「ねえ、最近身の回りでなにか変わったこととか、なかった?」
霊夢は神社の境内を掃く手を止めて、唐突にそう聞いた。
縁側に座っていた華扇は答えようとするより先に不思議に思う。霊夢が自分以外の者の生活について質問したがるのは珍しい。それこそ最近で一番変わったことだろう。しかもこんな曖昧な聞き方は初めてだった。そもそもなにも思い当たることがない。
「いいえ、特になにも変わったことはないわね。あなたこそなにかあったの?」
華扇に聞き返されて霊夢はややたじろいだ、もっと言えばどこか図星を突かれたような反応を見せたが、その理由は霊夢自身にもわかっていないようだった。
「なにも……いつも通りだと思う」
「じゃあどうしてそんなことを私に聞くの? もしかして、例の勘ってやつなのかしら」
博麗霊夢の勘は、特に幻想郷の異変に対してはとても鋭い。一度霊夢が解決に乗り出せば、頭を使わなくてもまるで千里眼のように異変の原因や犯人を見つけ出してしまうのだ。今度もまた、危機に通じる予兆を感じ取ったのか、あるいはそれはすでに始まっているというのだろうか。
しかし、やはり霊夢の言葉は曖昧なままだった。
「ねえ、あんたから見て、おかしなところは無い? 私はいつも通りの私?」
霊夢はそう言って華扇の前に腕を開いて自分の姿をもっとよく見てもらおうとする。こんな霊夢はいつも通りではないが、おかしいというべきかは分からなかった。
いったい何を改めて見ればいいというのだろう? だが一応、頭のリボンから靴の爪先までじっくり観察してやることにする。
博麗霊夢は、長く生きている華扇の目を通しても間違いなく、とても可愛い女の子である。整った顔立ちにはあどけなさと強さが静かに入り混じり、色白の肌には神秘的な儚さが感じられる。目の光は強く、見ただけで彼女が選ばれた特別な人間であることが説明抜きで理解できる。努力せず周囲を惹きつけ、愛される才能に満ち満ちた美少女だ。(まだ1×歳にしては胸は大きめだろうか? 将来的には華扇にも匹敵ような魅惑的な大人の体へと成長するかもしれない。こういうものは秘めた霊力の大きさが外見に表れ出ることが多い。)
この子は幻想郷の美を映す鏡なのだ。きっと先代以上の巫女になるだろう。華扇はそう思い深い満足を覚えた。
「安心なさい、霊夢は相変わらず霊夢よ」
だが結局、その日の霊夢は釈然としない様子のままだった。華扇は「気がついたことがあったら連絡するわ」と約束して夕方の博麗神社を去った。
鳥居をくぐる間際、もう一度だけ境内を振り返って霊夢を見た。霊夢は箒を片付けて神社の裏へと歩いていく。おそらく最近神社の裏に湧き出したという例の温泉へ浸かりにいくつもりだろう。一日の仕事を終えてリラックスできる嬉しさに、頭のリボンがるんるんと揺れている。
そんな霊夢の隣に、彼女より頭一つ分背の低い、黒い帽子をかぶって手足に青いコード状触手を巻きつけた妖怪少女が並んで歩いていた。触手は胸元にある閉じた目のような丸い器官から伸びているらしい。
華扇はこの少女を知っている。それは地霊殿に住むサトリ妖怪のお嬢様で、いつも姉を心配させている放浪癖の気まぐれ屋、古明地こいしだった。
こいしの触手の何本かはうねうねと蠢き、霊夢の手や髪、太もも、胸の周りに巻きついている。そのうちの一本は霊夢の赤いスカートを後ろからめくりあげ、横へずらしたパンティの隙間から神聖な巫女の割れ目を、深々と貫いていた。卑猥にぬめる粘液をまといながら、触手は霊夢の下半身をグジュリグジュリといやらしい音を立ててかき混ぜ……
