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ワイン選びのポイント
ワインは、料理やシーンによって選び方が変わってきます。料理に合わせて、またシーンに合わせてワインを選ぶ際のポイントをご紹介します。
今日食べる料理に合わせる
ワインは料理との相性が良いとさらにおいしく感じられます。数あるワインのなかから今日の料理にピッタリのワインを選ぶのは難しく感じるかもしれません。
簡単なのは、ワインと料理の色を合わせることです。たとえば、メインが赤身の肉であれば赤ワイン、白身の魚であれば白ワインという風に、メインの料理とワインの色を合わせてみましょう。
また、料理の味付けでワインを選ぶのもおすすめの選び方です。あっさりとした味付けの料理なら軽い味わいをもつワイン、濃い味付けの料理ならコクと深みのあるワインを選ぶと良いでしょう。
とはいえ、ワイン選びに慣れていないと、自分に合っている味かどうかも判断することは難しいかもしれません。
以下のページではあなたに合った赤ワインをフローチャートで診断しているので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
「赤ワイン初心者さんは必見!あなたにおすすめの赤ワインを診断!」
シーンに合わせる
日常の食卓で飲むなら、コスパの良いワインがおすすめです。お手頃価格のワインは複雑で難解というよりは、飲みやすさを重視したワインが多いので、気取らない普段の食事に合わせやすい傾向があります。
パーティーや記念日など、特別な日に飲むのならスパークリングワインがおすすめです。スパークリングワインは華やかなのでお祝いごとにピッタリですし、どの料理にも合わせやすいというメリットもあります。
ワインの種類や品種で選ぶ
ワインの選び方で一番シンプルなのは、種類と品種で選ぶこと。ワインの種類や品種の特長を知っておくと、おのずと飲みたいワインが絞られてきますよ。
種類
ワインの種類は大きく4つ。赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインです。それぞれの種類の特長をご紹介しますので、ワイン選びの参考にしてみてください。
・赤ワイン
黒ブドウを皮ごと粉砕して造るワイン。タンニンと呼ばれる渋み成分が皮に含まれているため、渋みのある味わいになります。
・白ワイン
白ブドウで造るワイン。皮は取り除いて果汁のみを発酵させるので渋みが少なく、すっきりした味わいになります。
・ロゼワイン
製法はいくつかあり、産地によって異なりますが、赤ワイン同様に黒ブドウの果汁を使用し、発酵途中で果皮を取り出す方法が一般的です。他には黒ブドウと白ブドウを混ぜたりして造ることもあります。
・スパークリングワイン
発泡しているワインの総称。発酵の途中で自然に発泡させるようにしたり、あとから人工的に炭酸を注入したりするものもあります。
品種
ワインはブドウ品種によっても味わいが異なります。ワインをブドウ品種で選ぶというのも、一般的に行われているワインの選び方です。ただし複数のブドウ品種がブレンドされていて、品種名が記載されていないものもあります。
<赤ワイン>
・カベルネ・ソーヴィニヨン種
「ブドウの王様」と称される世界各国で栽培されているボルドー系の品種。腰が強く辛口で、タンニンと酸が豊かな長期熟成ワインが多く作られます。
・シラー種
滑らかなタンニンなので飲みやすい品種。濃厚でスパイシーな香りが特長です。ブレンド用の品種としても多く使われています。オーストラリアでは「シラーズ種」と呼ばれ、国を代表する品種として愛されています。
・ピノ・ノワール種
ブルゴーニュ地方原産で、淡い色合い、優しい渋みと酸が特長的。ピノ・ノワール種はブレンドされずに単一で使用されることが多く、土地による味わいの違いを明確に映し出します。品質の高いものは長期の熟成に耐えるワインになります。
<白ワイン>
・シャルドネ種
白ブドウの中で王道品種と称されているのがシャルドネ種。フランスからオーストラリアまで様々な土地で栽培されていて、それぞれの土地で異なった味わいや風味になります。
・ソーヴィニヨン・ブラン種
緑がかった色合いで、草のような香りから甘い果実の香りまで、土地によって香りの幅が広い品種。一般的には、フルーティーな香りで、すっきりした爽やかな味わい。ニュージーランドを代表する品種でもあります。
・リースリング種
香りが高く、特に冷涼な土地では酸味が強くなる品種です。完熟したものからは、貴腐ワインをはじめ、甘口のワインが造られます。強めの酸と引き締まった果実味が特長です。
ワインの品種についてもっと詳しく知りたい方は
「ワイン通なら知っておきたい!代表的なブドウ品種をご紹介」
も参考にしてみてください。
ワインの産地で選ぶ
ワインの産地は、大きく「旧世界」と「新世界」に分けられます。産地もワインの選び方のポイントの1つになりますので、それぞれの特長をみていきましょう。
旧世界
古くからワイン造りをしている国々のことを旧世界と呼んでいます。代表的な国はフランス、イタリア、ドイツ、スペインなどです。
