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CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!!
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ネチョ薄いです。
ふたなりです。
苦手な人は、回れ右で
これまでのクオリティは期待しないで下さい。
それでは、陽子一個分でもお楽しみください。
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CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!!
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――約束なんて覚えてないんでしょう?
と、紫はいつも言う。
「覚えてないのは仕方ないじゃない」
と、幽々子はいつも繰り返す。
風呂上がりの上気した体を夜の空気で冷しながら、しっとりと濡れた、桜を見ているような爽やかな髪をすいていた。夜の冥界は静かだ。虫の鳴き声一つない。今日は人払いをしている為に、物音一つしない。
「っ……」
自然と、ため息が出る。
ただし、その吐息に含まれる感情の多くは、僅かな緊張と、多くの期待であった。
そんな中、もう一人、人影があった。
「お待たせ」
「一時間ほどね、紫」
目の前に、ハイティーンに入る直前ほどの少女がいた。金の糸を編んだ金髪とあどけない幼さの残る顔には、慣れが半分と愛情が半分とが混じった笑みを浮かべている。初めて見る者がいるなぱは、肌襦袢の下に隱れている見事な肢体に目を奪われるであろう。
「ねぇ、紫。約束って何の事よ?」
幽々子が何度か聞いている事である。幽々子も人に真意を悟らせない動きをしている事が多くあるが、紫に限って言えばその比ではない。事実、外見が二度三度変わっている。体の成熟が終わりきる年齢が、現在の紫のマイブームであるらしい。
そんな紫の発言の一つに、この「約束を忘れている」というのがあった。
「おいしい食事作ってくれるって言ったでしょ?」
「それは今日やったじゃない。手作りで」
「天福庵のお饅頭」
「おとといあげた」
「宴会」
「顔を会わす度にしてるじゃない」
「新しい屏風のお代金は?」
「……忘れてた」
ホラ見なさい、と言わんばかりの顔を紫が作った。が、幽々子も慣れたものである。毎回、こんなやりとりをするのであった。そしてその後は、紫が決まって、言う。
「ホラ、幽々子。チュウしましょう」
コツンと、幽々子の額と紫の額がくっついた。
風呂上がりの上気した体温とシャンプーの臭いが混じってくる。外の世界の物である。、ただし、幽々子にしても、紫にしても、相手の臭いが気持ちいいのだから、この臭いの元が何処の何であるかというのは、詮ない事ではあった。
僅かに濡れる瞳が不満の表情を告げる。
「イヤだって言えないの、知ってるくせに」
それでも幽々子の、濡れた瞳の奥には熱い情熱があった。
鼻と鼻が擦れ合う。二十も半ばとなる外見を持った幽々子にしてみれば、今の若々しくも大人顔負けの肢体を持つ紫に迫られるというのは、アブノーマルな状況を与えていた。そしてそれが、幽々子の情欲をそそる。
二人が同じタイミングで瞳を閉じる。
唇にかかる吐息が緊張を誘った。
「ンッ」
数秒の沈黙が二人の心を満たしていく。
愛か情かまでは区別がつかない。ただただ、温かな理性と愛ある人の感情が伝わってくるのみであった。
舌は触れ合わない。
吟じられた詩を、詠まれた和歌短歌を、フルオーケストラを、そして、飲んだ極上酒の酒気が食道を遡ってくるのを、それぞれを堪能するが如く。
優しさのあるゆるやかなキスが、ただそれだというだけで、極上の芸術となっていた。
「はぁ」
一抹の寂しさが二人の胸によぎり、ため息として表出する。
