもの。夕闇に霞む裏通りに構える、見るからに怪しげなもの。
僕はそれらの店に横目で探りを入れつつ、表面上はいかにも通りすがりです、といった風を装い続ける。この様な場所に来ているのだから、今更何を馬鹿な真似をと思われるかもしれない。しかし、今の僕には店をまじまじと眺めるなんて真似は、何故だか出来なかったのだ。
顔の向きだけは道の先に向けたまま、ちらちらと横を眺め続けながら歩いていると、いつの間にか僕は通りの終点にまで辿り着こうとしていた。全く、僕は何をやっているのだろう。自分の行いに呆れつつ、そもそも僕はこんな所に来るのは本意ではなかったと間の抜けた自己弁護をしながら、僕は来た道を戻ろうと振り返る。
その柔らかな輝きが目に入ったのはその時だった。
花街通りの端に位置する、見るからに寂れた様子の店。その店の籠の中に彼女はいた。僕は、まるで吸い寄せられたかのようにそちらへと足を運ぶ。
店先に設けられた、まるで檻とも見間違うばかりの物々しい木柵。その柵を隔てて、僕は彼女を正面から見詰める。
西日を受けて艶やかに輝く金糸の髪。先程僕の目を引いたのはこの光だ。
そしてその柔和な黄金に彩られた顔立ちは、まるで良くできた芸術品のような印象さえ受ける。その表情に加えて、ここの通り独特の何処か超然とした、言ってしまえば世を捨て、儚んでいるような佇まい。それらが相まって、まるで今立っている場所が、日常とは切り離された異質な空間になってしまったかのような錯覚を憶えた。
僕が自分の立ち位置を確認しようと視線を下げ、再び上げたその瞬間、彼女の眼に僕の姿が映り込んでいた。
格子から覗くその鋭い視線。僕はまるで、心の臓腑を一瞬で射貫かれたかのような印象を受けた。あるいは糸に絡まった獲物の気分だろうか。何にせよ、僕の背筋にヒヤリとしたものが走ったのは確かだ。そして同時に、僕が纏った鎧など、この鋭さの前には何の意味も持たない事も理解出来た。
この街の女達は、皆この様な力を視線に秘めているのだろうか。だとしたら、先程歩いていた僕など彼女達には余程滑稽に映っていたに違いない。まるでかつて読んだ物語にあった、ドンキホーテという騎士のようじゃないか。
一人自らの痴態に縮こまる僕を余所に、目の前の彼女は冷ややかに僕を見詰め続けている。くそう、笑いたければ笑え。どうせ僕なんて、歯牙にもかける気はないんだろう。
が、身構える僕へと次に向けられたのは、先程の鋭さとは打って変わった、優しく包み込むような暖かな微笑みだった。その笑みを見て、思わず僕は身構えていた全身をそっと緩めてしまう。
するとその暖かさと共に、僕の鼻孔へと今まで嗅いだ事がないような匂いが侵入してきた。と言っても決して不快ではなく、それどころかずっと味わっていたいとさえ思える匂い。次第にそれは僕の中へと溶け込んでいき、僕の脳髄の反応さえも鈍らせていく気がした。
そしてその鈍った頭を抱える僕へと、彼女が格子の向こうからそっと手を伸ばす。今の僕は、最早その手を取る事しか考えられない状態へと陥っていた。いや、この場合舞い上がっているというのが正しいのだろうか? 何にせよ、正常な判断が出来ない現状にあるのは間違いがなかった。
しかし、元々この通り自体が非日常を楽しむ為につくられたものであるのだ。ならば、今更まともでいるという感覚を楽しんだ所で、一つも得な事はありはしないだろう。ここは、常日頃とは違う何かを楽しむべきなのだ。
そう自らを新たな鎧で包んだ僕は、意を決して彼女のその小さな掌へと、自分の手を重ねる。触れあった掌は暖かく、確かな実感を感じた。
気が付けば、僕は座敷の上で彼女と二人きりになっていた。正確に言えば座敷に引かれた布団の上に座った形で、だ。それも双方共に、肌襦袢一枚だけを羽織った状態で。
