コロナパンデミックによって、世界はニューノーマルへと転換し、私たちが今まで親しんできた常識が根本から塗り替えられようとしています。
一方でコロナウイルスについての正しい知識や情報が全国⺠レベルで共有されていると言い難い現実が、各自治体や行政による対策のばらつきを生み出しており、教育現場から福祉高齢者施設、飲食店、コンサート業界に至るまで、あらゆる業種、分野における混乱を招いています。
巷には、感染への不安から、過剰な予防対策も横行し、同調圧力などによる生活の質の低下を招いています。
自殺者は7月以降4ヶ月連続で増加し、去年の同時期より40%も増加したことは看過できない現実です。
このような状況にあって、私たちは「国民の健康を守り生活の質を維持する」という観点から、政府や自治体が提唱する感染予防対策を無条件に受け入れ、新しい生活様式へ移行することに同意すべきではないと考えています。
むしろ、新型コロナウイルス感染症が、私たちの生き方を根本から変えるに相応しい重大な要因となり得るのかを、検証可能なデータをもとに冷静に分析し、そこから導き出される科学的な結論を、広く多くの人々と共有することで、誰もいたずらに不安に踊らされてしまうことがないように、注意喚起することが大切であると考えています。
それは、本心では誰もが「もとに戻したい」と思っている生活を取り戻し、安心して暮らせる社会を構成する一員としての自覚をもって、各々が責任ある行動をとることにより、ウイルスと正しく共生する社会を構築するために立ち上がる一助となるためです。
以上の観点から、私たちは以下のことを、日本政府ならびに各自治体、およびメディア関係の人々に提案します。