わからないけれど、もっと早く福祉につなげておけばよかったのかなあ。
日本の福祉は優秀よ。
自死遺族とか、引きこもりとか、ニートとか。専門だもの。
いたばしのあいつら、うまいって思ったよ。
今度は地区の保健師にまわされたよ。
自死遺族。余命宣告。保健師。
おれ、絶対思うね、日本いい国。どうなるのだろう?
いたばしの人に言われたのはグリーフケアが必要ですね。
母の眼前投身自殺、悪口日記のエピソードはパワーあるなあ。
聞いた人、びびる。本当のことですもの。
20年経過してのグリーフケアもいいんだけれど、
いまは慶應の藤澤大志先生から
明日死ぬかもしれないと言われているわけですから。
土曜日、藤澤君と揉めたなあ。
「5年生存率は20%と言いましたよね?」
「はい」
「前回は入院しなかったらいつ死んでもおかしくないと?」
「はい」
「紙に書いてください。ここでも、ここでもいい。紙に書いてください」
にらみ合い。
慶應の藤澤君は意地でも書こうとしなかった。
お互い怒鳴りあう寸前。
言葉の重みをわかっていない。
その紙があったら福祉の人にも相談できるし、
エヘヘ、悪い子だなあ。
ブログに公開しようと悪だくみしていました。
スーパーに売っていないのだもの、あん肝、白子、なめろう。
白子ポン酢はスーパー半額価格、赤羽の「いこい」。
わかっているやつは白子とあん肝だね。うまいもん。
風格あるのかなあ。たまーに「いこい」に行くと偶然なんだろうけれど社長席。
偉そうなのかなあ。悪かったなあ。
いまの時期にあん肝や白子を食うなら赤羽の「いこい」。
あそこ怖くてさあ。
10年以上まえ若いチャンネーと入ったら怖すぎてそのまま店を出た。
令和。孤独。ひとり。
堂々と入って行き、瓶ビール、サッポロ、あん肝、なめろう、白子。
で、常連とぺちゃくちゃ話す。おれ、格が上がってね?
ゴーツートラベル中止かよ。
おれあしたゴーツートラベル日帰りバス旅行に行くんだよね。
ヨンダ先生最後の旅(笑)。
昼から飲み放題がついて6千円だぞ。
きのうネットで調べたら、そのバス旅行会社は悪評ばかり。
このコロナご時勢に飲み放題ツアーってなにを考えているのか。
参加者を取材してきまっす♪
こんな偉そうなことを言ったらあれだけど、聞き上手よ。
相手の話をどこまでもどこまでも聞きます。
おれがおれにカウンセラーしてほしいってくらい。
一発勝負がうまい。上等だ。
せんべろ屋とかで隣にいた人とすぐ仲良くなっちゃう。
国籍問わず。
立ち飲み屋で隣のブランドかばんを持った80オーバーの男性に、
「いよっ、色男」とか言っちゃう。
「それは違う。正しくは後家殺しだ」と言われて居酒屋コロナ大爆笑。
おんなのことを聞いてもおもしろい。
「おんなめんどうくさくて」
そう言ったら「まめにやらなきゃな」とのご回答。
「いま自分が電話をしたら好きにさせてくれるおんなが何人もいる」
「へえ」
「うらやましくない?」
「そう言われたらたしかに」
「あそこ勃ちますか?」とか80オーバーに失礼なことを聞いたなあ。
おれを超えるカウンセラーなんているのか?
果たして聞くことがいいのかわからないが、ぜんぶ聞くよ丁寧に。
赤羽の立ち飲み屋「いこい」で聞いたこと。
「御徒町の高速に入る下は朝鮮部落」
朝鮮部落……。
「チョウセンブラク?」
カウンセラーはご存じだろうが、
話を盛り上げるのには相手の言葉をリピートする。
「あのあたりは朝鮮部落でねえ」
「へえ」
「煮込みがうまくてねえ」
「やっぱりあっち(韓国キムチ系)の味なんですか?」
「うん」
「おいしいんですか?」
「うまい。ひと言、うまい」
立ち飲み屋「いこい」にスーツネクタイで来ている80超えの男性にいろいろ教わった。
女はこう口説けばいい。
埼玉に住んでいて趣味で畑をやっていて、近隣に配っているらしい。
わくわくしちゃう。
収入がまったくなくて出ていくばかり。
働くどころが身の回りのことをいつできなくなるのか不安な状態。
「いたばし生活仕事サポートセンター」に行くわけですよ。
前回の慶應で2万2千円取られているし、このペースでいくと破綻が近い。
慶應の藤澤大志先生から5年生存率は20%だと言われている。
致死率はさらに高まり11月には入院しないといつ死んでもおかしくない。
死亡率100パーセントまで行ってしまったのである。
明日が来るかわからないというのが慶應大学病院の藤澤大志先生のお見立て。
どうにでもなりやがれ。
赤羽の「いこい」に行って、やっぱ変な才能があるんだよ。
立ち飲みの隣の80オーバーの男性と盛り上がりまくり。
「あなた物書きでしょう? 小説とか書いていない?」
「いえいえ、書いていませんよ」
外面(そとづら)がいいので困る。
だれとでも仲良くなれる。話を聞き出す。相槌がうまい。徹底的に聞くからね。
8月か9月に、慶應大学病院循環器内科の藤澤先生から言われた5年生存率――。
知りたい? ばらしちゃおう。
新規の飲食店が5年後も営業を続けていられる確率とまったくおなじ。
昨日、病院帰りに新宿の東のほうに行った。
公園で老人たちがノーマスクで酒盛りしているではないか。
とてもいい。
近くで惣菜を買ったが、ふうん、ああすれば税金をごまかせる。
印字しない。それが健全だ。
NHKが庶民の味方のようなことをうたっているが、
いつわたしの味方をしてくれたのだろう。
庶民を救うよりも追い込んでいるのではないか。
楽天西友が契約違反をしたことはどこも報道しないでしょう?