布団の傍らには丁寧に畳まれた衣服が置いてある事から、どうやら僕は自らこの格好になったのだろう。舞い上がった頭では良く思い出せないのだが。まぁ、これから行う事を覚えていないよりはずっと良い。
僕は小さく深呼吸をすると、改めて目の前に居る彼女を見詰める。
閉め切られた部屋の中で、蝋燭の明かりを受けて淡く輝く黄金色の髪。それとは対照的に、その顔はまるで象牙からそのまま掘り出されたかのように白い。しかし病的な白さという訳ではなく、寧ろ生命というものを拒絶するかのような孤高の白さだった。
そしてその象牙にはめ込まれた瞳。その色も髪と同じく、見るものを萎縮させるような金色を放っている。鼻筋も良く通っており、顎の線なども歪みは見られない。
何よりもその唇。微笑みを湛えたその小さな赤い唇は、とても上品でありながらも、何処か獲物を誘うような淫靡さを纏っている。今にも僕が飛びつくのを待っているのかのように。
それにしても、彼女は果たして幾つなのだろうか。揺らめく蝋燭の薄明かりの元では、その光の当たり具合によって彼女の印象を万華鏡のように変化させていく。光が当たれば、二十そこそこのまだあどけなささえ残る少女に。影を纏えば、三十路前の艶やかさというものの意味をよく知った女の表情へと。
体つきとは言えば、細身でありながら、必要な箇所にはしっかりと肉が乗っている。まるで何処かの美術品を思わせる様相だ。肌襦袢の上からは、乳頭が桃色に透けて見え、下腹部の叢が淡い金色に浮き出ている。しかし淫らさより先だって、何処か清廉さと神々しさを感じてしまうのが、まさしく美術品といった所だった。
こうして僕はつぶさに彼女を観察していた訳だが、これを繰り返したとて埒は開かない。僕は意を決して彼女へとその手を伸ばした。名も知らぬ女神へと。
彼女の方も焦らされるのは飽きていたのか、僕の手に素直に従いその薄布をするすると剥がされていく。
その身を守る衣を全て失った彼女の身体は、まさしく『美』そのものと言えるものだった。
僕は露わになった裸体を、それこそ頭の天辺からつま先まで眺め続ける。
象牙色の肌には、ほくろや染みの類などは一つとして存在しない。ウェストは緩やかにくびれ、腰は悩ましく膨らみ、両の手足はすらりと伸びている。それはさながら蜂か、蜘蛛のような認識を僕へと刻み込む。僕のような獲物を一刺しで仕留める、淫靡な捕食者。
そして何よりも僕の目を引いたのは、その胸。今まで女性の胸を見る機会は何度か有ったが、これ程美しい胸に出会った事はない。いや、率直に言ってしまおう。これ程美味しそうな胸に出会った事はないのだ。
彼女の乳房と来たら、まるで作りたての洋菓子のようだった。型崩れなどは全く無く、見事な半円を形成している。そしてその丘の頂点には、小粒の苺にも似た乳首がつんと立っている。
今にも甘い香りが漂ってきそうだが、僕の鼻孔を先程からくすぐっているのは、彼女と応対した時から変わりのないあの香りだ。それどころかその匂いはより一層強くなり、僕を二度とは戻れぬ桃源郷に誘っているようだ。
僕はその匂いも相まって激しい劣情を感覚し、思うがままにそのむっちりとした乳房を鷲掴みにする。
とても柔らかく、それでいて内側から押し返してくるような弾力。指の間に顔を覗かせた乳首に噛み付くと、桜色の肉粒はピンとした自己主張を始めた。
僕は暫く彼女の豊満な乳房を愉しむと、次の愉しみへと手を伸ばした。彼女のその下腹部へと。
獣じみた手荒さで、僕は彼女の太ももを押し開く。その柔らかな太ももに挟まれた秘貝は、乳首同様淡く色立ち、蝋燭の炎を受けてぬらぬらと光っている。
