上野オークラで、国沢実「性鬼人間第三号～異次元の快楽～」　脚本は高橋祐太。

かつて妻(東凜)との笑顔溢れる日常を「夫婦白菜」に描き好評を得た漫画家(小滝正大)が、今では妻を亡くしスランプで断筆状態。自筆の壁イラストから亡き妻にそっくりな美女（東凛の二役）が「笑顔があれば何でも乗り切れる！」気合注入の人生応援歌。異次元人をテーマにしたSFと見せかけて、実は夫婦愛の尊さを描いた秀作。

プログラムピクチャーって、やっぱり素晴らしい！「性鬼人間」シリーズとして作り続けることの意味。「トラック野郎」だって「男はつらいよ」だって、何作も続ければマンネリ化してしまうのは必定。本シリーズの場合、奇捜研をベースにしつつも、そこからどう工夫していくかに面白さがある。

漫画家(小滝正大)のイラストから、異次元美女の東凜が「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」(←お前はハクション大魔王かよw)シリーズ前二作とは異なり、今回であれば栄川乃亜が銃を操る本来なら主役のはずの奇捜研は脇に追いやられ、隣室で強制売春させられる薄幸美少女(花音うらら)に私のハートは胸キュン(*'▽')

多分、高橋祐太が書いたホンのタイトルは「夫婦白菜」なのではないか、と思う（笑）性鬼人間シリーズの第三弾とはとても思えない、織田作之助「夫婦善哉」を彷彿とさせる、SFチックに仕上げているが、基本線はほのぼのとした夫婦愛を描いた作品だ。

主役は女優でも男優でもない、出演者の小滝正大が描いた漫画「夫婦白菜」に登場する夫婦である。小滝正大と東凛をモデルに、それを更に美男美女化させた進化系、夫婦白菜は小滝正大＆東凛のアツアツ夫婦なのだが、凛はもうこの世にいない、小滝は寂しい。

小滝が壁に貼っている凛のイラスト。愛妻の凛を亡くした後、落ち込んで新作漫画を描けず、飛び降り自殺まで考える小滝。編集者の長谷川千紗が「私、何でもお役に立ちますから！」と下着姿で猛アピールしても、頭を抱えて拒絶する小滝。これじゃ千紗が可哀想ｗ

奇怪事件捜査研究所、略して奇捜研。これが本作でも舞台・・・と一応はなっているが、捜査員の栄川乃亜がどうして三番手なのか？それは奇捜研は漫画家小滝の家に現れる異次元美女の東凛を捜索という体裁は取っているものの可哀そうな位、乃亜に見せ場が無い。

影の主役が花音（かのん）うらら。まだ20歳になったばかりの彼女は、この笑顔、反則。148cmの性欲強め農大青春学生で綿パンからハミでる特盛アンダーヘアの無邪気で変態なびっしりと剛毛が生い茂る肉棒狂いの天然美少女です（←AVタイトルで紹介するなよｗ）

うららちゃんは極悪闇金業者山科薫に親の借金肩代わりに小滝の隣部屋で客を取らされ強制売春、変態客にアナルにまで突っ込まれ、小滝の部屋に「消毒液ください」「痔の薬、塗ってください」アナルに痔の薬を塗りながら興奮する小滝先生の気持ち、分かります！

うららちゃんは小滝先生に恋しちゃって、きっかけは「夫婦白菜」なんだけど、エロいからホットパンツから剛毛は見えないものの、積極的に押し倒しベロチューから騎乗位でFUCK！これで20歳のロリ美少女ですよ！おい小滝（←怒りの呼び捨てｗ）、俺と代われ！

物語は、重度のスランプに陥った漫画家の小滝先生がビルの屋上から飛び降り自殺を図る場面から始まる。ここに儚げな美少女のうららちゃんが「星が見えませんね」胸キュンの一言。小滝は「都会だから、周りが明るすぎるんだよ」自殺まで思い詰めていたことを忘れ部屋に戻る。

小滝の部屋には自筆イラストで、亡き妻・東凛そっくりのイラストが飾ってある。隣室ではうららちゃんが激しいセックスでアンアン喘ぎ声、辛抱堪らなくなった小滝は壁のイラストに顔を押し付け悶々とするが、ここで亡き妻の凛が「ジャーン！」と登場。なんと彼女は異次元の世界から来た亡き妻の娘で２万歳（笑）だという。

凛は壁から飛び出て肉体を持つと、好色な性鬼人間なので（笑）小滝のバイト先の汚ねえ禿げオヤジの森羅万象でもお構いなく騎乗位でガンガン腰を振りFUCK。奇捜研では、地球に怪しい異次元人が出没したと、銃を持った栄川乃亜が颯爽と登場し、まるでオリエンテーリングのように異次元人探し（笑）