ネットの覇者である楽天と旧権威の西友。
そこがタッグを組んでいるんだから、だれも逆らえない。
裁判なんかしても、あそこは優秀な弁護士をいくらでも金で雇えるから負ける。
3百円やるから、ミスはなかったことにしろよと言えるのが楽天と西友。
西友楽天じゃないんだ、楽天西友だ。
西友は商売が成り立たないからネットの覇者である楽天とつるんだんだよ。
たまにネット記者が新聞記者に歯をむきだしにしているのを目撃するが、
ネット記者も楽天西友の「おまえら客の価値なんて3百円だ!」は報道できない。
いまや楽天もソフトバンクも権威である。逆らわない。
もっと自分を出してみろよ。
読売新聞で人生相談の回答者になるようになったら終わりだぞ壇蜜。
高卒の原一男も大学教授になってからは、しきりに人生指南をするようになった。
ビートルズだってカウンターカルチャーだったわけだろう?
それがいまはNHKで称賛される穏やかなカルチャーになっている。
正解なんてないんだ。
戦闘せよ。戦闘開始だ。革命だ。革命が必要だ。
医者から「いつ死んでもおかしくない」なんて言われた経験者はいないでしょう?
だから、それがどのくらい患者のダメージになるのかだれもわからない。
それは医師という国家資格からの挑戦状なわけ。
今日は朝起きて、早朝5時からジンギスカン丼を平らげたもの。
もっとパワーつけなきゃって生卵を入れて。
死んでたまるか。医者をハメてやれ、とあらゆるシュミレーションをした。
このまま死ぬわけにはいかない。
こう来たらこう対応するとシナリオをあたまで考え尽くす。
その結果、リラックスして、
あたまに完全にセリフが入っているから、アドリブにも対応できる。
「明日死ぬ」という慶應病院の託宣は認められない。
いろんなことを考えましたね。いろんなことを。
生きるためにはなにをしてもいい。なにをしてもいい。さみだれよ。
病院帰りにコリアンタウン新大久保に10年ぶりに行ったら変わったなあ。
若い男女で立錐の余地もない。
コロナなにするものぞである。
人込みで先にすすめないほど混雑している。
いまもっともアツいのは新大久保。
どうしてか希望を感じた。そうだ、逆らえ、逆らえ、逆らえ、それでいい。
エナジードリンクを無料で配っているので老人の僕も並んだらもらえた(数秒行列)。
新大久保がいまもっとも盛り上がっている。治外法権。解放区。
夢を見たようだ。幻を見たようだ。
いま帰宅したら不在表。佐川に電話したら悲鳴の声が。
死ぬほど忙しいという悲鳴。
たぶん今日明日が宅配のピークなのだと思う。
むかしはネットは実店舗に勝てなかったが、
いまはどうしてか送料がかかるのにネットのほうが安い。
これが自由競争の経済的結果なら、そんなもの必要か?
郵送なんて数週間経ってくる国際船便くらいがいちばん夢がある。
待機時間が夢想をたくわえる。
auふざけんなよ。
エーユーウォレットカード、ローソンでもセブンでも使えないって言われたぞ。
2800ポイント使えるんだろ? 死ぬまでに使い切りたいんだよ。
auおかしい。auでんきの人も嘘をついたり、裏交渉を持ちかけてくる。
証拠は? ってそっちにあるだろう? 録音しているんだろう?
サービス品質向上のために(笑)。
電気料金の件で嘘ついただろ! ポイントも使えないじゃないか!
1時間くらいかけて一緒にやったのを覚えていないか?
上のやつは履歴を見ろ、録音を聞け。
携帯番号を公開しているのは悪戯が来たら、すぐに解約するから。
電話番号変更を伝えるのは片手の数で収まる。孤独男を舐めんなよ!
違約金? 9800円かかるってよ。払わねえ!
「契約がそうなっています」
「契約した覚えはない」
「自動更新です」
「それずるいよ」
「どこの携帯会社もそうです」
「払わない」
「請求書が行きますよ」
あの楽天西友だって契約を守らないんだぞ!
契約なんて3百円出して謝罪すれば破棄してもいいっていう楽天西友の前例がある。
わたしが死んだら違約金も取れないだろう、ハハハハ。
いま気づいたが、わたしが死んだらどうやって携帯電話をストップするのだろう?
わたしが死んだってことにしたらエーユー解約できるの?
