北朝鮮ドキュメンター映画を読者に公開

 

2018年7月27日
Andre Vltchek

 

北朝鮮の地下鉄(『マスコミに載らない海外記事』より)

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-4606.html

 

北朝鮮の顔

North Korea Film sd 480(Asia Africa Kappa)

https://www.youtube.com/watch?v=MV2RQCZqsTk

 

これは私が比較的最近訪れた国、朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮)についての25分の作品だ。訪問し、愛し、感銘を受け、率直に言って、敬服した。

 

これを‘ドキュメンタリー’と呼べるかどうか私は本当にわからない。たぶん違う。単純な話だ。平壌のローラースケート場で、私は小さな繊細な少女に会った。あの子はいくつだろう? わからない。おそらく四歳か五歳だ。あの子は最初、母親にすがりついていたが、更に韓国人の鄭己烈(Chung Kiyul)教授、ラムゼイ・クラーク元司法長官にまで。それから、無邪気に手を振り、時折私や私たちを、あるいはただ振り返りながら、あの子はスケートしながら去っていった。

 

突然私はあの子のことが心配になった。ほとんど、ある種の身の危険のようなものだった。たぶんパニックのような不合理なものだが、良くわからない。

 

彼女には何か悪いことが起きて欲しくはなかった。アメリカの核兵器が彼女の周囲に落下し始めて欲しくはなかった。彼女には、哀れなベトナムや、イラクやアフガニスタンの子供たち、欧米による暴虐の犠牲者のような最期になって欲しくはなかった。化学兵器、劣化ウランやクラスター爆弾。“他者”をただ憎悪する執念深い狂人連中が国連経由で押し通す狂気の経済制裁のおかげで、彼女が飢えて欲しくはなかった。

 

そこで北朝鮮で見たものについての短い映画を制作した。平壌のローラースケート場のあの幼い少女のために制作し、捧げる映画だ。

 

朝鮮民主主義人民共和国で映像を撮っていた撮影時、欧米や日本や韓国による戦争や攻撃、あり得るし、可能性が高そうだった。

 

しばらくしてベイルートで、レバノン人編集者と編集していた時、アメリカのドナルド・トランプ大統領が“北朝鮮を始末する”と威嚇した。彼が意味していることは明らかだ。トランプは‘正直な人物だ’。映画の中で私は彼を‘マネージャー’と呼んでいる。彼はアインシュタインではないかも知れないが、いつも、それぞれの時点で、彼は思っていることを言っている。ヤクザ・スタイルで。

 

500年以上の残虐な植民地主義戦争や十字軍の後、欧米を本気で信じてはいないが、今この拙作を公開する時期、シンガポール・サミット後、事態はより明るく見える。‘マネージャー’が金委員長が好きだというのは、おそらく正直なのだろうが、またしても明日にはまた‘正直’になって気が変わり、彼の手をへし折りたいと宣言するかも知れない。

 

急ぐべき時だと思う。急いで、北朝鮮がいかに美しく、その国民がどれほどりりしいかをできるだけ多くの人々に見せるべき時だ。

 

*

 

映像を“売ったり”“権利を売ったり”して、私の他の国際プロジェクトのために多少お金を稼げるかも知れないが、そうなると、ずっと時間がかかり、ごく限られた数の人々しか見られなくなるだろう。

 

世界の中でも私の好きなメディアの一つ - New Eastern Outlookでこのように公開することで、映画では何も稼げずゼロだが、こういう形で公開するのは私の義務だと思う。作品が多くの人々に見られて、欧米や日本に対する圧力、既に途方もないほど苦しんできた人々を威嚇するのを止めさせる圧力が高まるといいのだが!