・フランス
ワインといえばフランス。ブルゴーニュやボルドーといった二大銘醸地に加え、アルザスやロワールなど有名な産地が国内に数多く点在しています。
・イタリア
ワイン生産量で世界一を誇るのがイタリアです。すべての州でワインが生産されていて、州ごとに全く異なる特徴をもっています。トスカーナやピエモンテのワインは世界的にも有名。
出典元:OIV 2018 report
http://www.oiv.int/public/medias/6371/oiv-statistical-report-on-world-vitiviniculture-2018.pdf
・スペイン
ワインの生産量がイタリア、フランスに次ぐ世界第3位。赤ワインの生産量が多く、コストパフォーマンスの高さも評価されています。
出典元:OIV 2018 report
http://www.oiv.int/public/medias/6371/oiv-statistical-report-on-world-vitiviniculture-2018.pdf
・ドイツ
ヨーロッパの北部という土地柄から白ワインの生産が盛んなのがドイツ。甘くてフルーティーなワインが多く製造されているイメージが強いですが、近年は辛口のワインも多く生産されています。
旧世界のワインについて詳しく知りたい方は「歴史ある旧世界ワイン。旧世界ワインについて徹底解説!」もご覧になってみてください。
新世界
旧世界に比べてワイン造りの歴史は浅いものの、おいしいワインを製造している国々が新世界。代表的な国にはアメリカ、チリ、オーストラリア、日本などがあります。
・アメリカ
ワイン造りが広まったのは18世紀半ばと歴史は浅いですが、「オーパス・ワン」など世界的に高く評価されるワインを数多く製造しています。アメリカワインの90%以上がカリフォルニアで作られています。
・チリ
コストパフォーマンスの高さが評価されて、日本への輸入量が年々増えているのがチリ。雨が少ない土地柄なので質の良いブドウが収穫できます。
・オーストラリア
広い国土をもつため、ワイン造りに適した土地も多く、様々な品種が栽培されています。南オーストラリア州が主な産地になっています。
・日本
北海道や山梨、長野など冷涼な地域を中心にワイン造りが行われています。日本固有の品種を含む幅広い品種を栽培し、繊細な味わいのワインを製造しています。
新世界のワインについて詳しく知りたい方は「新世界ワインとは?ワイン初心者向けに新世界ワインを徹底解説」 もご覧になってください。
あなたにあったおすすめのワインの紹介
「どのワインを選べば良いのかわからない」という方のために、おすすめのワインを種類別に紹介します。ワイン選びで迷ったら、こちらからお選びください。
おすすめの赤ワイン
肉料理やしっかりとした味付けの料理によく合う赤ワインですが、和食にもマッチするものも多くあります。日常の食卓でいただくのにおすすめの赤ワインを2本ご紹介します。
・パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン[オーガニック](参考小売価格:税抜1,000円)
◆おすすめの理由
ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒系果実のアロマが特長的なフルボディの赤ワインです。タンニンがきめ細やかで香りがスパイシーなので、サーロインステーキや焼肉のタン塩などの肉料理に合います。
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・ベリンジャー カリフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨン(参考小売価格:税抜1,208円)
◆おすすめの理由
果実味たっぷりのミディアムボディのワイン。渋味が穏やかなので、普段の和食にも合わせやすい、バランスの良いワインです。ぶりの照焼や肉じゃがなどの定番の和食に合わせてみましょう。
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・うれしいワイン 酸化防止剤無添加ポリフェノールリッチ(赤)<有機プレミアム>(参考小売価格:税抜767円)
◆おすすめの理由
有機栽培のブドウのみを使用して造られた、コクのある味わいが特長的な赤ワイン。濃厚な味わいなので、和風ステーキやウナギの蒲焼などしっかりとした味わいの料理と合わせるのがおすすめです。よく冷やして飲むとおいしくいただけます。
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おすすめの白ワイン
辛口~甘口まで、飲むワインで味と香りの印象が大きく変わる白ワイン。魚料理やクリーム系の料理とよく合います。
白ワインのおすすめは、コスパが良くて飲みやすい、こちらの3本です。
・ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック(参考小売価格:税抜1,008円)
◆おすすめの理由
