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ターコイズステークス G3
日程:2020年12月19日(土) 15:25 中山／芝1600m
ターコイズステークスデータ分析
年末の中山ではおなじみとなっている牝馬限定のハンデ戦だが、2015年から重賞となり実績馬が出走しやすくなったことで、好走馬のローテに変化が生じてきている。オープン特別時代は11月東京のユートピアS（牝馬限定）など前走3勝クラス（1600万下）で敗れた馬が格上挑戦して軽ハンデを味方に好走していたが、重賞昇格後は準オープン馬の出走自体が少なくなり、オープンへの昇級緒戦となる馬も苦戦するようになった。もっともハンデ戦かつ前走G1出走馬の取捨など一筋縄でいかないレースであることに変わりはなく、中山のなかでも特段トリッキーな芝1600mというコース設定が、予想をさらに難解にさせている。（各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります
【人気】
オープン特別時代を含めた2007年以降1番人気は2勝のみで、その2頭の共通点として前走がマイルのG1であった点が挙げられる。重賞格上げ後は、2015年が秋華賞10着からの参戦となったシングウィズジョイ（11番人気）が勝ち、2、3着も16、15番人気で3連単295万馬券となった一方、2016年は1番人気のマジックタイムが勝って平穏な結果に。つかみどころのないレースだが、人気のマイル実績馬がいたら押さえておきたいところだ。
◆人気別成績（過去20年）
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 5-1-3-11 | 25.0% | 30.0% | 45.0% | 80.0% | 68.0% |
| 2番人気 | 2-5-3-10 | 10.0% | 35.0% | 50.0% | 47.0% | 87.0% |
| 3番人気 | 4-4-2-10 | 20.0% | 40.0% | 50.0% | 105.0% | 100.5% |
| 4番人気 | 0-2-3-15 | 0.0% | 10.0% | 25.0% | 0.0% | 59.0% |
| 5番人気 | 5-1-0-14 | 25.0% | 30.0% | 30.0% | 240.5% | 94.5% |
| 6～9番人気 | 3-2-6-69 | 3.8% | 6.3% | 13.8% | 59.8% | 53.6% |
| 10番人気以下 | 2-4-3-94 | 1.9% | 5.8% | 8.7% | 132.9% | 99.0% |
◆単勝オッズ別成績（過去20年）
| 単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.9倍以下 | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 2.0～2.9倍 | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% | 170.0% | 83.3% |
| 3.0～4.9倍 | 4-3-4-13 | 16.7% | 29.2% | 45.8% | 60.8% | 69.6% |
| 5.0～7.9倍 | 5-9-8-26 | 10.4% | 29.2% | 45.8% | 55.6% | 96.0% |
| 8.0～14.9倍 | 7-3-2-49 | 11.5% | 16.4% | 19.7% | 115.1% | 62.8% |
| 15.0～19.9倍 | 0-0-1-21 | 0.0% | 0.0% | 4.5% | 0.0% | 19.1% |
| 20.0～49.9倍 | 2-2-4-62 | 2.9% | 5.7% | 11.4% | 69.3% | 82.7% |
| 50.0倍以上 | 1-2-1-51 | 1.8% | 5.5% | 7.3% | 207.5% | 110.9% |
◆配当（過去10年）
| 馬券種 | 最高配当 | 最低配当 | 平均配当 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 11,410円 | 290円 | 2,078円 |
| 複勝 | 2,060円 | 130円 | 503円 |
| 枠連 | 6,790円 | 640円 | 2,525円 |
| 馬連 | 54,690円 | 1,140円 | 14,811円 |
| ワイド | 18,740円 | 450円 | 4,018円 |
| 馬単 | 96,370円 | 2,600円 | 29,889円 |
| 3連複 | 546,240円 | 2,450円 | 93,158円 |
| 3連単 | 2,954,680円 | 14,740円 | 564,112円 |
【脚質】
中山芝コースと言えば最後の直線の急坂が知られているが、直線の長さが310mと短いだけによほどの馬でなければ直線一気は厳しい。2016年は1着マジックタイムが4角13番手から、2着レッツゴードンキは16番手から追い込んだが、ハイペースだったことに加え、レースの上がり3F35秒3よりも1秒以上速い上がりを使った2頭の能力が抜けていたと評価したほうがいいだろう。これに対し、2015年は前半800mが48秒4とスローだったことで前残り決着となり、2019年はコントラチェックが逃げ切り勝ちを収めた。コース形態的にも、前目に行ける馬を狙うのが基本になる。