「霊夢! 待って!」
呼び止める華扇の声に振り向いた霊夢は無表情だったが、夕日の中ではそれもどこかしら上気して見えた。
「何? どうかした?」
霊夢を襲っていた触手の動きがぴたりと停止した。
こいしの宝石のような冷たい瞳が霊夢の背後から華扇をじっと見つめ、その出方をうかがっている。やがて触手はゆっくりと霊夢の膣から引き抜かれ、てらてら濡れて光るハート型の先端を華扇に見せつけるかのように揺らした。引き抜かれる瞬間霊夢の体は軽くイッたらしい。触手のまとう粘液には、霊夢自身の興奮して垂らしたメス汁も多く含まれているに違いない。
「今思い出したのだけど、変わったことといえば、ここ何日か里で変な噂が流れてるわよ。たしか、空飛ぶ船を見たとかなんとか……」
「ああ、私も魔理沙から少し聞いたわね。気になってたのはそれだったのかも。今度詳しく調べてみようかな」
ボチュンッ♡♡♡
「ほお゛ぉ゛ぉっ♡♡」
勝ち誇るように、こいしの触手が再び霊夢の膣奥まで勢いよく潜り込み、ほんの一瞬陵辱から解放され休んでいた子宮を思い切り突き潰した。続けてさっきより激しさを増した蠢きで無抵抗なメス穴を混ぜ回し、機械のように容赦なくピストンする。
グチュ♡ブチュ♡ブヂュンッ♡グチュグチュグチュッ♡♡ボチュッ♡♡ボッチュ♡ボッチュン♡グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュンッ♡♡♡
「ハッ♡ハーッ♡はひぃぃ♡ひぃぃぃん♡♡」
こんな陵辱を一日中受け続けていたのだろう。霊夢は息絶え絶え、立ったままビクンビクンと何度も腰が跳ね、激しい絶頂に震える。歯を食いしばって快感の奔流に耐えようとする口元からは発情したメス犬のよだれが喉まで垂れている。
服の胸元が重く湿っているのは、霊夢自身の母乳がにじみ出ているである。あの触手に体の中をいじられて体質まで作り変えられたのだろうか。あるいはもしかすると、すでにこいしの……
「温泉ばかり入ってないで、巫女の仕事もちゃんとしなさいね」
「う、うるさいなあ。ちゃんとやってるわ…よ…♡んっ♡イッ♡イッ♡イッ♡ん゛お゛…ッ♡」
やはり、なにもおかしなことなどないように思える。今度ばかりは流石の霊夢も勘が外れたのだろうか。そういえば最近は外の世界の神社が現れたり、地底から怨霊が湧き出したりといった厄介な異変を解決したばかりで、警戒心のアンテナが暴走しているのかもしれない。そんなことを考えて華扇はクスクス笑いながら参道の階段を降りていった。
……たしかに華扇は全てを見ていた。しかしある意味では見ていなかった。見たものをほとんど意識しなかったのである。おそらく、さっき神社でこいしを見たことなど、一秒も経たずに忘れてしまったのだろう。
「あ〜あ、帰っちゃったね♡巫女の千里眼フル感度にして助け求めてたのにね♡残念でした〜♡」
華扇の姿が見えなくなると、こいしは霊夢の耳元で囁きかけながら年齢の割に大きな両乳房を背後からわしづかみにした。
「ん゛お゛ぉっ♡」
清純な巫女らしからぬケダモノのようなヨがり声とともに、勃起乳首の浮き出した巫女服の下から搾り出された母乳のシミが大きく広がる。甘ったるいメスの発情臭が周囲に漂い、それに反応してこいしのスカートの前が一気に跳ね上がった。