できるわけねーだろ! 携帯電話会社はみんなカルテル組んでるんだよ。
情報が一瞬で行きわたって、どことも契約できなくなる。
日本で自由競争なんてあるわけねえだろ。世間を知らねえな。
本当の経済自由競争なんて政治とくっついている上層民がするわけない。
重度の心臓病だからマスクはしたくない。息苦しい。してるよ、国民だもの。
鼻息が荒いため、メガネが曇るのもいやだ。
このまえマスクの紐が切れちゃってさ。ノーマスクで歩いたら、みんな睨みつけてくる。
急いで薬局に入って買ったよ。
メガネ曇らないのありませんかと鼻息荒く言ったら、7枚400円。たっけえ。
でも、これがいいの! 本当にメガネ、曇らないじゃない。
明日また信濃町に行くが、学会員と運命のめぐりあわせで宿命転換したいなあ。
鼻息が荒くて困るが病気のせいだから。みんな病気のせい(笑)。
今朝なんか体調悪くてさ。貧血? 立ちくらみすげえ。
身の回りのことができなくなったら人生終了だから。
肉、食ったらなんとかなるのかな。
日本ハムのタレつき「北海道ロースジンギスカン」を昨日スーパーで半額購入。
さっき楽天西友から届いた乾燥にんにくを水で戻し、油とフライパンへゴー。
エリンギがいちばん火が通らなそうな気がしたので、そっからスタート。
エノキ、フナシメジと投入し、シメはジンギスカン。
メシの上にドカッと乗せる。
ラム肉が厚いのに柔らかくニクニクしくて、これで一食3百円か。
エリンギなんか久々に口にしたが肉厚でうまいなあ。
食後、元気が出て、立ちくらみが消えたよ。
そんなにすぐに効果があるはずはないのだが科学的にはね。
だれかが言っていたけれど、カップラーメンって栄養がなにもないんだよね。
でも、本当の負の循環に入るとカップ麺に手が伸びる。
慶應入院中、栄養士に言われたなあ。
「なにより食を楽しむことが重要です」
料理をできるって時点でこころに余裕があるのだろう。
昨日の食事は――。
朝:キャベツ炒めとナスの減塩みそ汁、ごはん。
昼:絹厚揚げを焼いたものにショウガをのせてポン酢。
夜:朝の残りのキャベツ炒め。
これじゃ栄養つかないか。痩せたいんだけれど、なかなか。
なお、楽天西友からは迷惑をこうむったのだからサービスがあるかと思ったら、
なんにもなし。本当に300ポイントだけでなかったことにするんだな。
クレーム電話はこころがいやしくなるから入れない。
1日塩分6グラムは守りたいと思っている。どうせもうすぐ死ぬんだけど。
楽天西友の「みなさまのお墨付き」バターチキンラーメンは、
インド好きとして食べてみたいが塩分7.8グラム。
ひと口だけ食べて捨てるとかできないもんなあ。
死病にかかって気づいたのは辛いと塩辛いは異なる。
スパイシーとソルティーの違いみたいなもんか。
「LEEカレー30倍」が今日ネット通販で届いたけれど、
あれ塩分2グラムなんだよね。
あんなに激辛なのに、わずか塩分2グラム。
スパイスの使い方がすごいうまいのだと思う。
そういえばレモンとかスパイスで舌をごまかせって、慶應で教えられたなあ。
最近、料理を復活させた。
自分で料理を考えるのって楽しいよね。これとこれを合体させたらどうなるかとか。
タイの調味料も届いたし、いろいろ実験していきたい。
変なもんが食いたいんだよね。未体験の味。
ヨドバシ・ドット・コムは送料無料でがんばっているよね。高いけど。
ねらい目は、自炊と矛盾するようだが、海外輸入のカップラーメン。
あれはアジア食材専門店で買うよりも安く送料がかからない。
今日タイ産のキムチラーメン、
ベトナム産のチーズラーメン、韓国産のカップラーメン×2が到着。
いったいどんな味がするんだろう。
この味があったかあ、という刺激を求めている。まずくてもいいわけ。
漫画雑誌「週刊スピリッツ」はセブンイレブンから定期購入している。
入院しているとき、参ったのはそれらがすべてキャンセルになった。
雑誌なんて出版社にバックナンバーがあるだろうと思ったらないとのこと。
ネット書店で購入しようとしたら定価400円が送料込みで1280円だってさ。
3冊ともおなじ書店で注文するから電話した。
「どうせ3冊一緒に送るんだろう。送料割り引けよ」
「それはできない。出版社にはもうないぞ、ガハハ」
しょうがねえから漫画雑誌3冊に4千円近く払ったよ。
案の定、3冊おなじ郵便で送られてきたから、向こうは大儲け。
そうそう、わたしのミスの話。
ガラケーだから、予約数字を紙に書いてセブンイレブンに持参する。
昨日は数字を書き間違えて、行列を作らせちゃって悪いことをしました。
今日はポケットに入れておいた紙をなくしちゃって、また明日。
人のミスはあまり強気に責められない。
人のミスに気づくと大喜びする人っているよね。誤字とか。いよっ、正義!
楽天西友がやらかしちゃったよねえ。だれかのミスで値札をつけまちがえた。
タイミングよく、わたしはそれを体験した。
チューハイとか半値くらいになっているんだよ。
すぐにこれは楽天西友の値付けミスだなと気づく。
しかし、ジェイコム株みたいなチャンスかもと大量購入した。
売買契約は成立したのである。
ふつうのスーパーだったら、値札をつけまちがえたらその価格で売るだろう。
ネットスーパー楽天西友はどうしたか?
強引に全員のオーダーをキャンセルしたのである。
その時間枠もキャンセルしたから忙しい人は本当に怒ったのではないか?
楽天西友は信頼よりも損得を優先したのである。
おい、ちょっと待てよ。
クレーム電話を入れようかと思ったら、
コールセンターが始まる直前の9:59にメール。
「ごめんちょ。まちがえたからこっちの都合でキャンセルさせてもらったよ。
300ポイントプレゼントするから、ここは大目に見てくれよ」
今日なんかコールセンターにつながらなかったのではないか?
あんがいコルセンに電話をかけた人だけ千ポイント謝罪だったのかもしれない。
明日とか電話してみようかな。証拠あるしね。
責任者だれだったのだろう? 会社に残るのは厳しいのではないか?