◆脚質別成績（過去20年）
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 3-1-2-14 | 15.0% | 20.0% | 30.0% | 220.5% | 133.5% |
| 先行 | 11-7-8-50 | 14.5% | 23.7% | 34.2% | 251.2% | 122.8% |
| 差し | 5-7-7-81 | 5.0% | 12.0% | 19.0% | 38.3% | 64.0% |
| 追込 | 2-4-3-78 | 2.3% | 6.9% | 10.3% | 6.8% | 49.1% |
【枠順】
2コーナーまでが240mほどしかなく外枠が不利とされる中山芝1600m。だがオープン馬ならそれを克服する力があるのも事実で、2015年は7枠からダッシュよく飛び出して2コーナーまでに先手を取ったオツウと、2番手につけた8枠のシングウィズジョイが馬券に絡んだ。2016年は7枠のレッツゴードンキが後方からレースを進めることで距離ロスをカバー。2019年は7枠のコントラチェックがスピードの違いを見せてハナに立ち、そのまま押し切ってみせた。確実性なら5枠から内目だが、外枠は先入観から人気になりにくく妙味が大きいので、面白い狙い目となる。
◆枠順別成績（過去20年）
| 枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2-0-2-24 | 7.1% | 7.1% | 14.3% | 28.2% | 36.4% |
| 2枠 | 3-2-1-24 | 10.0% | 16.7% | 20.0% | 65.7% | 48.0% |
| 3枠 | 0-3-4-25 | 0.0% | 9.4% | 21.9% | 0.0% | 110.9% |
| 4枠 | 6-4-6-20 | 16.7% | 27.8% | 44.4% | 178.3% | 130.0% |
| 5枠 | 4-6-0-28 | 10.5% | 26.3% | 26.3% | 73.9% | 86.3% |
| 6枠 | 0-0-3-36 | 0.0% | 0.0% | 7.7% | 0.0% | 20.0% |
| 7枠 | 2-2-3-33 | 5.0% | 10.0% | 17.5% | 39.8% | 73.5% |
| 8枠 | 4-2-1-33 | 10.0% | 15.0% | 17.5% | 358.5% | 124.5% |
【血統】
中山芝1600mのコース全体で成績トップのディープインパクト産駒だが、このレースでは2019年にコントラチェックが勝ったのみとなっている。一方、ほかのサンデーサイレンス系産駒はオープン特別時代からの2007年以降で7勝。2014年以降もスズカマンボ、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ダイワメジャーの各産駒が1着となり、2018年にはミスパンテールが連覇を達成。2016年には母父マーベラスサンデーのレッツゴードンキが2着に入った。また、キングカメカメハメハ産駒も2勝している。この先もディープ以外のサンデー系、そしてキンカメ系をチェックしていくに越したことはない。
◆同コース種牡馬別成績（中山競馬場／芝／1600m／過去5年）集計期間：2015/12/13～2020/12/13
| 位 | 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ディープインパクト | 39-28-26-212 | 12.8% | 22.0% | 30.5% | 68.9% | 62.7% |
| 2 | ダイワメジャー | 19-17-20-175 | 8.2% | 15.6% | 24.2% | 61.0% | 68.7% |
| 3 | ロードカナロア | 15-17-7-89 | 11.7% | 25.0% | 30.5% | 56.9% | 61.8% |
| 4 | ハービンジャー | 15-9-12-80 | 12.9% | 20.7% | 31.0% | 54.7% | 92.8% |
| 5 | キングカメハメハ | 14-14-12-85 | 11.2% | 22.4% | 32.0% | 90.1% | 95.7% |
| 6 | ハーツクライ | 11-15-11-114 | 7.3% | 17.2% | 24.5% | 53.6% | 64.4% |
| 7 | マツリダゴッホ | 9-10-11-108 | 6.5% | 13.8% | 21.7% | 39.9% | 72.5% |
| 8 | ヴィクトワールピサ | 9-7-8-71 | 9.5% | 16.8% | 25.3% | 92.1% | 82.1% |
| 9 | アドマイヤムーン | 9-6-3-82 | 9.0% | 15.0% | 18.0% | 59.7% | 59.6% |
| 10 | スクリーンヒーロー | 9-5-7-67 | 10.2% | 15.9% | 23.9% | 245.9% | 105.6% |
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