僕は秘められたその奥を蹂躙すべく、手始めに指を彼女の陰唇へと沿わす。
「んっ……!」
それに伴い、今まで無反応を装ってきた彼女がビクンと背を反らした。その反応を受けて、僕の中にある嗜虐心がいきり立つ。もっと、もっと彼女が乱れる様が見たいと。
僕は広げた股へと鼻先を突っ込むと、彼女の孔の中まで舌を使い責める。溢れ出る熱い蜜が僕の眼鏡を曇らせるが、それが一層僕を燃え上がらせた。
次に、指を一本、内側へと深く潜らせる。中の形状を確認すると、次は二本目。しかしこれは途中までしか入らなかった。けれども僕は構わず、内側で指を踊らせ続ける。
蕩けるような蜜が僕の指先を流れ、掌まで濡らしてくる。孔は止めどなく蜜を流し続け、そして彼女の嬌声も止む事はない。もう駄目だ。僕も我慢できそうにはない。
「もう、良いだろう?」
指でひとしきり玩弄した後、僕は寝たまま気もそぞろ、という具合の彼女の壺口に充血しきった自分をあてがう。そしてそのままゆっくりと、少しずつ捩り込んでいく。
僕を受け入れる彼女のそこは酷く窮屈で、まるで僕を拒むかのようだ。その事が更に僕の飢餓感を煽り、より強い力で僕を後押しする。
僕は勢いに任せて彼女の中に分け入ると、腰を使い始めた。
彼女の身体は柔らかく、まるで締め付けるような刺激が伴い、僕を強く発憤させる。
思わず、彼女の身体を僕は抱き寄せていた。彼女の肌触りは心地良く、興奮してきたのか色は先程までの白さから、仄かな桃色へと変化している。その桜色の指が僕の頬を撫でた時、得も言われぬ感覚が脳髄を走り、僕は一度目の絶頂を迎えた。
しかし僕の欲望はそれで止まる事を知らず、幾度も形を変えては彼女と交わい続ける。それは恐ろしいほどの快楽で、他の一切を考えられなくなるほどのものだった。辺りを漂う香りの正体なぞ、今の僕には全く意識の外になるほどに。
彼女の身体は内も外も、僕の精液と彼女の愛液とが混ざり合った何かで汚れ、美しい顔もまた例外ではなかった。いつしか髪は乱れ、彼女の顔を半ば覆うように流れている。その金糸の間から覗く赤い花びらが、僕の背徳感を扇情する。その花びらが不思議に歪んだかと思うと、彼女は僕を静かに横たえ、その上で激しく揺れ始めた。
散り乱れる、黄金の花。僕は堪らず、彼女を情欲の尽きる事無い槍先で貫き続ける。
「あっ……あぁっ……!」
彼女の唇が、言葉とも付かない声を上げる。僕はその唇が狂おしいほど愛おしく思え、思わず上体を持ち上げる。そしてその勢いのまま、彼女の口内を貪り尽くす。最早飢えた肉食獣と変わらないような、激しい勢いで。その接吻は、何処か血の味さえした気がした。
互いに一つの生き物と思えるほどに密着してから程なく、自身がかつて無い程きつく締め付けられるのを感じた。そしてそれからすぐ、僕と彼女は互いに果てた……。
互いに身を整えた後。部屋にはまだ例の匂いと、それよりも強い情事の匂いが漂っている。
僕は彼女と、恥ずべき事など何もないといった調子で向かい合っている。彼女の黄金色の瞳を見つめていると、何かが胸の内より込み上げてくるのを感じた。
「また、逢えるだろうか」
その込み上げるものに従い、思わず言ってしまってから、僕はしまったとその口を噤む。
彼女にとって、ここが唯一の世界なのだ。僕は言わば外の世界の住人。逢いたければ、僕自身が再びこの籠の中を訪れる他ない。彼女に望みを抱かせるなど、残酷な結末しか待ってはいないのだ。
しかしそんな僕の思惑とは裏腹に、彼女は会った時と同じような柔らかな笑みを浮かべ続ける。
「ええ、きっと会えますわ。貴方が望めば、きっと」
そう言いながら、彼女は僕の手へと何かを握らせる。それは掌に納まる程の小瓶で、中には何かの液体が収まっていた。これは一体……?