まあ、みんなミスはするさ。気にすんなよ。
どこでミスをするかが問題で、カサを忘れたとかならいいけれど、
自動車運転とかでミスをすると地獄が待っている。
ま、だれでもミスはあるさ。
これからもよろしくな楽天西友♪【お詫び】商品販売価格の誤りによるご注文のキャンセルについて
いつも楽天西友ネットスーパーをご利用いただき誠にありがとうございます。
昨日12月9日(水)16時以降に販売しておりました一部商品につきまして、
弊社内調査により、設定した販売価格に誤りがあったことが判明いたしました。
このため、誠に勝手ながら対象商品を含むご注文の全てについてキャンセルとさせていただきました。
弊社の設定ミスにより、お客様には多大なご迷惑をお掛けしましたことを、
心より深くお詫び申し上げると共に、今後の再発防止に努めていく所存でございます。
また、些少ではございますが、この度のお詫びといたしまして、
楽天ポイント300ポイントを後程付与させていただきます。
大変ご迷惑をお掛け致しましたことを重ねてお詫び申し上げ、
お客様には引き続きご愛顧を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
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楽天西友ネットスーパー
カスタマーセンター
MAIL:rsn-support@faq.rakuten.co.jp
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■ご注文内容について
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・ご注文の方は、下記お届け日・時間帯を再度ご確認の上、この時間帯には
必ずご在宅下さいますようお願い致します。
万が一、お届け時間帯にご在宅されていない場合は、再配達あるいはキャンセルの料金が
発生いたしますので、ご注意ください。
7、8月に慶應大学病院に3週間入れてもらい40万以上かかったけれど、
楽しくてさ。おお、これが天下の芸能人御用達の慶應かよ!
ナースはきれいなおねえちゃんばっかで、回春じゃのう、生きているもの。
見るもの聞くこと初体験でおもしろくてねえ。
生きていたらいいこともあるもんだ、なんてお気楽に考えていた。
「いま楽しいっすよ」って3、4年目のBチームのナースに言ったら、
「客観的に見たら、土屋さんいまどん底よ」ってシラーっと(笑)。
客観と主観って違うんだなあ、と驚いた。
じゃあ、どうしてまた入院しないのかって、ううん。
主治医によると、もうすぐ死ぬらしいしさ、だったらねえ。
二度目は新鮮味がないこともある。
担当医はそのときのタイミングで変わるらしく、ちょっとホッとした。
またあれだったら、いや。ボウヤと怒鳴り合いになる。
客観的に見たらいまはもっとどん底なんだろうけれど、
主観的にはそんなにっていうか。
今日、慶應のソーシャルワーカーさんに電話したよ。
お金どうすんだよ、お金。
かなりのインド仏教マニアでないと知らないのがサーンカーシャ。
釈迦が死んだママとあの世で再会して戻ってきた地。
いちばん行くルートが不明だったのがサーンカーシャ。
ローカルバスで行くしかないのだが、どれだかわからない。
乗り換えて乗り換えて乗り換えろ。
乗車しても1時間以上バスは出発しない。
物売り娘から、変なおやつを買い食いしたが味は奇妙奇天烈。
サーンカーシャはなにもない。
ホテルもゲストハウスもない。
これは初めてのお寺宿かしらと思い、スリランカの寺にお願いする。
いいよ、歓迎だよ。
さらりと「8PMウイスキー」を見せ裏金を手に押し込む。
スリランカの寺の坊主はみんな肥満体系。
どうしてかが夕食時にわかる。
坊さんなんかメシくらいしか楽しみがないからなのだろう。
メシが気が狂いそうなほどうまい。あれはうまかった。
ウイスキーの水割りを飲むのを忘れるくらいのいきおいで、
スリランカ寺のご飯をがむしゃらに頬張ったものである。
本当の美食を知っていると思った。だから、みんなでっぷり太る。
翌日、謝礼として通常の倍くらいの表の寄付金を払って、また旅に出た。
釈迦が悟ったとされるのがインド、ブッダガヤ―。
観光地としては退屈極まりなし。つまらねえ!
そう思いながら、橋を渡ったら、川の向こうに行っちゃったわけ。
不浄の地。たぶんアウトカースト。インドの路地。
バラック小屋ならまだましで、家の原型をとどめない住居も多い。
いわゆるところの日本語でいうところの被差別部落。
スジャータ村と言っていたような気もする。
そこのスラム廃村以下の部落の、最上等の文化人が来てくれる。
開口一番「酒を飲もう」。
昼日中から部落トップの文化人、校長先生と
なにが原料だかもわからない地酒を酌み交わす。
水道水が通っていない。
コップは雨水、泥水で洗ったもの。
大丈夫かなあ? ええい、ままよ!
たぶん話していたのは英語。
部落首長によると、このまえは日本人の若い女の子が来て、
彼氏と別れて自殺したいと思っていたがストップさせたとのこと。
不衛生なナッツ類とおぼしき、つまみまで出てくる。
最後は予想通り、学校に寄付をくれ。
だれだれはこれだけ寄付金を出したというノートを見せてくる。
懇願されても、払わなかった。
こういう日本人もいる。
15年後のいま思うと、あの経験はプライスレス。
1万円くらいの価値はある。
遺影に使ってほしいのは、
そのとき部落の長と酒を酌み交わしている笑顔のわたしである。
インドのコーチン。一見の屋台で盛り上がったお相手は、インドの軍人。
それもかなりのお偉いさん。
わたしは初対面の人と深い話をすることが多い。
軍人は、女が嫌いだという。
そうだ、そうだ、とわたしは応援する。
軍人は、どんどん酒持ってこいという。
インドのウイスキーである。
婚約者が男をつくって逃げた。
女なんて嫌いだ。そうだ、そうだ。
気づくとホテルのベッド。
お金を払ったかなあ?