小滝の隣の部屋でアンアン喘いでいるうららちゃんは男好きなのではなく、死んだ両親の借金を返せとヤクザの山科に恫喝され、アナルセックス大好きな変態客（野間清史）バックからアナルFUCKでガンガン突かれ、あまりの痛さに悲鳴を上げていたのだ。

そんな折、凛の娘を名乗るマーヤは勝手に小滝の部屋の押入れで寝泊まり。ここに、「夫婦白菜」を読んで小滝先生に憧れていたうららちゃんが「あのー」「消毒液はありますか？」「痔の薬を塗って欲しいんですけど」ここで小滝は「そうか！」（←そうか、じゃねーよｗ）うららちゃんはやくざ者に無理やり客を取らされ、肛門性交を強要され痔になってしまったのだと知るｗ小滝は性交もせずｗお金を渡して「借金返済の足しにしてくれ」と部屋から出した。

ああ、可哀そうなうららちゃん、何だかあっけらかんとしている凛ちゃんよりも、私はアナルを無慈悲に犯され泣き続けるうららちゃんに夢中！凛の生まれ変わりであるマーヤは奇捜研に押しかけ強引に折笠所員を強チン！これを助け出す乃亜は、凛の生まれ変わりであるマーサこそが異次元人だと知る。

うららちゃんはマーサを小滝先生の恋人と誤認、一度は憧れの先生のことを諦めようとする（←この辺でもうららちゃんの薄幸の美少女感に私の胸はキュンキュン！）でも非常な闇金業者のヤクザ山科は容赦しないぜ。「もうアナルは勘弁して！」山科に黒い極太バイブでアナルを責められる恐怖に怯えるうららは下半身パンティ一枚で部屋から逃げ出した。

ここに居合わせた小滝先生は「うららちゃん、大丈夫か？」山科はとんでもないヤクザ者なので、初対面の小滝でも容赦しねえ。ボコボコに小滝を殴るが、必死でうららを守る。ここに凛の姿のマーサが登場し、フライパンで山科をぶん殴り、山科は退治した。

白いセーターにデニムのホットパンツがエロ可愛いうららちゃん「小滝先生、ありがとう！」抱き着かれたら、誰だって勃起するでしょ（←しねーよｗ）うららは下半身スッポンポンになると、小滝のモノをフェラし、騎乗位で跨り腰をグイグイとピストン、二人は熱く結ばれた。うららはキャベツ料理を作り、小滝先生を感動させた。

小滝先生に新作を書いて欲しいと何度も部屋に通いつめた編集者の長谷川千紗。身体を張って小滝先生を元気づけるのは拒否されたが、新作「夫婦キャベツ」を書き上げたことに感無量。キャベツは、可愛いうららちゃんが、凛の「夫婦白菜」を参考に作った「夫婦キャベツ」を題材にしていた。

小滝、これで俺の可愛いうららちゃんと再婚するのか？許さねえ、俺は絶対許しませんよ！（←お前は何者なんだよｗ）でも、小滝は台所で、糠で漬けた白菜を見つけ「違う、やっぱりこっちじゃない」マーサは、凛とあまりに顔がそっくりなので小滝は何度も混同、そのたびに「ねえ、あなた」とジョークを飛ばし「なんてねｗ」とオトしていたマーサ。でも、彼女が異次元空間に戻る前に残していったのは、確かにあの「夫婦白菜」であった。

奇捜研の乃亜と折笠はようやく、異次元人のマーサの居場所を探し当てた。それは小滝の部屋だったが、既にもぬけの殻だった。うららちゃんが一人、呆然と立っている「お金を返しに来たのに・・・」次の瞬間、なんとびっくりする光景が！壁に貼られた小滝先生のイラストには、仲良く微笑み合う小滝先生＆東凛の姿があった。

小滝先生は異次元世界に行ってしまった。そして、亡き妻・凛と再び、熱く結ばれる。正常位からバック、そして騎乗位で激しく求め合う二人。全裸の凛が騎乗位でガンガン腰を上下にピストンすると、おっぱいが上下にブルンブルン揺れ、ああ、これぞ夫婦愛の象徴、幸せな性鬼人間界のセックス！











本作の上映に合わせて上野オークラで開催された主役の小滝正大さん自筆のイラスト展、って言うか(笑)このイラストに描かれている夫婦（小滝さんと凛さんの似顔絵ｗ）こそが主役だ！
（小滝正大さんからコメントいただきました。ありがとうございます(^^)/）

昨日オークラさんへ行った際、モギリのお姉さんから「さっきもお写真撮ってる方いましたよ！」と教えていただいたのですが・・・ひょっとして横浜SANだったのかな（笑）？