 

進行中の作品(現在、二本の長編ドキュメンタリーを制作中で、一本は、ほぼ二十年のNATO占領後のアフガニスタン、もう一本は、カリマンタン/ボルネオでの、ほとんど徹底的な環境破壊に関するものだ)を含め、私の映画をどなたかがご支援されるのであれば、ここでできるだろう。だが無理にはお願いしない。この映画や、私が間もなく徐々に公開する他の映画をお楽しみ頂きたい。

 

*

 

その間も、北朝鮮は存続している。

 

欧米は次に何をするか計算している。こうしたことに私は良い感じがしていない。私が間違っているよう願う。これが真剣な和平プロセスの始まりであるよう願う。

 

だが私は、都市や国々や大陸丸ごとの、余りに多くの廃墟を見てきたような気がする。その大半は、様々な‘和平プロセス’の後、爆撃され、がれきと化した。大半は何らかの妥当な合意に達し、調印した後、爆弾やミサイルが飛び始めたのだ。

 

北朝鮮に同じことが起きて欲しくはない。ローラースケート場で出会ったこの少女が消滅して欲しくはない。

 

私が今回していることはたいしたことではないが何事かではある。この危険な状態では、ほとんどあらゆることが重要だ。たとえごく些細なことでも全員“何か”をしよう。雨は水滴でできているが大きな火事を止められる。今回は狂気を止めるべくやってみよう。

 

 

アンドレ・ヴルチェクは哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼は、Vltchek’s World in Word and Imagesを制作しており、『大10月社会主義革命』を含む多数の本の著者でもある。オンライン誌“New Eastern Outlook”への独占寄稿。

 

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/07/27/releasing-my-north-korean-documentary-film-to-my-readers/

 

 

マスコミの載らない海外記事  『北朝鮮ドキュメンター映画を読者に公開』記事 

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-4606.html

 

 

日本は今でもアメリカの植民地で、それに毒された人たちは自分たちを「文明人」だと気取って、『自由』や『民主主義』を押し付け、自分たちの意に沿わない国に対して、頭ごなしに尊厳を傷つけたり、実際的な暴力手段にも出ます。自分たちがただ「制限された情報下」で飼いならされている“家畜”に過ぎないというのに。。。

 

こうした19世紀以来の西洋帝国主義「焼き回し」をいつまで繰り返すというのでしょう。

 

実際記事で述べられている内容について、在日コリアンの友人の親族の方々が、過去に帰国された友人の母親のお姉さんに会いに行くために、北朝鮮の平壌に行きましたが、そこで「まったく同じこと」が話されていました。

 

“もしアメリカと戦争になれば、真っ先に若い人々が命を落とす”

 

“きっとここに(ピョンヤン)にミサイルや核が落ちて来るだろう”

 

少なからずジョンウン氏は、そうした北朝鮮の民衆の声を理解していました。

 

巷で描き出される、陳腐な「好戦的な独裁者」像通りだったら、とっくにアメリカに潰されていたし、並みの凡人なら、あのような極限状態にとてもじゃないけど、耐えられない。

 

仮に私がそのような立場になって、いくら豊かな暮らしや、綺麗なお嫁さんを貰ったとしても、確実に精神崩壊するので、絶対に願い下げです。

 

トランプ氏が今年6月に行われた北朝鮮との首脳会談(シンガポール)で、記者会見の中で「ジョンウン氏は何万人の中から選ばれた(才能を持つ)」と述べていましたが、本質としては、きっとそんなところだろうと思います。

 

‐画像と文章で振り返る朝米首脳会談 その10(最終回)‐

 

日本のリベラルにしても、「個人崇拝」が云々かんぬんと、どうしても物事を表面的にしか捉えることが出来ません。即ち自分たちの「思考力の低さ」を露呈しているのであり、経済的にも、軍事的にも、世界のありとあらゆる、ほとんどの分野で権力を持つ相手に、『脆弱な国家体制』で挑めばどのような顛末に陥るのか、少なくとも、ロシアや中国を見ても、独裁だと言われようが、一つの個体としてガッチリ身を固めなければ、アメリカと戦争をする前に、内部崩壊で国を失い、民族は奴隷と化すでしょう。

 