昨日の屋台へテヘペロで再訪問。昨日はちょっとやらかして。
お金はぜんぶ軍人につけたという。
ええ? 半分払います。
「あんた、知らんと思うけれど、あの軍人さん、チョー偉いの。
あのいつも寡黙な人が、あんなに乱れたのを見たのは初めて。
お金、いい。いらない」
その日のうちに予定通りコーチンを旅立った。
軍人との再会はかなわなかった。
インドのラージギールは霊鷲山のあるところである。
釈迦が法華経を説いたとされる聖地、
ここでは日本寺のおっさんのお世話になった(南無妙法蓮華経の系列)。
というほどでもなく、車に便乗させてもらっただけである。
同席者に還暦間際の朝日新聞のカメラマンがいた。
なんでも仏跡写真集を撮るのだという。
むかしのエリートっぽく、露骨にわたしを小ばかにして見下す。
「インド人になんぼ騙され金取られたか、アハハ」
むかつくやつだったが、人生の勝利者ではあろう。
朝日エリートを降ろしてからは、坊さんとわたしのふたり。
「うちの寺へ泊ればよかったのに?」
「もう宿にチェックインしていて」
車のなかでずっと聞きたかったのは南無妙法蓮華経と南無阿弥陀仏は、
どこがどう違うのですか?」
人見知りをするため、聞けなかった。
また聞いてはいけないことのような直観も働いていた。
15年後のいまならわたしが説明できる。
あのとき聞かなかったのがよかったのかもしれない。
霊鷲山の登頂は各国の僧で大賑わい。
笑顔でスリランカの坊さんと写真を撮っている。
インド仏教八大聖地に入っているのではないか?
ナーランダー。インド最大の仏教研究機関があったところ。
近くに小さな研究所はまだあり多くの学生が勉強している。
とはいえ、いまはただの遺跡でつまらない。
観光は、場所ではなく人がおもしろい。
インド人が手招きしている。
危なそうでも、いや、危なそうなほど、接近してしまう。
博物館を見ないか? なんの?
男はわたしのメモ帳に書いた。玄奘と書いた。
15年まえの29歳の話。
西遊記のモデルくらいの認識しかなかった。
玄奘は、このナーランダーで仏教を勉強したという。
帰国後、般若心経を漢訳した人だと知る。
わたしがいちばん最初に学んだお経は般若心経。
インドから3年後、中国の西安で玄奘ゆかりの大雁塔へおもむく。
玄奘直筆の般若心経を博物館で目にしたときは胸が熱くなった。
どうやら仏縁があるようだ。
もう引き継ぎもすんでいるんですよね。
わたしが死ぬとき、お願いしたらパスワードを教えてブログを更新できるわけ。
「土屋さんは202?年○月○日○○でお亡くなりになりました」
もう10年以上の意味不明な関係のため、うかがう。
「どうですか? わたしが死んだら「二代目Yonda?」をやりませんか?」
10年以上だから、個人的オリジナル文章のこつも理解しているはず。
死んだら姉から連絡が行くようにお願いしている。
「二代目Yonda? をやりませんか?」
どうしたらいいのかわからない。
いきなりストップして突然死したっておもしろいじゃん。
しかし、最高責任者の姉には親人に連絡してくれるようお願いしている。
死顔は見られたくないので、骨にしてから連絡してとね。
おもしろいなあ。いつどういう形で死ぬのだろう。
死んだとき連絡、告知、必要? 不必要?
どっちがおもしろいかなあ。
あれは辛い鍋だから、中国四川省のどこかだろう。
めっぽう客が入っている大衆食堂でひとり火鍋。
ショーケースでこれくれってお願いするのよ。あれはどこだったけな。
そうだ、楽山大仏のあるところだった。
白子みたいなものがあったので酒飲みの勘で、これをくれ!
「おいおい、日本鬼子、これを食うのか?」
「オーケー(親指を突き出す)」
「本当に食うのか? 食うのか?」
「答えはイエスだ!」
「なにか知っているのか?」
「不明白(わからない)」
食ってみたら泣くほど、うまい。白子のようである。
おそるおそる筆談で「これ、なんですか?」と問う。
「ヒツジの脳」だってさ。
「ミンティエン、ウォーイアオ、ピンデュビージウ(明天、我要冷的啤酒)」
翌日もその店に行き辛い鍋でヒツジの脳を食らい、
冷たい百円もしない中国ビールを飲んだ。
思えば、好き勝手をしてきたもんだ。
いま楽天でんきや楽天ガスに代えてもポイントがつくのは来年5月かよ。
そのときまで生きているかわからないのに、困ったなあ。
あんがい楽天とかauとかその場しのぎの自転車操業なのではないか。
いや、商売にウソはつきものだからいいのだが、
いま入っているauでんきに電話したとき、
当方の試算ではこのままのほうがはるかにお得ですよ、と言われた。
特別ボーナス2千をつけましょうって。
だから、いまauでんきの人は、
代えようと解約電話をしたら半年後に2千ポイントもらえるわけ。
そのままでいたらゼロ。声を上げなきゃ。
今日またauでんきに電話したら、そんな密約は知らない青年で、え?