紫の指が、幽々子の髪を梳き上げ、頬に触れ、顎を撫でる。
親愛とも、愛撫とも区別のつかない。
純愛と性欲の境界を歩くような撫で方であった。紫の指が進むごとに、幽々子の体が淫らに上気していく。何度も繰り返されてきたこの逢瀬が、その撫で方を、二人の饒舌な時間の始まりに変えた。
「アムッ」
紫がキスをしてきた。
今度は舌が伸びてきた。トントンと幽々子の前歯をノックしてご機嫌をうかがう。是非もない、と幽々子が受け入れると、子供が物をねだるような、貪るような激しいディープキスがやってきた。
「んン、ンッ、フゥゥン、ッン、ク」
右にいったかと思えば左に、上かと思えば下に。
強姦めいた激しさであったが、幽々子には、その中にある愛情がわかる。紫はこういう時、決して無理をしない。安心して身を委ねる事も出来たし、紫の激しさについていこうという気にもなれた。
プァ、と。
二人が一斉に吐息を吐きながら口を離した。ツゥゥッと糸を引いているのが、紫の激しさが目に見えるようで、嬉しい感情もあったし、気恥ずかしい感情もあった。
「幽々子とチューするの、おいしっ」
「ブ~」
良いながら幽々子が、両手で頬を隠す。頬が桜色に染まっているのが、幽々子自身にもわかっていた。
幽々子も、紫と体を重ねる関係になって長い。幽々子が責める時もあったし、こんな風に紫が攻める時もあった。だというのに、何度やっても、初恋の少女に似た反応をしてしまう。
「天子にも同じことしてるんでしょう?」
「あの子はあの子。あなたも、妖夢にはどうなのよ」
割り切った関係だと言えば、それまでである。
だが、愛情と性欲が必ずしも合致しないのと同じように、紫との肉体関係もまた、愛情を注ぐ相手が出来たからといって、止める事の出来る関係ではなかった。
妖夢には悪いとも思っている。
だが、紫と肌を重ねるというのは全く別の意味がある。
「ほら、幽々子。もう一回するわよ」
「ヴ~」
不満の声を、唇を重ねる事で封じられた。
すぐさま離れると、幽々子は照れ隠しも兼ねて一枚のコインを取り出した。古物的な価値は無い事は無いが、そこまで高価なものでも無い。そんなコインであった。
そのコインを紫が手に取って、式を張り付ける。
「どっちが良い? 表?」
「じゃあ裏」
幽々子が裏、紫が表を選択した。紫がコインをはじく。クルクルと空中で何度か回転すると、紫がそのコインを押さえるように隠しながら受け止めた。
コイントスの中身は――裏。
幽々子の勝利が確定した瞬間、幽々子の全身が新たな感覚に襲われる。数秒後、紫の式が完全発動し、幽々子の股間には彼女らの使い慣れた肉棒があった。
「じゃ、今日は幽々子ね」
言って、紫は肌襦袢を脱いだ。
その下からは、Eカップのバストと見事なプロポーションの取れた、トランジスタ・グラマーな女体があらわれた。到底、歳十四ほどには見えないのだが、このみずみずしい肢体が最高の味を持っている事を幽々子は知っている。
「いただきま~す」
可愛らしい笑みを浮かべて、紫が陰茎にキスをする。その途端、甘い電流が幽々子の体を駆けめぐる。
「ンふっ、ピクピクしてる」
紫の赤い舌が幽々子の裏筋を舐めるたびに、ゾクゾクとした快感が走る。
「幽々子の、熱い……」
ウットリと、紫の瞳に艶やかな熱が入る。
紫が嬉しそうな表情を作りながらアーンと口を開けて、肉棒をくわえた。上等なデザートを食べるような印象を与えていたのだが、今の幽々子には関係ない。紫の温かな体温を感じるだけであった。
「紫の口、あたったかい」
幽々子のも、ちょっと塩味してておいしい。
そんな事をふごふごとしながら言った。その後、紫は頭を動かし始めた。紫にしてみれば長い時間をかけて築き上げてきた関係のワンシーン。幽々子の弱点などというのは考えるまでも反応を探るまでもなく、体が自然と覚えていた。
「あッ、んぅぅ、紫……!!」
ザラザラとした舌の感覚が裏筋を撫で、敏感な亀頭が上顎や内頬を滑る。その蕩けるような快感に、幽々子は思わずうめき声を上げた。