複数のブドウ品種をブレンドして造った、フルーティーさとミネラル感のバランスがとれた味わいのワインです。柑橘や花などの甘い香りがするものの、やや辛口な味わいなのでいろんな料理にも合わせやすいのが特長になっています。牡蠣などの魚介類の料理と相性は抜群です。
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・[イエローテイル]シャルドネ(参考小売価格:税抜1,015円)
◆おすすめの理由
オーストラリアを代表するワイン[イエローテイル]のシャルドネ。バニラやココナッツなどの香りが楽しめる、豊かな味わいの辛口のワインです。グラタンやクリームパスタなどのクリーミーな料理に合わせると、おいしくいただけます。
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・グランポレール 岡山マスカット・オブ・アレキサンドリア<薫るブラン>(参考小売価格:税抜3,508円)
◆おすすめの理由
岡山県産のマスカット・オブ・アレキサンドリア種を使用して造られた白ワイン。軽やかで上品な甘口ワインなので、甘い味が好きな方におすすめです。デザートや食前酒に最適なので、食前もしくは食後のタイミングでいただきましょう。
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おすすめのロゼワイン
料理に赤ワインを合わせるべきか、それとも白ワインを合わせるべきかと迷ったら、大抵ロゼワインを合わせると失敗しません。ロゼワインは肉料理にも魚料理にも合いますし、和食、洋食、中華を問わず、幅広い料理によく合うからです。
ロゼワインのおすすめは、こちらの3本です。
・シャトー・ミニュティー エム・ド・ミニュティー(参考小売価格:税抜2,008円)
◆おすすめの理由
くびれのあるボトルのデザインがとてもオシャレで、プレゼントにも喜ばれそうなロゼワイン。本場のロゼを楽しむならイチオシしたい1本です。淡い色合いのピンクが特長の飲みやすいワイン。グリル料理と一緒にどうぞ。
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・ドメーヌ・タリケ タリケ ロゼ(参考小売価格:税抜1,208円)
◆おすすめの理由
辛口でありながら華やかな香りがするロゼワイン。桜を思わせるような淡い色合いが特長で、シーフード料理によく合います。フレッシュなロゼを楽しみたい方におすすめです。
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・[イエローテイル]ピンクモスカート(参考小売価格:税抜880円)
◆おすすめの理由
明るめのサーモンピンクがアクセントのイエローテイルのロゼワイン。微発泡でマスカットのフルーティーな味わいが楽しめます。微かな甘口に仕上がっているので、辛口が苦手な方に試してほしい1本です。
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おすすめのスパークリングワイン
パーティーや記念日など、お祝いごとのシーンにピッタリのスパークリングワイン。おすすめは、コスパの良いこちらの3本です。
・ポール・ルイ(参考小売価格:税抜1,308円)
◆おすすめの理由
熟した果実と柔らかな泡で優しい印象をもちつつも、フレッシュな酸味が味わえる白の辛口スパークリングワイン。スッキリとした味わいが好きな方におすすめです。食前酒として、クリームチーズなどと一緒にいただきましょう。
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・マルティーニ アスティ スプマンテ(参考小売価格:オープン価格)
◆おすすめの理由
モスカート・ビアンコ種を100%使っているので、豊かな香りとフルーティーな味わいが楽しめます。微かな甘口の白スパークリングなので、デザートと一緒にいただくのがおすすめです。タルトやジェラート、フルーツなどによく合います。
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・ヌヴィアナ カバ<ブリュット>(参考小売価格:税抜1,100円)
◆おすすめの理由
リンゴや洋梨などの果実味がたっぷりつまったスパークリングワイン。辛口でも飲みやすい味わいに仕上がっています。スモークサーモンや塩味の焼き鳥など濃くない味付けの料理にピッタリです。
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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
ワインは種類、品種、産地で、全く異なる味わいや香りを楽しむことができます。ここでご紹介した選び方のポイントを抑えておくと、自分好みのワインを見つけやすくなるでしょう。いろいろなワインを試してみて、お気に入りの品種や産地を探してみてくださいね。
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