そんな話はありません。確認しますって。
たしかに個人の裏契約的な話ではそういう話になっていますが、
それは半年後ですって。
父から聞いたことがあるけれど、商売っていうのはいまの金なんだよ。
資金繰りが難しい。
半年後のお金よりもいまもいま、現在のお金が重要なわけ。
丸1日がかりでauでんき、楽天でんき、楽天ガス、東京ガスに問い合わせたが、
これは実名ブログのわたしを信用してくださいとしか言いようがないけれど、
長生きする単身者でいちばんお得な電気ガスは東京ガスの「ずっともでんき1S」。
こういう電話対応ってもっとも疲れるものでかなりの心臓ストレス。
それでも慶應の若いお医者から「死ぬぞ死ぬぞ」言われるのに比べたら半分。
まえの診察では慶應のお若くて優秀なお医者さんにはっきり言われている。
録音だって取っているかもしれない(それは秘密)。
「この診療室を一歩出た瞬間に土屋さんのいのちは保証できない。
言いましたからね。お姉さんにきちんと言っておいてください。
この診療室を一歩ですよ、一歩出たらいつ死んでもおかしくありません。
それがいやだったらいますぐ入院してください」
いきなりの告知にまごつき混乱した。
とっさに医者には「いやです」としか答えられなかった理由はみっつ。
1.ひとりもんだし、入院の準備で姉にもう迷惑をかけられない。
2.このあと旧友に会う約束がある。
3.前日にスーパーであん肝の半額を買っていて、
つつましくも冷蔵庫でわたしの帰宅を待っている。
明日死ぬかもしれないという医者の予想は不愉快だったが、
気分が悪いばかりではない。
少なくともわたしが死ぬことで青年医師は喜ぶだろう。
ほうら、自分の予想は当たったと。
ざまあみろ、と思うほどの悪人ではない。慶應ボーイだし。
将来のことをまったく考えなくなったのはプラス。
5年後に生きている確率はほぼゼロだと言うし、1年後だって危うい。
もう百円とか5百円にこだわってもしようがないのだが、
こだわるおのれの愚かしさ、どうしようもなさ、哀しさがいとおしい。
自己憐憫かしら。
いかに電気ガス料金を安くするか。
今日auでんき、楽天でんき、東京ガスに問い合わせた。
結局、東京ガスで一括するのがいちばん安いっていうオチ。
それって昨日、親しい人がやっていると聞いた話じゃない。
口コミがいちばん強かったのか。
このまえの看護相談で慶應のナースに言った。
不謹慎ですが、いのちとお金でしたら、お金のほうが重要です。
お若い予想屋のお医者のご指導で胃カメラ。逆らうなよ。
逆らうならほかの病院へ行け(「紹介状を書きましょう」)。
胃カメラ1回、5千円。交通費を入れたら6千円。
なにも異常はないって言われたけれど、あなた、お金を返してくれるんですか?
6千円っていったら、いまは日帰りバスツアーに行ける金額ですよ。
いや、いいんだけどさ。
いまの主治医はわたしのレベルに合っていて気に入っている。
わたしの死を踏み台にして、
大きな志を持った名医になっていただきたいですね。
デリーの酒屋なんてパハールガンジの角を曲がればすぐあるだろう。
インドが誇るアンモニアくさいビール、キングフィッシャーは酒屋で買うと200円(大瓶)。
西欧人が集うバーで飲むと300円以上。
当時は(いまもだが)100円にこだわっていたんだなあ。
ビールなんて酒屋で買ってゲストハウスの若い衆に30円くらいチップを払って、
冷蔵庫に入れといてもらえばいいだけの話。
おれ、海外旅行するとき栓抜きは必需品だしね。
安レストランで思わせぶりに、ビールはいらないかと聞かれ、金額を聞いたら高い。
歩いて3分で買ってこれるじゃないか。
それを不衛生な水でつくった氷で冷やして薄めるんだろう?
インド旅行日記には、あらゆる町や村の酒屋の場所がときには地図入りで書いてある。
ただしヨガで有名なリシケシ以北はまじでないぞ。本気で探したけれどなかった。
あのへんはクスリよりも酒のほうが価値がある。ないんだから。
インドカレーといったら、チキンカレー、マトンカレーばかりだろう?
29歳のときインドに入ってオウランガバードで、
あの貧相なオートリクシャーマン(三輪タクシー運ちゃん)にめぐりあったのは幸運。
一応、大学時代に3週間のインド旅行経験があるので、
少々はわかっていると思っていた。
しかし、まるでまるで。
メシをたかられて大衆食堂に入り、これを食ってみろよと。
ベジの野菜カレーである。ただしパニール(インドのチーズ)が入っている。
パラクパニール(ほうれん草チーズカレー)も
マタルパニール(グリンピースとチーズのカレー)も未体験の美味だった。
これを食ったらチキンカレーなんてまずくて食えねえよと思ったものである。
チキンやマトンなんかよりもはるかにベジのカレーのほうがうまく酒にも合う。
あの小狡いおっさんに会ったことを「しめた」と思ったものである。
長期旅行者も意外なほどパニール料理のうまさを知らなかった。
教えても理解しようとしなかった。
インドカレーは肉よりも野菜のほうがうまいとわたしは思っている。
とはいえ、にんじん、じゃがいもごろごろのカレーのことではない。
なお、グリーンピースをつぶしていないマタルパニールは認めない。
本場のええあんばいのインドカレーちゅうのは、シャキシャキしとるんや。