現れたのは、幼い少女の外見に似つかわしくない、オスの純粋な繁殖本能の具現であるかのようなふたなり生殖器だった。確実に20センチはあるだろう。亀頭は竿より一回り以上も大きく、重たげに肥えている。表面には太い血管がビキビキと浮き出し、勃起は常に限界まで張り詰めて射精直前の緊迫感を帯びていた。実際、その場で射精していないのが不思議なほどの、極限興奮状態である。無意識の狂気世界に漂い続ける古明地こいしだけが発現し得る、動物性そのものと言えるペニスだった。
こいしの情欲が霊夢の無意識に伝わったのか、触手に犯されている膣の粘液がいよいよトロみを増した。すでに霊夢は下着も服も、イキ汁と母乳でぐしょぐしょに濡れている。
「ふーっ♡ふーっ♡わ、私いま何してたんだっけ…? そうだ温泉…お風呂入らなきゃ…」
「うん♡入ろっか♡あったかーいお湯の中でまたたっぷりかわいがってあげる♡私の子種でお湯が白く濁るまで犯してあげる♡途中で他の人が入ってきてもやめてあげないよ♡」
霊夢はふらふらと、絶頂直後で力の入らない脚で脱衣場へと向かっていった。
こいしの言葉は…聞こえていない。霊夢はこいしに気づいてすらいない。
心を消し、完全な無意識で行動しているこいしはその気配を誰にも感じさせることがなく、常に思考の世界の外側に存在することができる。つまり、こいしのすることはどんなことでも、《まるで道端に落ちている小石のように》無意識に見落とされることになるのだった。
「流石の巫女も地獄のラブリービジターこいしちゃんには手も足も出なかったね♡でも悪いのは全部自分なんだよ♡お姉ちゃんやペットたちにひどいことしたお返しに……めちゃくちゃに犯し抜いて妖怪の子を孕ませてあげるね♡」
◇◇◇
数週間の放浪から久しぶりに我が家の地霊殿に帰ってきた古明地こいしは、姉のさとりと可愛がっていたペットたちがつい最近地上の人間の襲撃にあいコテンパンにイジメられたことを知った。相手は博麗神社の紅白巫女で、他にも三匹の妖怪が遠隔オプションで地上から手を貸していたらしい。さとりたちには何も責められるいわれなどない。読心能力者であるさとりがそう言うのだからきっと間違いなかった。
心を閉ざしたこいしは何も考えたりはしないが、感じたままの衝動に身を任せる。
自分の家を荒らされたことに怒りが湧いたのか、責任をとらせるためなのか、単なる地上への興味本位か、それとも何の意味もないのか、彼女の心は誰にもわからない。
とにかく、こいしはその巫女たちを全員犯し抜いて孕ませることに決めたのだった。
◇
「んちゅ♡ちゅっ♡クチュクチュ♡ジュルルルルル〜♡♡ジュププ♡チュクッ♡んっ♡んっ♡ぷはっ♡」
白い湯気の立ち込める温泉の湯の中で、霊夢とこいしは本物の恋人同士のように固く抱きしめあい、激しく舌を絡ませていた。幼い顔に反してこいしのキステクはかなり鍛えられたもので、これまでその能力を活用して無数の女の舌を吸ってきたのは間違いなかった。こいしの舌は口中の性感帯を敏感に探り当てて無意識の相手さえも昂らせてしまい、キス経験の浅い霊夢は導かれるがまま、熱烈にこいしと唾液を交換して飲まされた。
「くふふ♡必死に私のベロフェラしちゃって♡可愛いよ霊夢♡ご褒美におまんこも気持ちよくしてあげるね♡」
湯面の下では、上に劣らず淫猥な肉宴が繰り広げられていた。