英語ブロガーのMichikoさんのおっしゃるように、安倍氏の自民党の『現状』と、北朝鮮や中国、ロシアの指導者を重ねるのは、適切ではありません。昨今では、「奈良判定」で有名なボクシングの山根明会長という「小悪」と一緒くたにされているようですが。我々はそうした「分かりやすい論理」に飛びつくことから卒業するべき時です。

 

そしてまた民主主義も、私たちが思い描くほど、バラ色の制度ではありません。

 

一方で「自由」と「平等」を謳う国は、人々の人権を大切にするという建前の裏に、自国に「反逆的」な国に対して、民間人であろうが、容赦なくミサイルや数々のおぞましい種類の爆弾を落とし、人々に一生の傷を負わせ、生活や暮らしを根底からぶち壊し、二度と立ち直れないように木端微塵に都市区画ごと破壊します。

 

実際それが、シリア中東朝鮮ベトナムでも行われ、「過去」と「今」をしっかり見つめるならば、誰しもその“異常性”に気付くでしょう。

 

先ほどネットで北朝鮮に関するいくつかの「ニュース」が挙っています。

 

※キーワード「ICBM」で検索(2018年8月1日午前6時現在)

 

https://www.google.co.jp/search?source=hp&ei=tdhgW7HqH4LBoAS1s6XYBA&q=ICBM&oq=ICBM&gs_l=psy-ab.3..0i131k1l2j0l6.1222.3174.0.3649.6.5.1.0.0.0.132.647.0j5.5.0....0...1.1j4.64.psy-ab..0.6.665...0i4k1.0.B9jgsgoRPC8

 

 

‐『朝米共同声明』履行に動き出した北朝鮮‐

 

こちらの記事で、北朝鮮がアメリカとの約束を先に守った件について、対するアメリカの行動が論じられるわけでもなく、一歩でもミスが許されないギリギリの国際的駆け引きの中で、北朝鮮の「行動」だけが殊更偏って報じられ、文字通り「国際的駆け引き」の中の産物である売女マスコミ(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)の所業と言わざる得ません。

 

明らかに「一方の立場だけの論理」が横行、そうしたキナ臭さの中で私たちは今を生きています。何というか、あの「欧米かぶれの自由主義最高」的雰囲気に嫌気が差したというか、「アメリカ売女マスコミ海外支部」の日本から並び立てられる綺麗事の数々は、自分たちのおぞましい侵略や虐殺を覆い隠すだけの煙幕でしかありません。

 

実際、アメリカは中東でそれをやっているし、追随する西洋や日本にしても、どこまで自分たちを正当化し続けられるのでしょうか。

 

話が長くなりました。

 

少なくとも、自民族を本気で守ろうとする指導者は、愛国者と呼ばれてもいいし、口先だけのナショナリズムを振りかざす工作員や、それに惑わされて事実が認識できない一部のリベラル、さらに国益を宗主国に献上し続ける某国首相よりは、100億倍マシで正常だと言い切れます。

 

プーチン、ロシア批判に対してブチ切れ!!!!! 記者がビビッて何も言い返せない・・・・

https://www.youtube.com/watch?v=TT0z7qr4qPE

 

 

<参考資料>

 

・マスコミの載らない海外記事 『北朝鮮ドキュメンター映画を読者に公開』

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-4606.html

 

・Youtube動画 『North Korea Film sd 480』(Asia Africa Kappa)

https://www.youtube.com/watch?v=MV2RQCZqsTk

 

・同 『プーチン、ロシア批判に対してブチ切れ!!!!! 記者がビビッて何も言い返せない・・・・』

 

https://www.youtube.com/watch?v=TT0z7qr4qPE

 

・拙ブログ 『‐『朝米共同声明』履行に動き出した北朝鮮‐』記事

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12393825067.html

 

・同 『‐画像と文章で振り返る朝米首脳会談 その10(最終回)‐』

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12392714791.html

 

・livedoor NEWS(東スポ転載) 『アマボクシングのドン・山根会長は「北朝鮮と一緒」』記事

 

http://news.livedoor.com/article/detail/15100883/

 

 

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