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博多に行ったら有名ラーメン店・元気一杯に寄るべし!
博多ラーメンは、豚骨ベースのスープと細いストレートの麺が特徴のラーメンです。博多ラーメンといえば今や全国的に有名であり、全国チェーンもあることから日本のどこにいても気軽に食べに行くことができます。
しかし、できるならば本場・博多で博多ラーメンを食べたいという人は多いでしょう。博多ラーメンに限らず、ラーメンというのはお店によって千差万別の個性があります。せっかく本場の博多ラーメンを食べるなら、美味しいお店で食べたいところです。
博多にはたくさんのラーメン店がありますが、その中でもぜひ一度訪れてもらいたいのが、博多の有名ラーメン店「元気一杯」です。
博多のラーメン店・元気一杯とは?
豚骨ラーメンの聖地・博多に並ぶたくさんのラーメン店の中でも、「元気一杯」は様々な点から話題を呼んでいます。そもそも元気一杯とはどういうお店なのでしょうか。博多ラーメン店・元気一杯の基本情報やアクセスをご紹介します。
福岡では知る人ぞ知る有名ラーメン店
福岡では、特にラーメンに詳しくはなくても、元気一杯の名前を聞いたことがあるという人も少なくありません。それほど噂になっている有名なラーメン店です。
何故元気一杯はそれほど有名なのでしょうか。その理由は、ラーメンの美味しさはもちろんのこと、「退場ルール」という他に例を見ない変わったシステムにあります。破った瞬間退場しなければいけないルールの存在は、元気一杯が話題を呼ぶのに十分でしょう。
元気一杯は、これから説明するお店の外観からなるアクセスのしにくさなどの事情から、食事するところを探して歩いていたお客さんがふらりと立ち寄る、といったことはほぼありません。しかし、それでも行列ができるほどに全国からお客さんが集まります。
のれんも看板もなし
博多の元気一杯が噂を呼んでいる理由は、退場ルールだけではありません。元気一杯には、普通のラーメン店なら当たり前のようにある、のれんや看板が存在しないのです。
元気一杯は小さなビルの1階で営業していますが、入り口のドアも向こうが見えないようになっており、ラーメン屋どころかお店があるのかどうかすら一見しただけではわかりません。元気一杯の存在を知っている人だけが、元気一杯を訪れることができるのです。
そんな店を知っているとなれば、つい話題にしたり、人に教えてあげたくなるのが人情というものです。元気一杯の評判が広がった理由の一端はここにもあるのかもしれません。
水色のバケツ
お昼時などで行列ができていればわかりやすいのですが、そうでなければ元気一杯が営業時間中なのかどうか判断するのは難しいです。元気一杯が今営業しているのかどうかは、店先に掲げられたバケツでわかります。
元気一杯の入り口横には室外機があり、そこに金属製の水色のバケツが吊り下げられていれば、それが営業中のサインです。
元気一杯の目印でもありますので、場所がわからないときは水色のバケツを探してみるといいかもしれません。
アクセス
博多の元気一杯は、お店を探しだすのは少々難しいものの、博多駅から徒歩でも20分程度で行ける距離であり、アクセス自体は良好といえます。近辺へのアクセスには主に地下鉄とバスを利用します。
元気一杯は、博多区下呉服町にあります。最寄り駅は福岡市地下鉄(箱崎線)の呉服町駅です。博多駅からは大博通りを福岡サンパレス方面へ直進すると呉服町駅があります。
呉服町からのアクセスは、博多駅を背後に北西方向へ進み、昭和通りという大通りを越え、1つ目の交差点を右に曲がり、恵比寿通りに入ります。
元気一杯へのアクセスは、バスに乗ると更に便利です。「博多駅西日本シティ銀行前F」から呉服町経由のバスに乗り、昭和通りを越えた先の「蔵本」で降ります。同じく最初の交差点で右に曲がれば恵比寿通りです。
遠方から博多に向かう際には、飛行機を利用することもあります。福岡空港から元気一杯へのアクセスは地下鉄やバスが利用できます。アクセス方法は、バスのみで博多駅を経由する・地下鉄空港線に乗り途中でバスに乗り換えるなどがあります。
恵比寿通りを50メートルほど進むと、左手に「ゾンターク博多I」というビルがあります。その1階に元気一杯があります。ラーメン屋には見えない外観なので、事前にしっかりと道筋をチェックしておきましょう。
| 住所 | 福岡県福岡市博多区下呉服町4丁目31 |
| 電話番号 | 090-1362-4311 |
博多のラーメン店・元気一杯のかつての退場ルールは?