ジュボッ♡ジュブッ♡ジュッブッ♡♡ボッチュ♡ボジュッ♡ジュブブッ♡♡ゴッブ♡ジュボッ♡ジュボッ♡ボジュッ♡グブチュッ♡♡
下賤な地底妖怪のふたなりペニスが神聖な巫女の膣を繰り返し激しくほじり続けていた。湯の中で軽くなった霊夢の体をこいしは抱きしめて浮かせながら、本能の赴くままに突き上げ、むさぼっていた。
「ほらほら♡キスに夢中になってたらまたすぐおまんこイキそうだよ♡おっぱいもいじられてないのに母乳タラタラで可愛い♡博麗の巫女ってこの程度なんだね♡こいし様のオナペットの方が向いてるんじゃない?♡」
「んひぃっ♡ひいぃぃぃぃ♡♡♡」
こいしの腰振りはただ激しいだけではない。ひどく気まぐれで変則的なものであり、上下に深く抜き挿ししていたかと思えばいきなり情熱的に入り口からじっくり愛撫しはじめ、また唐突にひねりを加えて天井のひだをえぐろうとしたり……全ての動作が不意打ちであり、予測不能。たとえ相手が経験豊富な爛熟の肉壺であったとしても、こいしの攻めをまともに受けて立てば五分と持たず主導権を奪われるだろう。ましてや意識のない霊夢に勝ち目などあるはずがない。
霊夢は挿入されてから八度目の絶頂を迎え、こいしの腰にしがみつきながら無意識に迎え腰を振って膣内射精を懇願しはじめた。
「それにしても、この前の異変には驚きましたねえ! 勝手に地底の妖怪に力を与える守矢神社の非常識さは困ったものですが、そのスクープのおかげでうちの新聞は大評判! ありがたいことですよ!」
背中に黒い羽を持つ烏天狗の少女、射命丸文が全身を洗った石鹸の泡を湯で流しながら得意げに言った。
「ハーッ♡ハーッ♡……ふん、地上から口出ししてただけの奴らはいい気なもんね。私は灼熱地獄の中で戦ってて大変だったんだから」
「あはは…それはお疲れ様です」
不機嫌になる霊夢に文は愛想のいい笑いを浮かべて、洗い場からそばまで歩み寄った。泡の下から露わになった文の体は華奢ながらも出るところはしっかり出た格好のいいスタイルで、しなやかな強さを感じさせる。まるで剥き卵のようなぷるんとした肌のハリは霊夢にも負けない輝きを放っていた。
「でも異変のおかげでこうして神社に温泉まで湧いたんですから、霊夢さんも、お゛ご゛っ…♡♡ほお゛お゛…♡♡…よ、よかったじゃないですかぁ…♡」
霊夢の浸かっている湯の脇にしゃがみ、湯加減を確かめようとした文のふとももの間を分けて、青い触手が無防備な裸の女陰に侵入した。触手はほどよくぬるい温泉の中、霊夢と抱き合いながら腰を振っているこいしのサードアイから伸ばされたものである。
ぬめりをまとった触手は文のよく締まる膣内を一気に突き進み、先端についたハート型の器官で子宮に熱烈なディープキスをしかけてきた。子宮口は文にとって最大の弱点であり、油断しているときに攻められるとひと突きでトばされてしまう。実際、今夜の文もこの奇襲に全身を仰け反らせながら絶頂した。こいしの攻撃は完全に文の体を知り抜いた、慣れきったものだった。
浴場の床で弓なりになってビクビクと痙攣している文の腹をよく見れば、まだ露骨ではないが明らかに膨張がある。文はすでにこいしの子を妊娠していた。
「くふふ♡ひさしぶり♡天狗のお姉ちゃんのお腹、だんだん目立ってきたね♡まあどれだけ目立っても私の孕ませた赤ちゃんには誰も気づけないだろうけど♡♡」
