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筑紫台高(太宰府市)工業科の生徒4人がモーター駆動で走行できるミニバイクを開発し、同市から今月、ナンバープレートを交付された。

ガソリンエンジンを外した排出ガス(CO2)ゼロの環境に優しいバイクで、今後、公道で走行し、研究を深める。現在はバッテリーを搭載するが、太陽光の活用も検討したいとしている。

開発したのは同科スーパー工業コース3年の大久保明生さん、竹田翔さん、深田陸さん、藤本優和さんの4人。世界全体のCO2排出量のうち約2割が運輸部門であることを学び、6月以降、「課題研究」の授業で自動車やバイクの排出ガスをゼロにする研究開発に取り組んだ。

最高速度50キロで、勾配率17%を登坂できるように最大出力1100ワットのモーターを設計。モーターの性能を試す測定器も自作し、試行錯誤を重ねながらモーターを改良、市販のバイクにバッテリーと共に取り付けた。

完成したバイクを前に、藤本さんは「難しい面もあったが、計算通りにつくれて満足。公道を走って、1回の充電で走れる距離を確認したい」と話していた。 (上野洋光)

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