博多の元気一杯には、数々の厳しい退場ルールがありました。ルールを破ってしまうと、注文したあとでも退場しなければならなかったのです。そんな対応を受けたお客さんによるインターネットへの書き込みから、元気一杯が一気に有名になったという話もあります。
お店の内外に監視カメラを設置してチェックするほどの徹底ぶりであり、店内の空気は常にピリッとしていたといいます。もちろん、退場ルールの存在は賛否両論でした。
しかしこれは、元気一杯のスタンスである「ラーメンはスープが命」からくるものです。スープを存分に吟味したいお客さんのためのルールでもあるのです。
2017年に緩和された元気一杯のルール
元気一杯の容赦ない退場ルールは、2017年から一部が緩和されました。今では以前のような張り詰めた雰囲気もなくなり、気軽にラーメンを楽しむことができます。
現在残っているルールは「携帯電話での通話禁止」などのごくごく当たり前のものです。「タバコを吸ったら退場」「店の前に駐車したら入店禁止」というルールも未だ残っており、これも飲食店を利用する上では当然守るべきものです。
しかし、2017年以前はにわかに信じられないほど容赦ない退場ルールが存在しました。そのうちのいくつかご紹介します。
スープから飲まないと退場
博多の元気一杯は、とにかく「ラーメンはスープが命」と考える人達の集まりであり、一口目にスープを飲まなければ退場でした。ラーメンが運ばれてきたときも「スープから先にどうぞ」と勧められます。
実際、スープにこだわる方ならばまずはスープだけを味わうものなのだそうです。麺や具から食べ始めたせいで退場させられたお客さんもいます。
ちなみに、一口目にスープを飲むとしても、その前にかき混ぜてしまってもルール違反となっていたそうです。まずはかき混ぜず一口飲むのが正解とのことです。
高菜を先に食べると退場
席に置かれている辛子高菜を先に食べても退場させられました。元気一杯の辛子高菜は辛さが強く、先に食べたら唐辛子のせいでスープの味がわからなくなってしまうのが理由だそうです。
2017年時点では、辛子高菜を先に食べても注意で済んでいたそうです。しかし、国産の高菜の不作により、大人気だった辛子高菜は元気一杯から姿を消してしまいました。現在は代わりに一味唐辛子が置かれています。
大盛りを注文すると退場
元気一杯には一見さんお断りとして設けられたルールもありました。その一つが「大盛りの注文禁止」です。大盛りを注文できないにも関わらず注文してしまったお客さんは、元気一杯を知らないと判断されてしまうとのことです。
ちなみに、今でも「大盛り」というメニューは存在しません。お腹いっぱい食べたいという場合は、後で替え玉を注文しましょう。
子供は不可・子供づれの時点で退場
元気一杯は、子供連れで入ることができませんでした。小さな子供がいる時点で、入店をお断りされていたのだそうです。
理由は定かではありませんが、子供でも食べられるものがないのか、それとも子供が騒いでしまうからではないかと思われます。現在は子供でも入店が可能ですが、子供向けメニューはないことは留意しておきましょう。
メニューを聞くと退場
メニューを聞くという行為も一見さんと見做され、退場ルールになっていました。メニューの一覧は壁にきちんとかかっていますので、覚えていく必要はありません。
他にも一見さんお断りからくるルールとして、「店内をキョロキョロしたら退場」というものもありました。
携帯撮影はもちろん着信音が鳴っても退場
携帯による写真撮影や通話も禁止でした。着信音が鳴っただけも退場させられていたそうです。店外で並んで待っているときに携帯を弄っていると、外にある監視カメラでチェックされ、入店時に釘を差されてしまうということもあったとのことです。
現在は通話禁止はそのままですが、写真撮影は解禁されました。シャッター音をやたらと響かせないなど、常識的な範囲で写真を撮り、携帯自体もマナーモードにしておきましょう。
現在はこれらの退場ルールを掲げた看板は店内から撤去されているそうで、本当にこれらのルールが適用されていたのかどうかは定かではありません。インターネット上では様々な元気一杯の退場ルールが噂されていますが、都市伝説レベルのものも混じっています。
博多のラーメン店・元気一杯のラーメン
厳しい退場ルールがあるにも関わらず博多の元気一杯が人気店として有名になったのは、もちろん元気一杯のラーメンが素晴らしいからです。こだわり抜いた豚骨スープは、世界最高峰と評するラーメンファンもいるほどです。
2019年には、なんとあのミシュランが出版する「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版」にも掲載され、ミシュランプレートを獲得しました。そんな元気一杯のこだわりのラーメンの特徴をご紹介します。
麺はもっちりした細太麺
細ストレート麺が多い博多ラーメンですが、元気一杯の麺は少し太めのもちもちで口当たりのいいストレート麺です。多くの博多ラーメンと差別化できている一方、博多ラーメンをよく食べる人にとっては、あまり慣れないものであるようです。