「もっふぉ……感じへ……いいはほ」
唾液をぬりたくるように、紫が頭を上下に振って愛撫していく。唇から漏れる鈍い破裂音が、その激しさを物語っていた。幼さの残る紫の顔が淫売顔負けの淫らさを持っているギャップが、幽々子の性感を刺激していく。
そしてその幼い体に性の一切合切を仕込んでいく楽しみがあった。その独善的な愉悦を毎回感じるのだから、よほどなのであろう。キャバクラや風俗嬢にハマる男の気持ちも幽々子は幾分か理解していた。
そして紫のこの卑猥さを、幽々子――と、もう一人――だけが理解しているという独占が嬉しかった。
ただ今は、そんな事を実感しているだけの余裕はない。
「あぁあぁあぁ……ゆか……リ……!! 先っぽ……!! チロチロしないで……!!」
飴玉を転がすような激しい舌の運動に、幽々子がおとがいを反らして喘ぐ。
幽々子がM字に開脚する姿勢で、脚を踏ん張り、背を反らし、悲鳴のような矯正をあげていく。紫にはその様子を見るのが楽しい。腰がビクビクと跳ねて簡易的なイラマチオになっているが、幽々子が我が身を求めてきている事に喜びを感じている。
紫が再び激しい上下ストロークを始めると、幽々子の絶叫はなおも激しくなる。そのオクターブの高い艶かしい声が、紫のいたずら心を刺激した。
「キュ……ンっ……ゆか……り……!! 駄目……おチ○チ○舐めながら……おマ○コ……ぐちょぐちょ……しないでぇ……!!」
そんな言う事は聞いてやれない。
今も、幽々子の淫らな穴は充血し、淫らな液体でトロドスになっている。押せば愛蜜がしみ出てくる様子はスポンジのようでもあった。
「ふぁぁあぁぁ……!! ジ……Gスポ……ギュッて……しないで!! イっちゃ……イっちゃうからぁぁ」
「ほっち?」
男根は粘着質な先走り液を、女陰は熱い愛蜜をしとどに流して布団にシミを作ろうとしていた。ともに、絶頂が近づいている事を示す反応を紫に見せている。今、どんな爆発を見せるかわからない。
「どっちも……!! おチ○チ○……も……!! おマ○コも……!! どっちもなの……!!」
幽々子が悶えながら絶叫する。射精欲を我慢しているようであるが、快楽の時間を長くしようというようにも見えるし、より強い快楽を望んでいるようにも見える。
「だひて、だひて」
「紫……ちょっと……待っ……!! あぁぁぁぁぁ……!!」
幽々子が紫の頭を抑えて陰茎を喉にねじ込んでから、絶頂を始めた。
長い鉄砲水水のような濁流の後、陰茎が跳ねる毎に濃い精液がびゅくびゅくと噴出してくる。視界がホワイトアウトするほどの快感を感じながら、白濁した濁流を紫の喉元に叩きつけた。
全身を痛みに耐えるようにこわばらせた後、バタリと倒れた。
「んっ……んっ……」
蠱惑的な笑みを浮かべた紫は、幽々子のその熱い白濁液を咀嚼するようにこうないで転がし、渋苦い味を堪能してから何度かにわけて飲み干した。幼さの残る顔の、厚い唇の端から精液が一条、流れている姿が妙に卑猥であった。
幽々子が快感の後に訪れる甘い陶酔感の中を漂っていると、眼前に、境界を使って近づいてきた紫の顔があった。
「ホラ、幽々子」
紫が顔を伸ばして、額と額を、鼻と鼻をくっつけた。自分が相手の視界を占有している状況が、自分の視界を占有されている状況が、なんとも言えない閉塞感が二人の情愛を高めていた。
チュッ、と。
どちらからとも言わず、唇を重ねた。
幽々子が紫のキスを拒む事はない。
「ねぇ」
「わかってる」
幽々子と紫の二人がそんな会話をすると、紫は幽々子の下半身に戻っていった。
「じゃあ、幽々子のおチ○チ○、おっぱいマ○コに挿入しま~す」
と、どこかおどけながら紫が、正座して幽々子の安産型のヒップを乗せる。そのまま自分のEカップのバストを寄せて作った谷間を幽々子の亀頭にあてがった。そのまま幽々子の男根が紫の乳房に沈んでいく。
「ンっ……っ……」
張りのある乳房が亀頭と擦れ合い、もどかしい快感を味わっていた。幽々子の内腿に紫の乳房、柔らかな感触がダイレクトに伝わってくるのと同時に、ピョコンと男根が飛び出てきた。
