一度知ってしまうと、無知には戻れないから

ネット上で、【閲覧注意】と書いてあるもの(記事や動画)は素直に見ない方がいいです。その理由が「一度知ってしまうと、無知には戻れないから」です。

本理論は、自分自身の意識改善もさることながら、子育てや、会社での人事教育にも役立つものです。

世の中には、知らない方がいい「いらんこと」もあります。

・あまりに通り魔的(予見しようがない)で凄惨な事故、犯罪
・原因不明、治療不可、援助の選択肢もない病気
・実現すれば死ぬしかないホラーもの
・自分にとっては再現の可能性がない「トラウマ」的体験談
・ひどい暴言、心無い発言、理不尽な暴力
・人の善意を過剰に踏みにじるリアクション
・本質的な原因を記さず、ただ現状の悲劇だけを述べる記事
・非常に不愉快なイメージをもたらす文章やエピソード
・偏りすぎ、煽りすぎな「○○は危険!」理論(添加物や農薬など)

例を挙げればきりがありません。

ご存じの通り、人の脳みそには「意識的に一瞬で記憶を消すことができない」という仕様上の不具合があります。訓練や教育によるアップデートをどれだけ行っても、この不具合は直りません。

「いらんこと」が記憶の片隅に溜まりすぎると

・ふいにドキっとする(なぜ今ドキっとしたか?を自己検索すると、「いらんこと」の記憶がヒットする)
・行動をしようとしたときに一瞬迷ってしまい固まる
・自省の邪魔になる(必要のない方向に連想が進んで、元の本題を忘れてしまう)
・たまに「そのいらんキーワード」でのGoogle検索欲が湧いてしまう悪循環
・話のネタとして他人にうっかり披露してしまう

上記の現象が発生し、時間とエネルギーを無駄にします。

「いらんこと」は知らん方が身のためです。

──

以上です。

俺は小さいころに人殺しピエロが題材の映画を見て、この法則に気付きました。いまだに忘れられず、そのピエロと夢の中で会います(笑)

好奇心は猫だけでなく人間をも殺しうるリスキーな感情です。
好奇心のその果てに何が起こるか?を予想すると、【閲覧注意】はぐっと堪えて避けておいた方が無難です。素直にやめときましょう。という提案でした。

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