地上に出てきたこいしが餌食にしたメスたちのうち、霊夢の前の獲物が文だった。人里に新聞売りに来ていた文はその度にこいしに裏路地へ引っ張られ、犯された。もともと性に奔放な傾向のあった天狗の体はすぐに無意識の相手を受け入れてその種を宿してしまった。通常、妖怪は肉体ではなく精神により存在するものだが、強い妖力によって心に侵入されれば子を孕む。しかも両親の妖力の強さによっては人間より何倍も早く胎児は育つことがある。文が孕んだのは二週間ほど前だが、その腹はほとんど四、五ヶ月目のそれだった。
さらに数本の触手が文の手足に巻きつけられ、ずるずると湯の中に引きずり込んでいく。その間も子宮口の攻めは止むことなく、グリッ♡グリッ♡と触手を回転させながら文の最奥をねじり、コネ潰し続けた。
「ごおおぉっ♡♡♡イッグ♡イグイグイグ♡♡しぎゅうイッグううぅ♡♡♡♡お゛お゛お゛おおおぉ♡♡♡」
激しい快感の絶頂へ上ったまま降りさせてもらえず、無意識にのたうち回ろうとする文の手足を触手が縛り、押さえつける。さらに追い討ちのように敏感な長耳を粘液でひたしてコキなぶる。耳は文にとって恋人のはたてにすら触れさせたことがない、もう一つの弱点だった。
そうして文が今から引きずり込まれようとしている温泉の湯の中には、そんな弱点を徹底的にむさぼろうとする卑猥な触手たちがさらに無数にうごめいて待ち構えているのだ。
「天狗の言うとおりさ。こうして温泉で飲む酒は最高の贅沢じゃないか。こんな異変なら私はいつでも大歓迎だね〜」
同じく温泉に浸かっているのは頭に大きな二本角を生やしたメスの鬼、伊吹萃香。幻想郷最強の力を持つ鬼の種族でありながら、その姿は霊夢よりも、こいしよりも幼い、完全な幼女である。そんな萃香が温泉にお盆を浮かべてお猪口で日本酒を呑み赤くなっている様子はいつ見ても霊夢を呆れさせる。
「す、萃香あんた地底に知り合いいるんでしょ? あんたが自分で行ってくればよかったじゃない…んっ♡」
「いやーそこは幻想郷の掟ってやつもあるしさー。ヒギュッ♡んっ♡んっ♡それ、に…お酒飲みながらちょうどいい肴、に…おっご、ぉ♡」
だが今夜の萃香を赤面させているのは酔いだけではない。文と同様、青い触手にその小さなロリ膣を貫かれ、ぺったんこな胸にも勃起乳首をなぶる触手が二本はり付いて母乳を吸い出されていた。
母乳…そう、萃香もまた文と同様、すでにこいしの手に堕ち、孕まされている。せいぜい×歳児にしか見えない子供体型でありながら、萃香の腹は文よりも倍も大きく膨れ、人間なら妊娠八ヶ月目ほどにまでなっている。おそらくあと数日もすれば臨月を迎え、完全に無意識のまま日常の中で無痛出産するだろう。産まれた子は無意識妖怪の能力を受け継ぎ、人や、ときに妖怪を容易く襲って成長していくのかもしれない。こいし自身さえ過去に産まれた子がどこでどうしているのかよく分からなかった。
「鬼のお姉ちゃんのマタニティーロリボデーも最高に無様でいやらしくて可愛いよ♡母乳も甘くて濃くて、吸い出せば吸い出すほど力がみなぎってくるみたい♡さすが鬼だね♡」
こいしが舌なめずりしながら萃香の胸にしゃぶりついている触手の吸引を強めると、強制的に搾り出された母乳の溜まりがゴグッ♡ゴグッ♡と貪欲な音を立てて管に運ばれ、閉じたサードアイに飲まれていく。
「んお゛ぉ♡ほおお゛おおぉぉっ♡♡」
鬼の秘める膨大な妖力と精力が形となり、略奪的な勢いでこいしに吸収されていく。その強烈な被虐感に、萃香はたまらず半ば白目をむいてイッた。
