愛知県大府市の至学館大は14日、10月から実施している学内PCR検査の結果を公表した。1474人が1806回の検査を受け、学生2人、教職員2人の計4人に陽性反応が出たという。東京オリンピック出場が内定している川井梨紗子・友香子姉妹らが練習拠点としている女子レスリング部は全員が陰性だった。
同大学では、全学生・院生と全教職員の計約2000人を対象にPCR検査を実施。学内の備品を使い、1日に160個の検体を調べており、今週中に全学生の検査が終了するとしている。
陽性だった学生はその後発症しており、記者会見した谷岡郁子学長は「(検査をしなければ)部活動などを通じクラスター発生の可能性もあった」と述べ、検査の意義を強調した。【黒尾透】