しかし、食べてみれば「元気一杯のスープにはこの麺でないと!」と思えてくるはずです。スープが命の元気一杯ですが、麺との相性も考え抜かれています。
豚骨の色々な部位を炊いた濃厚とろみ系スープ
元気一杯のラーメンの最大の魅力がその豚骨スープです。濃厚でとろみがあり、ポタージュを彷彿とさせるなめらかな口あたりのスープです。スープがなくなれば営業は終了しますが、スープの出来栄えに満足がいかない日は開店すらしないほどです。
豚骨のいろいろな部位を炊いた元気一杯のスープは、豚骨スープにありがちな臭みが全くないにも関わらず、豚骨の旨味がぎゅっと濃縮されています。豚骨に醤油や他の出汁を合わせる豚骨ラーメンもありますが、元気一杯のスープは豚骨のみで勝負しています。
退場ルールは緩和され、ラーメンの食べ方は自由となりましたが、是非とも最初の一口を大切にしてほしいスープです。
具材はチャーシュー・ネギ・きくらげ
元気一杯のラーメンは、スープの味を損なわないよう具材もシンプルです。ネギときくらげに加え、チャーシューも控えめな味付けとなっています。あくまでスープに集中するための構成となっています。
博多のラーメン店・元気一杯のメニュー
博多ラーメン店・元気一杯のメニューは、基本にして王道のラーメンを中心としたシンプルな構成です。スープの味は1種類のままで、お好みの具材の量を調整することができます。
それでも気分を変えたいときに嬉しいのが、元気一杯の名物であるカレールゥです。カレールゥのおかげで、元気一杯のラーメンの味わい方の幅はぐっと広がります。
他にも女性に嬉しいメニューも用意されています。元気一杯のメニューをそれぞれご紹介していきます!
ラーメン
博多の元気一杯を初めて訪れたら、絶対に最初に食べてほしいのが基本の「ラーメン」です。700円とお値段も最もリーズナブルです。
「元祖博多クリーミー豚骨ラーメン」と店主さんが自信を持って提供するラーメンを、是非とも味わってみてください。
きくらげラーメン
こりこりとしたきくらげが好きという方には、きくらげが増量された「きくらげラーメン」がおすすめです。お値段は850円です。
もう少しボリュームが欲しいけど、チャーシュー増量は栄養バランスが気になるという方にもきくらげラーメンをおすすめします。
チャーシューメン
ガッツリ食べたいという方にはチャーシューメンがおすすめです。控えめな味付けのチャーシューですが、満足感は十分です。
チャーシューメンのお値段は950円です。いつものラーメンにチャーシューによる旨味をさらに追加して味わってみましょう。
チャーシューきくらげラーメン
きくらげもチャーシューもどちらもたくさん食べたいという欲張りな方のために、チャーシューきくらげラーメンもあります。お値段は1100円です。
お腹いっぱい食べられることは言うまでもありません。麺と具材とスープの調和を最大限に楽しむことができるメニューです。
替え玉
名物の辛子高菜はなくなってしまいましたが、代わりに一味唐辛子やカレールゥを加えることで、元気一杯のラーメンスープは違った顔を見せてくれます。スープを最後まで美味しく味わうために、ラーメンの替え玉もきちんと用意されています。
カレー味替え玉
他のラーメン店ではなかなか見られないのが、「カレー味替え玉」です。替え玉の上に特製のカレールゥがたっぷりとかかっています。
とろっとした豚骨スープにカレールゥが加わることで、スープのとろみはさらに強くなり、味のバランスも絶妙なものとなります。
カレールゥ
カレールゥ単体を注文することもできます。カレー味替え玉よりも幅広い食べ方を楽しめる、奥深い味わいのスパイシーなカレーです。
小ライスにかけて食べたり、つけ麺のようにディップして食べたりもできます。もちろん、ラーメンスープに投入しても美味しいです。
麺なし野菜ラーメン
糖質制限メニューとして、麺なし野菜ラーメンも用意されています。元気一杯のこだわりのスープが気になるものの、麺の糖質が気になるという方におすすめです。さっぱりとした野菜とぽってりとしたスープの相性は抜群です。
替え野菜
替え玉ならぬ替え野菜も用意されています。普段あまり量を摂れない野菜も、元気一杯のスープと一緒ならいくらでも食べられてしまうかもしれません。「あの元気一杯がヘルシー志向に!」と驚いた方もいたという話です。
小ライス
ラーメンの〆に外せないライスももちろん用意されています。ラーメンを食べ終わって最後にライスを投入したスープはたまらない美味しさです。カレールゥをかけても美味しいので、小ライスといえどついいくつも注文してしまうかもしれません。
博多の元気一杯はラーメン界のレジェンド!
博多ラーメン店・元気一杯について、噂やアクセス方法、メニューの数々についてご紹介してきました。博多はラーメン好きならば一度は行っておきたい豚骨ラーメンの聖地です。
博多を訪れた際は、世界のミシュランに認められた「元気一杯」のラーメンを是非味わってみてください。もちろん、最初の一口はスープをおすすめします!
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