しかし鬼の母乳を気に入ったこいしは「もっとよこせ」というかのように萃香への責めを一層過激化する。
鬼の最大の弱点が「イッた豆」であることもこいしはすでに理解している。股間に群がる触手の一本が、幼い小さなクリトリスを乱暴に剥き上げ、いきなり湯の中に晒し出した。瞬間、触手の先端のハート型がぱっくりと十字に分かれて口を開け、その内側にびっしりと生えた極細の触手ひだの中に敏感過ぎる勃起クリトリスを咥え込み、クリコキ地獄に堕とす。
「ひぎゃああぁあっぁぁ♡♡♡ひぃぃっ♡♡イッぎゅうぅ♡♡♡イッッ♡死ぃっ♡アヘェぇぇ♡♡♡」
萃香は衝撃のあまり絶叫し、湯面を波打たせてエビ反りになりながら、溢れるほど大量の母乳をこいしにさし出す。鬼の妖力を吸収したこいしのペニスは霊夢のナカでさらにビキビキと固さを増し、腰を打ち付ける動きはさらに本能剥き出しのサディズムを高めた。
こうなっては純粋な力関係においてさえ、すでに立場は逆転していた。仮にいま萃香が状況を理解することになったとしても、弱った鬼の腕力では触手の拘束を振りほどくことは不可能である。
「もう、萃香ったら、そう言いながらせっかくの温泉にお酒こぼしてるじゃないの。気をつけなさい」
そこへ声とともに、萃香の頭上の空間に不可思議なスキマが生じ、中から白い腕が伸びてきた。透けるように白く、とろけるほどなめらかな、それ自体が一級の芸術品というべき女の腕だった。腕はお盆の上に倒れた徳利を起こすと、再び上へと消えてスキマは閉じる。
その肩から先の持ち主は、霊夢たちとともに温泉に浸かっている、どこか不穏なまでの美貌を備えた妖嬢、八雲紫であった。
スキマから引き戻したあの白い美しい腕に劣らず、柔らかな湯にひたる紫の全身もまた人外の美を誇っている。顔の輪郭から尻の膨らみ、足指の股に至るまで、姿形を構成する線という線が官能そのものである。くくりあげた金の髪は濡れて湯気のカーテンを貫くほどに輝き、響く声は奈落の底から誘うような怪しい媚態がこもっている。乳房は見事と言うほかなく、両腕に抱えてもこぼれ落ちそうなサイズの爆乳を湯面に浮かべていた。しかし、それでいて年齢の印象は一瞬一瞬ごとに違い、まだ無邪気な小娘のようにも見え、逆に熟しきった盛りのようにも見えるのだった。
霊夢、文、萃香、温泉に顔を合わせている他の三人の少女たちのどれとも違う強い存在感を放つ彼女こそは、無二の大妖怪であり、幻想郷の管理者なのである。
「温泉は気持ちいいけど…、んっ♡この私の手を煩わせるような異変はもうご勘弁願いたいわね。いつもなら家で寝ていたはずなのに、今年の冬は異変解決のせいで少し寝不足だわ。なんだか体も…ふぅっ♡本調子じゃないみたいだし…んんっ♡」
眠気を払おうとするつもりか、紫は湯から立ち上がり、眩しい裸体を惜しげもなく晒しながら一つ大きく伸びをした。
ジュッポ♡ジュッポ♡グッポ♡グジュルッ♡ニュチッ♡グジュルッ♡
その膣口はやはりこいしの触手に侵入され、無抵抗のまま好き勝手に犯されている。しかしそれよりも、露わに突き出されたその腹部は、安産型と言える紫の腰つきをしてもなお不均衡な大きさに膨らんでいた。萃香の膨腹感よりさらに重たげなその胎には、おそらく双子か、あるいは三つ子さえ孕まされているのだ。
幻想郷屈指の大妖怪をこれほどの姿にした子種は言うまでもなく、古明地こいしのものである。
