福井国体に合わせ福井県神社庁福井支部は、福井市内の神社を巡るスタンプラリー「しあわせの都市(まち)の神様めぐり 福の神めぐり」を実施している。県外者に競技や観戦の空いた時間に参拝してもらい、御利益があるようにと企画。馬來田善敬(まくた・よしもり)支部長(52)は「福井の歴史と文化を知るきっかけにしてもらえたら」と呼び掛けている。
福井国体や北陸新幹線敦賀開業で増える来県者をもてなそうと、同支部が約1年前から検討してきた。福井県が幸福度日本一であることにちなんで「しあわせの都市-」と命名した。
主に市中心部にある23社を対象とし、スタンプラリー用紙を作製。表面は神社の場所を示すマップ、裏面には各神社の写真と祭神や創建年などの説明を添えた。神社巡りと同時に訪れてもらおうと、美術館や博物館などの施設も記載した。期間は設けず、23社全ての社紋スタンプを集めると記念の特製手ぬぐいがもらえる。
馬來田支部長は「福井市は旧城下町付近に多くの神社が集まっており、国体の競技の合間にも訪れやすい。いろいろな神様の御利益で幸せになってほしい」と話している。
スタンプラリーの用紙は足羽神社(足羽1丁目)や神明神社(宝永4丁目)など各神社のほか、市観光案内所などで配布している。