◆宮崎県産和牛の精液143本盗難 県、2年間公表せず(朝日新聞社)
2009年4月7日13時15分
宮崎県畜産試験場(高原町)で07年、県産和牛の品種改良などのために保管中の冷凍精液の入った容器143本が盗まれていたことが7日、分かった。同県産の和牛は07年、「和牛の五輪」と呼ばれる国内の品評会で最高賞を射止めるなど、ブランド牛として人気が上昇している。県から被害届の提出を受けた県警小林署が窃盗事件として調べているが、県は外部には公表していなかった。
県によると、盗まれたのは、優良な血統の県産牛5頭分の精液。0.5ccの容器143本が盗まれているのに07年3月、試験場の職員が気づいた。県産牛の種牛は現在、県家畜改良事業団(同県高鍋町)が61頭分を管理し、試験場は事業団から購入するなどして、人工授精室で保管。県産牛の品種改良や飼料の改良などを行っていた。盗まれた143本は試験場が保管していた3600本の一部。
2009年10月 宮崎県内の農協で 宮崎牛の冷凍精子1,300本が盗まれた。
2009年11月 農協の近所の畜産業者で「口蹄疫」に感染した牛が発見される。
2010年 韓国は「韓牛」という名の新ブランドを立ち上げた。和牛にそっくりな韓国牛になるという。
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