紫は、地上へ出たこいしの最初の餌食となった。だれも場所を知らないと言われている紫の棲み家をどういうわけかこいしは無意識につきとめ、絶対安全であるはずの自室で眠っている紫の寝床にやすやすともぐり込んだ。
紫の豊満な肉体はこいしにとっても魅力的だったのだろう。それから一冬の間、こいしは布団の中で目覚めない紫を眠姦し続け、執拗に種付けした。こいしが飽きて次の獲物を探しに去ったときには、紫は地底妖怪のこってりとしたザーメンに全身犯されて、カエルのように無様にひっくり返ったまま快感の余韻により覚醒と失神を繰り返していた。
「くふふ♡嬉しいなあ♡スキマのお姉ちゃんのことはもう一生普通の人生に戻れないくらい徹底的に心までぶち犯してあげたつもりだったのに、まだ遊んでくれるなんて♡やっぱり強い妖怪さんはどっか違うのかな? あっ♡ それとも……なんともないフリ、してるのかな?♡」
グッチュンッ♡ドッチュ♡ドッチュ♡グチュル♡グチュ♡♡ブッチュッ♡ヌチュゥ♡……
ブビュルッ♡ドピュッ♡ビュルルルル〜ッ♡♡
「ん゛っほお゛お゛おおおおおおおおぉぉぉっ♡♡♡ごっおおおおおおおおおお♡♡♡♡」
伸びをした直後、緩みきった紫の膣内を犯していた触手が急激に膨らみ、先端からこいしのザーメンを勢いよく射精した。その量は尋常ではなく、すでに妊娠させているメスに対しても全く容赦がない。湯気の立つ温泉などこれに比べれば生ぬるい、煮えるような欲望の白濁を流し込まれて、紫の体は瞬時にあの陵辱の冬眠を呼び覚まされた。
「やっぱり体は正直だったね♡スキマのお姉ちゃんの子宮はもう私のザーメンで種付けされる気持ち良さ刻み込まれてるんだよ♡眠ってる間にお姉ちゃんの体はこいし様の性奴隷契約書にサインしちゃってるんだよ♡」
溢れたザーメンをボチャボチャと湯に垂らしながら、あの八雲紫が力なく膝を屈した。そのときぶっ倒れそうになりながらとっさにメスの本能で腹をかばった紫の仕草が、さらにこいしの嗜虐心をくすぐった。
「ハーッ♡ハーッ♡…霊夢、あなたは修業サボリすぎよ。私たちの手助けなんてなくても軽く勝てるようになってもらわないと困るわ…あんな…下賤の地底妖怪どもくらいは」
その言葉を合図に、湯の中に泳いでいた百本を超える数の触手のうち半分以上がひざまずいている紫に殺到し、穴という穴をほじり犯した。萃香の乳首を責めている吸盤触手を数段大きくし突起を増やしたような触手が爆乳をとらえ、紫の母乳をも搾り出した。こいしはその様子を横目に見ながら舌なめずりしている。紫は三つ子を産んだ程度では許してもらえないだろう。少なくとも後五回は産まされることになる……
「ハーッ♡ハーッ♡あちゅいぃぃ…♡しきゅう…やけるぅぅ♡」
「あっごめんごめん♡霊夢のこと忘れてちゃってた♡」
霊夢はすでに膣以外ぐったりと脱力し、こいしの腕の中で荒い息をするだけになっていた。可憐な美少女の顔は汗と涙と唾液にまみれ、快感にトロけきっていた。
ボテ腹の妖怪少女たちに話しかけている間にも、こいしは無意識のうちに十発以上もの膣内射精を霊夢に放っていたらしい。こいしにとってはいつの間にやっていたのかも無自覚な出来事だったが、それでもあの博麗の巫女を何十回とイキ散らかせ、口から舌をこぼしただらしないアヘ顔に変えるには十分だった。
「じゃあ最後にすっごいの出してあげるね♡」
そう言いながらこいしは腰振りを一往復ごとに強く、膣奥に押し付けるように変えた。絶倫ペニスがいよいよ固く、長くイキリ勃ち、メスにトドメを刺そうとしているのがわかる。
