2020.12.15
国のクラスター対策班が始動 鶯宿温泉病院、封じ込めへ全力
新型コロナウイルスの院内クラスター(感染者集団)が発生した雫石町の鶯宿温泉病院の対応支援のため厚生労働省のクラスター対策班が14日、県内で活動を始めた。感染確認された入院患者38人が院内で治療を受けており、1週間ほど感染制御や搬送調整を担う県のチームと連携して、封じ込めに総力を挙げる。
同日は国立感染症研究所感染症疫学センターの職員ら3人が同病院の状況を確認。今後保健所などと共にデータを基に感染源や経路の分析を行い、拡大防止へ助言を行う。
同病院は看護師や作業療法士ら職員22人、入院患者38人の感染が確認され、職員家族らにも広がった。県によると、入院患者はゾーニング(感染の有無による利用場所の区分)し、院内で治療を受けている。