沖縄Chatan Harbor Brewery見学レポート（袴田）

先日沖縄のChatan Harbor Breweryを訪ね、醸造設備の見学をさせていただきました。

Chatan Harbor Breweryは、2015年にオープンしたばかりの沖縄で最も新しいブルワリーです。ブルワリーのすぐ隣にはBARとレストランが併設されており、できたてのビールとともに美味しい料理を味わうことができます。ブルワリーのコンセプトは”沖縄の自然”。沖縄の南国感を味わえるようなトロピカルなアロマホップを使用したり、ハイビスカスや月桃を使ったビールを造るなど、沖縄の自然が感じられるユニークなビール造りをされています。

ヘッドブルワーの眞境名（マジキナ）さんから一通りブルワリー立ち上げまでのお話を伺った後、醸造設備を見学させていただきました。通常ブルワリー立ち上げの際は設備を海外から輸入することが多いですが、Chatan Harbor Breweryでは、貯湯タンクと瓶詰め機以外は全て自社製品（部品だけ輸入し、自社で設計・組み立て）で揃えているとのこと。というのも元々ブルワリーの親会社が沖縄で建設業をされており、設備の設計や組み立てのノウハウがあったそうです。

2KLの糖化釜（写真上）と煮沸釜（写真右下）。

発酵タンク4基（写真右奥）と熟成タンク5基（写真左と右手前）。

湿気の多い沖縄ではタンクの結露が課題となっているみたいです。

遠野の場合はやはり冬場の凍結でしょうか・・・。

続いて併設されているBAR&レストランへ。

約270席ほどある店内は広々としており、オシャレでとても居心地の良い空間でした。最後はもちろんビールをいただきました。美しく輝くタンクを眺めながら、できたてのペールエールを味わわせていただきました。フルーティーなアロマとホップの荒々しい苦味が抜群にマッチし、とても美味しかったです。

次回はぜひ夏に自分たちのビールを持って、またお訪ねできればと思います。お忙しい中醸造免許取得やビール造りに関するアドバイスをしてくださった眞境名さん、本当にありがとうございました。

（記：袴田）