粘着質の唾液が、紫の蠱惑的な唇から一条、ツツリと垂れてくる。
「ほら、幽々子。どう?」
「アッ……気持ち……イっ……」
吸い取りに――搾り取りに来る紫のフェラチオに比べれば、幾分もマシな状況である。甘い、時間をかければかけるほどに違う味わいの出てくる快感がそこにあった。
「んっ……紫のオッパイ、柔らかい」
紫が乳肉を中央に寄せて、紫の男根をしごいていく。アメジスト色の瞳が、上目づかいに幽々子を見る。ぬちゃぬちゃと淫らな音が時折、漏れ出てくる。ニチニチとした音が聞こえてくる中、二人の息づかいが荒くなっているのが聞こえてくる。
「もっと、味わいなさいよ?」
幽々子の恍惚としか表情に、紫は嬉しそうに目を細めた。少女離れした妖艶な魅力が、幽々子の官能を掌で転がしていた。
「っハァ……アァァ……紫ィ……」
「ホラ、おチ○チ○、熱くなってる」
口内の感触やしたの感触とは違い、張りのある柔らかな乳房が幽々子の男根を包み込んでいる。温かな乳房の体温が股間を刺激し、全身をわなわなと唸らせた。
「んっ……もう……」
既に一度、濃密な精液を出しているにも関わらず、二度目の射精をしそうな予感が近づいていた。幽々子は自らの意思か、はたまたは本能か。知らずの内に、紫の胴体に脚を絡め、紫の愛撫をより確かなものにしようとしていた。
「ん? 出すの? いいわよ。このまま出しちゃって」
心なしか、紫がユサユサと乳房の運動を早くしていく。幽々子はシーツを掴んで迫り来る射精感に耐えようとしていたが、限界はそう遠くない。その事を知っている紫の口角がつり上がる。
紫の方も、幽々子の限界が近い事を、何十何百と肌を重ねた回数から、あるいは、持ち前の思考能力から察していた。
「いいじゃない」
乳房の奥まで焼けつきそうな熱い男根を抱きしめ、桜色の乳首を勃起させながら自ら乳房をユサユサと動かして快感を与えていった。血管の浮いたグロテスクな男根であったが、紫の愛撫を受けてカウパー液を出している姿は、どことなく可愛らしいものであった。
「出して……出して……」
激しくなる紫の乳房の感触に、幽々子が歯を食いしばる。だが、潤滑材となった紫の唾液が幽々子の男根にすりこまれていく快感には抗いがたい。
「駄目……出る……また……出ちゃうぅぅ……!!」
シーツをかたく掴み、唇を噛みしめて耐えたものの、紫の愛撫は激しい。
「出……ェ……!!」
幽々子の喉が大きく呻いた後、幽々子の理性が決壊した。ピョコンと乳房の谷間から顔を覗かせた鈴口から白濁した液が飛び出し、幼さの残る紫の顔と乳房を白く穢していった。二度目の射精だというのに、一度目に勝るとも劣らない熱量と濃度があった。
「ンっ……おいし」
尿道部分に残った精子を吸い出し、乳房に乗った精子を指ですくって舐めていると、体を起こした幽々子が、ややも絶頂感で惚けた顔のまま顔を寄せていた。一度キスをした後、紫の顔についた精液を舐めとっていった。
紫の顔が綺麗になった後、紫が幽々子の首に手を回して大きく後ろに引っ張った。
(っ!?)
一瞬、幽々子の目が大きく見開かれたものの、状況としては、寝ころんだ紫に幽々子が覆い被さった状態となっている。
「ねぇ、どうせ……たりないんでしょう?」
幼さが残るくせに、大人顔負けの妖艶な笑みが幽々子を誘う。
僅かに濡れた琥珀の瞳が、やや大きめのEカップのバストと安産型のヒップを持ったトランジスタグラマーな肢体が、サワサワと亀頭を撫でてくる小さな手とムズ痒い快感が、……。
彼女が持つ全身が、幽々子の全身をよこせとねだっていた。
幽々子が生唾を飲み込む。血管がドクドクとうごめくほどに熱く滾り、ガマン汁がたれ落ちそうなほどに大きくプックリとした珠を作っている男根を抑えこねなど、もうできそうになかった。
「んっ」
幽々子の男根が紫の、無毛な女陰を割って、愛蜜でトロトロに充血した入り口にあてがった。
「ねぇ」
と、紫が口を開いた瞬間に、幽々子が腰を押し出した。