「溜め込んでる残りの子種ぜーんぶひりだして子宮から卵管までぎっちり詰め込んであげるよ♡ほらっ♡出すよ♡孕め♡♡孕め孕め孕め孕め孕め〜♡♡♡」
ドブリュリュリュリュ♡♡♡ブリュリュリュリュリュ〜♡♡♡ゴップッ♡ゴグルッ♡♡ムリュムリュムリュ〜〜ッ♡♡♡
「ん゛お゛お゛お゛ぉ♡♡♡お゛ぉ〜〜〜っ♡♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っほおおおおおおおおおぉぉ♡♡♡♡」
こいしの宣言どおり、これまでの射精がお遊びに思えるほどの凄まじい量と濃度のザーメンが巫女の子袋を埋め尽くした。暖かい糊のようなゴッテリとした粘液を子宮口から流し込まれる、おぞましくも甘い感触が霊夢の体をついに完膚なきまでに屈服させる。霊夢はこいしの腕の中でビクンビクンと痙攣してイキ狂ったが、それ以上身をよじる力も残っておらず従順に種付けを受け入れた。受精はほとんど確実だったが、異常な量の白濁を孕んで霊夢の腹はすでに立派なボテ腹となっていた。
それとほぼ同時に、文と萃香と紫に挿入していた触手もいっせいに暴力的な量の精子を思う存分メスのナカにぶちまけ、神社の浴場を肉欲の坩堝に変えた。
「イッグゥぅ♡♡イぎゅうっ♡んゃああああぁぁ♡♡♡」
「へあああああぇぇ〜♡♡♡アヘェえええええ〜♡♡♡♡」
「おぐっ♡おほっ♡♡オ゛ッ♡♡お゛お゛おオおおおおおおぉぉぉ〜〜♡♡♡」
◇
数分間にわたる長い嬌声がやんだとき、温泉の脱衣所に陵辱されつくした四匹のメスが力尽き倒れていた。
一人体を拭き、服を着替え終えたこいしは、尿道に残ったザーメンをメスたちの上に顔射すると、はじめからそこに居なかったかのように去ってしまった。幻想郷を牛耳る無敵巫女と名だたる大妖怪たちが束になっても、所詮こいしにとっては使い捨てのオナホールに過ぎなかった。
《地獄のラブリービジター》古明地こいしの地上探訪は終わったわけではない。どうやら異変のときに地底へ降りて好き勝手を働いた人間は巫女一人ではないらしいのだ。黒白の魔法使い…七色の人形使い…図書館の魔女…エンジニアの河童…訪ねるべき先はまだまだ残っている。
待ち受ける次なる獲物の味を想像すると、無意識にもゾクゾクとした本能のたかぶりが抑えられないこいしだった……
不穏な空気を漂わせつつ気付いてない視点で進行して、こいしの出現をスイッチに明かされる全貌と、なおも気付けない登場人物という無自覚姦を心得られた構成の妙が光る。そして続く期待通りに陥落済みのサポート三人…
文句など何一つありませんが、続編に欲を挙げれば、無意識故に新たな犠牲者が自分からやってくる展開や今回は匂わされるだけだった触手改造進行中の描写があるとまら迸るほど出そうです
あの妖怪の大賢者のゆかりんまで無意識のこいしちゃんの触毛に犯され快感に悶えさせるとはこいしちゃん恐るべし!! それに自分達が触毛に犯されているのに気づかないとは・・・。可能であるならこの作品の続きを読みたいので続編をお願いします。
ありがとうございます♡続編というか、ほかのキャラ(犠牲者)で別パターンも書いてみたいと思ってたのでそう言ってもらえると嬉しいです♡
>続編に欲を挙げれば…
今回盛りだくさんにしすぎて触手改造描写はカットしちゃってたので、こいしちゃんの容赦ないカラダいじりはまた書きたいです♡