訝しげな表情を浮かべる僕を余所に、彼女は答える事をせず一人店先へと戻っていく。出会った時と同じ場所、檻の中へと。
宙ぶらりんの疑問を抱えつつも、それ以上離れていく彼女を追求する事は何故か出来なかった。先程吐いた望みへの負い目があったせいだろうか。
僕は暫く立ちすくんだ後、彼女の進んだ道に背を向けると、自らの世界、日常への道を歩み始めるのだった。
◆ ◆ ◆
うつらうつらと漂う意識。視界も定まらぬその海の中で、金色の何かが僕の目の前を横切った。
まさか彼女!? そう思い突然飛び起きた僕に、その金色の方も驚いたようだった。
「驚かせるなよ香霖! 折角私が店番の報酬を探していた所だったのに」
そこに居たのは、いつの間にか店へと上がり込んでいた馴染みの顔、霧雨魔理沙だった。どうやら店内の惨状を見て、これは好都合と色々と物色中だったようだ。
確かに店内は、普段奥の方へと仕舞い込んでいる道具さえ引っ張り出してある現状にある。彼女のようなものにとっては宝の山に見えるのかもしれない。どうせならば片付けを手伝ってくれれば、報酬としてそれらの内彼女の望むものを渡す事も吝かではない。だが、彼女に頼んだとてきっと無下にされる事は眼に見えているのだ。
「何だ魔理沙か……」
「何だとはまた随分な言いぐさだな。客に対してその物言いは失礼だぜ。それとも、私の顔なんて見たくもなかったとでも言うつもりか」
明らかに不満げな調子で言い返してくる魔理沙。あぁ、面倒な事態になったな。ここで下手に言葉を出すと、その後に返ってくるのは言葉では済まないかもしれないのだ。
僕は慎重に言葉を選びつつ、弁解を告げる。
「いや、なに。店を整理していたら懐かしいものを見付けてね。それを渡してくれた人に、また会ってみたいと考えていたというだけだ」
「あら、じゃあ会いたいと思ったのは私かしら」
魔理沙への返事に対して、どこからとも無く響いてくる第三者の声。事態を混乱させる事しか考えていないような声色のそれは、僕の真横から聞こえてきた。
積み重なった道具の上にいつの間にか陣取っている彼女こそ、この幻想郷という世界を見守る存在、八雲紫だ。そんな御大層な使命を背負った彼女が、わざわざこんな所に暇潰しに来る理由はいまいち想像が付かないのだが。その辺りの想像も付かないような言動が、賢者とも呼ばれる所以なのだろうか。
「いや……別に君でもないのだが」
ポツリと呟いた僕の言葉など知った事ではないようで、気付けば紫は魔理沙と何やら言い争いをしている。「お前は呼んでない出て行け」だの「じゃあ呼ばれてない貴女が先に出て行ったらどう?」だの、至極子供じみた言い争いだ。全く。一体何だって言うんだ。
これ以上余計なものなど見たくはないと、思わず眼を細めた僕の目の前で揺れる二つの金色。それはかつて僕の上で揺れていた彼女を連想させるようで、同時に僕に恐ろしい考えを抱かせる。
彼女は、僕が望めばまた逢えると言っていた。何もかもを包み込むのような不思議な笑顔で。
今になって考えれば、魔理沙が生まれたのはあの後暫くしてからの話だった。紫の事を知ったのも、僕が会いたいと望んだからだった。
まさか……な。それこそまさかの話だ。
僕は全ての雑念を振り切り、堅く目を閉じた。しかし、目を閉じようとも鼻を塞ぐ事などは出来はしない。この手に握りしめた例の匂いは、僕の必死な努力を嘲笑うかのように、僕の内部をくすぐり続けた。
いや、違うか・・・
にしても、相手役が紫にしか見えません。原作の苦手意識が元恋人に会ったそれになってしまう。
こういうのも好きだなぁ。面白かったです。