「んはぁぁぁぁぁ……熱くて……おっきいの……入ってくるぅ……」
ズブズブと侵入したその男根が、紫の膣内を貫いていく。
トロトロとした蜜の味が幽々子には快感となる。柳眉を悩ましげに歪めた紫の顔を見ている充足感で満たされるのを、幽々子はしっかと感じていた。隆起した膣襞の一つ一つが陰茎を抱きしめてくる。
全身を巨人に掴まれているような不思議な被支配感すらある。
「幽々子ぉ……動いてぇ……」
紫の甘えるような声に、幽々子は動いた。
癒着をし始めているのではないかという膣の締まりを引きちぎり、亀頭の先端を子宮口にまで押し込み、紫が出すオクターブの高い嬌声を聞きながら、腰の抽送運動を繰り返した。
「あぁ、すごい……もっと……!! 幽々子……もっと、激しく……!!」
カブリを振って、紫が嬌声に喘ぐ。
大きな紡錘形を持ったEカップの乳房は大きく揺れて、桜色の乳首が不思議な残像を作る。幽々子が汗の流れる紫の首筋を舐め上げながら、年若い少女の肉体に自らの精液を発射してやろうとしていた。
「紫の中、熱ゥい」
グチュグチュと、愛蜜のはじけるおとが部屋中に聞こえる。後は紫の嬌声と、幽々子の荒い息、布団の衣擦れ音、パツンパツンという肉と肉のぶつかる音、肌と肌が擦れ合う感触、……。
理性と本能、慈しみと自分勝手。
矛盾する行動が、矛盾する精神が、僅か一畳より一回り大きいだけの狭苦しい空間に満ちていた。
「幽々子……っ!! 良いのよ……もっと、貴方の勝手で動いて……!! わたしは、もっと……貴方を……感じ、て……たい……!!」
人間とは不思議なものである。
そんな事を言われれば言われるほど、相手がより気持ちよくなるように動いてやりたいというのが人情であった。
「ここ?」
「そ、そこ……!! Gスポ、なんてっ……ゴリゴリ……して……ンアァァァ」
紫の甲高い嬌声が幽々子の性感をも刺激する。
亀頭だけを攻められているに等しい幽々子にも刺激が強いものであった。が、肉感よりは紫の外見に似つかわしくない艶かしい痴態を見ている方が、幽々子は俄然興奮した。
瞼を伏せ、口をポカンと開けて鼻にかかった嬌声はもとより、丹精のとれた美少女が、自身の持つ僅か十数センチの陰茎に顔を歪めているのが、心地よかった。
幽々子の性欲がフツフツと沸騰をし始めた。
もうだめ。
我慢できない。
性欲は激しい劣情を生み始め、金髪の美少女に向かっ生臭い精液を吐き出し、マーキングをしてしまいたい独占欲があった。紫の脚を肩に担いで、体を「つ」の字に折り畳んでしまった。
「奥……に……ささる……ささってる……あぐぅぅぅ」
膝幽々子が紫の脚を抑えて固定してしまうと、後は抽送運動を繰り返し、そのまま精液を吐き出すだけであった。幽々子がゆっくりと動き出し、その律動運動にあわせてグチョリグチョリと甘い蜜音が聞こえる。
「紫ぃ……もうだめ、我慢できないの……紫の子宮に、ザーメン、出したいの」
悲痛な懇願であった。
精液を何度出しても飽き足らないこの魔性の女に精液を注いで何度目になるだろうか。だというのに、未だに、出しても出しても満たされない魅力が紫にはあった。
亀頭が大きく充血する。
陰茎の本体も膨張して尿道を塞ぎそうなまでになっている。
「幽々子、ちょうだい……!! 幽々子の……ザーメン……何度も……注いで……幽々子の……子供だって……生むからぁ!!」
こういうことを口に出す女が、紫という少女であった。
「ちょうだい……幽々子の……ザーメンで……子供……欲しいの……!! 何度でも生むから、その分、幽々子の熱いザーメン、中に注いで……!!」
紫の声も、もう幽々子には届かない。
胡蝶の夢などという言葉もあるが、既に幽々子の本心は此処には無い。
虚ろな瞳で、ただただ、肥えた雄豚が偽雌台に腰を打ちつけて性欲を解消してやろうかと言わんばかりの勢いで紫の足しを打ちつけていた。
紫の体を貫いている射精直前の陰茎は既に太く、長く、熱くなっている。幽々子の腰が一度打ちつけられる度に、紫の乳房が揺れ、発情汗が飛び散った。
「あひぃぃいいぃぃぃぃ!!」