バターチキンでさえ甘ったるいシチューではなく、草のなまなましい香りがする。
それがスパイス、香草なんやろが。
日本はカレーでは玉ねぎをつぶせ消せちゅう教えやろ。
インドはちゃうねん。玉ねぎも香草も生き生きと味わいを立たせるんや。
煮込むという発想がおそらくインドカレーにはあらへん。
魚の刺身のように生き草のいのちを倍加させ、さらに燃え立たせる。
インドカレーは薬膳料理に近い。
100時間煮込んだカレーとか、インド人はわけがわからないと思う。
インドでいちばん好きだった酒のつまみはゴビチリ。
さすが15年も経つと検索に引っかかるなあ。
カリフラワーをチリソースで炒めたもので、えらく酒がすすむ。
インドMTR社が一度ミールセットを出したことがあり、
年下の女友にぜひ食べてもらいたいと自作したがインドの味はでなかった。
インドのゴビチリのあのうまさ、舌がやられる感覚はなんだったのだろう。
たぶん乾燥にんにくと玉ねぎ微塵切りを油で炒めて、
ローソン100の冷凍ブロッコリーをぶちこみ、
もうすぐ通販で来るタイのホットチリソースとハーフカロリーマヨネーズねじ込み、
とろみ(片栗粉)を入れたらそれっぽい味になると思う。
あとなんかスパイスだな。まず片栗粉買わなきゃな。
わたしがいちばん好きなコンビニはローソン100ね。
舌をレイプされたいっていう願望があるよね基本。
なんじゃこれって吐き出す感じ。
ミャンマーでもいきなり当日現地下層民の底辺酒場にいきおいよく乗り込んで、
ローカルが食っているのを見て、あれくれ、これくれ、やったから味覚未体験領域。
なんだこれは? わけがわからない。
こんなアドベンチャーのわたしが1回も違法薬物をやっていない。
いまでは合法な国もある大麻でさえ、一度としてやったことがない。
人嫌いでだれも誘ってくれないせいだが、強がるとなーんかありきたり。
インド、バラナシの売人とかあらゆるドラッグ、覚醒剤まであるぞって。
がつがつしていないからさわりの誘いは来るが、
根本ががつがつしていないのかもしれない結局のところ。
日本ではインドカレーが甘いシチューになっているよね。
実店舗なら香草をもっと入れてください。
カレーが1杯百円もしないカップスープのようだった。
しかし、これが当たるのかもしれなく、どうなるかはわからない。
いまのままのほうが売れているかもしれないのである。
インドで食うカレーには、ぎゃっ、やられたという舌の敗北感があった。
おまえが客ではないという。
今回の日本インドカレーはお里が知れる故郷マイルドなカレーだった。
マーケティングを考えたらこれでいいのだろう。
しかし、あれは粉末インスタントのカップスープと変わらない。
えぐみ、えげつなさ、攻撃性、暴力性、革命性がないのである。
しかし、そのほうがいいのだろう。
北区のインドめし屋から届いた贅沢なインド料理コース。
カレーは市販のカップスープみたいで、とげとげしさ、荒々しさがない。
みんなに好かれようという魂胆が見える。
まあ、売れないと商売にならないのだから仕方がない。
全体が甘いんだよなあ。
マイルド。インドのどぎつい香草の香りがしない。
しかし、辛くすると客を選び悪口も言われるだろう。
専門店ならインドで89日間連続でカレーを食ったおれをうならせてみろ、と思うが、
ひとりを満足させるよりも99人の満足のほうが正しいのは自由民主主義的真実。
インドのバターチキンのうまさはこんなもんじゃねえぞ。
あれは経験したことのない刺激なんだよ。
いかにもな日本のインド料理で想定内で、しかし、みなそれが好きなのだろう。
逆に反対も言えて、わたしはインドで無数のタンドリーチキンを食ったがどれもまずかった。
肉がパサパサしているのである。
タンドリーチキンとか、ティッカでいえば日本のほうが圧倒的にうまい。
先日、処女作を大幅に書き直し、一応の完成を見たが、
あれは八王子の富豪に刑事告訴を思わせるほど、
いうなればとげとげしく危険であったのかもしれない。
なんてね。
もうすぐピンポンでインド料理が出前で来るんだろう。
おれが出前なんか取ったのは10年以上まえ。
年上の女友と鍋もめんどうくさいからクソ高いピザでも取ろうよって。
おれ、どもりだから、電話そっちがお願い。
あれはピザーラだったか、ドミノだったか。
もうすぐ650円でインド料理が来るんだろう。世も世だな。
インドにはあったガーリックチーズナンって日本で見たことがない。
ガーリックナンかチーズナンになっちゃう。
よく医者を信じろと言われるが、
慶應は「もうすぐ死ぬぞ」と会うたびに脅しを入れてくるから、
それを信じて最後の晩餐としてこのくらいの贅沢は許されるだろう。
わたしはだれよりも慶應の医者を信じる。
北区からキター!
人は変化を嫌う。気前がいいのはよろしい。
楽天西友ファンである。ネットスーパーで送料無料になるのってあそこだけじゃん。
ダイエー、イトーヨーカドー、イオン、ぜんぶ送料を取るね。
おまけせんとあかんちゅうのに商いを知らんのお。
楽天「タイの台所」でレトルトカレーが半額百円セール。
塩分は2.4でぎりぎり許容範囲(1日で6グラム)。
男だからバーゲンは行ったことはないが、こんな感じやの?