紫の口から汚らしい嬌声まで出てくる。妖怪の賢者とまで崇められ、代々の阿礼乙女からも恐れられている紫が、煽情的に身をよじり、半狂乱状態になりながら幽々子の陰茎に心身をすがらせている。
幽々子が偽雌台に腰を打ちつけているというのであれば、紫はさしずめ 肉オナホールかといったところか。紫は残された理性と本能とを使って、膣の動きを操作していた。膣と襞を使って、抽送運動を繰り返す幽々子の陰茎を抱きしめ、舐め上げ、離れた瞬間に寂しさで全身を震わせた。
「紫……紫……紫ィィィィ……あぁぁぁぁぁ!! 出る……出る出る出る……!! 射精しちゃう!! 紫のおマ○コの中に……ビュルビュル……いっぱい……出しちゃうわよ……!!」
抽送運動と共に、甘い蜜音を塗りつぶすように、幽々子の声が響く。懇願とも通達とも区別のつかない発言であったが、紫には待ち望んだものであった。
「出ひて……幽々子の……ザーメン……わたしの……中に……出ひて……!!」
「出して上げる……!! 紫の中、わたしの精液で一杯になるまで、妊娠させてあげるからね……!!」
子宮口を強く叩き、子宮をこじ開けた瞬間、紫の膣が幽々子の陰茎を抱きしめた。
「あっ……!! ンゥゥゥあァァァ……!!」
陰茎から、熱い精液が流れ出て行く。数千数万数億ともなる精子が今、紫の体内に眠る卵細胞を目掛けて、射出されていった。
「あふゥゥゥをををんんんんっ!! んあっ……あァァァァァァァァ……!! 幽々子の……ビクビク跳ねて……出てる……!! 幽々子のザーメン、一杯、出てるぅ……」
全身をブルブルと快感で震えさせている合間にも、紫の本能は幽々子の精子を求め、陰茎を離さないでいた。最後の一滴、最後の一匹に至るまで、子宮の容量が許す限り受け入れようとしていた。
「幽々子……チュウ、してちょうだい」
瞬間、拒むはずが無いと、幽々子が身を乗り出してキスをした。
長いキスであった。
☆ ☆ ☆
情事を終えた二人が、同衾する。
「フフフ、あったかい……」
年若い紫の肉体は、幽々子よりも身長が低い。こういう情事の後は、決まって紫の体は抱き枕になるのが常であった。柳眉をしかめている紫であったが、存外、紫自身も幽々子の息遣いや体温が嫌いではなかった。
「ねぇ紫、貴方なんで冥界との境界直さないの?」
「だって幽々子、皆と宴会するの、好きでしょ?」
まあ好きだけど、と幽々子が観念した。
紫は何も言わないことが多い。幽々子の起こした異変――春雪異変の時もそうである。概ね悪いことにはなっていないので問題はないであろうと、幽々子はそう判断していた。
「幽々子、チュウしましょ」
「ハイハイ」
もう一度、顔を合わしてキスをした。
幽々子にしてみれば、紫の言葉に抗えない事実に釈然としない感情があったが、愛情が流れ込んでくる快感は何度味わっても楽しいものであった。
「じゃあおやすみ、紫」
「おやすみなさい、幽々子」
二人が就寝した。
紫が語っていないことの中に、キスのことがある。
西行妖封印の時に、生前の幽々子を使ったことは、紫と妖忌以外に知られていないことである。強いていうなれば、阿礼乙女であろうか。その時に、紫は幽々子と一つ、約束をしたのだ。
――チュウ嫌がったら、ぶっ殺してやるんだから。
本人は忘れていた。
腹も立った。
だがまあ、そこはお酒と情事で相殺してやろうというのが紫の友情であった。
(忘れていても、やってくれてるし、ね)
紫もそう思うと、そのまま、幽々子に続いて寝入った。
濃厚なゆかゆゆ、おかわりでお願いします!
ゆかゆゆは大好きなジャンルだけれど間に妖夢やモブ男を挟まないタイマンゆかゆゆ(笑)は驚くほど少なく、それが私のフラストレーションでした。しかし、この一作はそれを見事に解消してくれました。多謝!
濃厚なゆかゆゆ、次のコイントスは紫様に勝ってほしいです。
淫語まみれでなくとも、ポイントポイントをついてきてうっひょう。
さらにエロをください。
濃厚なゆかゆゆでした、ごちそうさまでした。
面白かったです。