画面を見る見る間に在庫が売り切れになっていく。
変なマレーシアのすいかジュースが売っていたが、
あれで焼酎を割ったらどないなるけん。
送料無料のギリギリの3991円くらいタイ料理および食材を購入。
楽天ポイントで実質無料。
いつ死ぬかわからん言われてるねん、ポイント余っても使えへん。
そうしたら楽天サービス。
明日まで使える2千円以上で使える千円割引クーポン。
あらま、ちょうど宮本輝先生の新刊「灯台からの響き」が2千円オーバーで高いなあ。
これ使えるやないか。
余りのポイントもぜんぶ使って実質5百円で購入。
またいやらしい本音の感想を気前よく無料で書くでえ。
FC2ブログに書き込めなくなって、
運営に問い合わせたらインターネットエクスプローラーはやめろ。
グーグルクロームにしろ。
いや、小谷野敦さんのツイッターをたまに見るために、ダウンロードはしていたが、
めんどくさいがな。
でも、やってみたらお気に入りを変えるなんて楽勝やったね。
そうしたら広告が出てくる。
インターネットの出前館とやらが初回利用で2千円以上、1500円引きクーポン。
2千円が5百円やないの。どぎづいのお。
ねらうはインドコース料理セット。
インドめし屋なんてひとりで入れへんし、入っても酒がべらぼうに高いんや。
2150円が650円なんて信じられへんがな。
禁酒予定を変更や。
実はいま慶應の医者がいちばん問題にしているのは肝機能やないかと思う。
中島らもなんて赤子。
ちょっと医者にサービスしよ思うて、禁酒するつもりがインド料理の誘惑。
また変な数値が出ちゃうよ。
せな言うても、もうすぐ死ぬ死ぬ慶應のお若いお医者が言うさかい、
せやったらしたいこと腹いっぱいしといたほうがええ思うねん。
インド、カジュラホは男女交合のミトゥナ像で知られる有名観光地である。
エロの聖地である。
歩いているだけで、見知らぬ男が近寄ってきて、
「おれのチンコは長いよ、びよーん」とか日本語で話しかけてくるのである。
客引きが決まってするのは女自慢。
自分は何人の日本人女性とやったことがある。
そこに別のインド人客引きがやってきて、おれはもっと多いぜと自慢する。
ホテルの競争も色恋じみている、
ホテルが日本人旅行者に頼んで、
「地球の歩き方」にライバル宿の悪口を投稿してもらうのである。
レイクサイドホテルのオーナーは日本語ができる。
当時の「地球の歩き方」には女性客は要注意と不穏なことが書かれてある。
おもしろそうなので泊まってみた。
宿の主人が酒を飲まないかという。「いいっすねえ」
なんでもバラ? だかなんだか花からつくった地酒だという。
「きみは英語ができるのでいい」と日本語でお世辞を言われた。
「カジュラホは観光地だから詐欺師も多いだろう。
でも、インド人を嫌いになってもらいたくない。
こうして私があなたに親切をする。
あなたもハッピーになりだれかに親切をするだろう。
めぐりめぐってそれが自分に返ってくる」
地酒はたしかに花のようなにおいがした。麦焼酎を甘くした感じであった。
インド人女性に欲情したことは一度もない。
ただしカジュラホで男女で旅行している日本人青年を見ると
ムカムカ、モヤモヤ、ムラムラしたものである。
インドのパトナーを知っている人は少ないのではないか。
ナーランダやラージギールへ行く拠点である。
ただガンジス河の中流を見るという目的だけで二泊した。
ターリーは犬のエサだと思っていた。
ターリーとは、インドの定食で安く、
味のわからぬ貧乏旅行者が「あれ、うまいっすよ」
というために存在している貧困定食である。
パトナーのビジネスホテルめいた個室に一枚のビラが。
「スペシャルターリー100ルピー」
ターリーなど10ルピーでも高いくらいだろう。
とはいえ100ルピーとはいえ日本円にしたら300円。
「おい、これくれよ」
注文するとホテルマンが慌てる。
おそらく高すぎて注文する宿泊者がいなかったのだろう。
これは1時間半くらい待った。
材料を買いに行くことから始めたのではないか。
「おっせえぞ」と酒の酔いもあり怒っていたらスペシャルターリー登場。
これがインド版おせち料理とでも言いたいくらい豪華なのである。
ちょこちょこ酒のつまみが皿いっぱいに乗っているという、
酒飲みにはたまらない御膳。怒りは歓喜に変わった。
翌日の晩は1時間半待つ覚悟で、そのくらいの価値はあるさと再注文。
昨日の作り置きか、今度は10分もせずに出てきたので驚いた。
あれがどこのホテルなのかは、
当時の日記を読み返せば書いてあるだろう。
ダラムシャラーはインドのチベット。ダライラマがときどき来るところ。
チベット密教を勉強しているという日本人男性と出会う。
本でも貸していただくかと、昼過ぎに彼のゲストハウスに寄ったらまだ寝ている。
部屋の様子を見て嘘を知る。
チベット密教を勉強しているという名目で怠惰な沈没生活を楽しんでいるようだ。
あそこもハッパの売人とかいたから、おそらくは。
ダラムシャラーは嫌いではない。宿泊した客のいないホテルがよかった。
貧相な客引きに連れていかれた中心部から離れたさみしげなホテル。
料金は安いのに机があるのだから嬉しい。書き物ができる。
ダラムシャラーは秋の気配で、朝起きる。
散歩をする。モモ(チベット餃子)を頬張る。
ホテルに戻ったら長いことサボっていたインド旅行日記を書く。
疲れたらまた散歩である。地図からはみ出ると、学校の校庭に出くわす。
夕暮れ、さわやかな子どもたちの声が風に乗ってくる。
ホテルに戻るとバターチキンで酒。
15年まえはまだ日本ではあまり知られていなかったバターチキン。
そこのバターチキンはスパイスが効いており、薬草じみた刺激が心地いい。
注文するものがいないのか、
最初にオーダーしたときは1時間以上も出てくるのにかかった。
聞くと、鶏をしめるところからやったのだという。
大きな窓があった。
ある夜、「8PMウイスキー」を水割りで飲んでいると、窓の外が点滅している。
花火であった。
バターチキンを部屋まで持ってきてくれた客引きに窓の外を見ろと指さす。
ああ、花火だ。花火である。
顔を見合わせて笑った。なにかの祭りの日であったのだろう。
釈迦の生まれしはルンビニーで、没せしはインドのクシナーガル。
「地球の歩き方」にはタクシーでしか行けない。相乗りをしよう。
地元ローカルバスで行けるかと甘く考えたのは29歳日本人。
インド人に聞いて聞いて聞いて、このバスかな?
注意せよ。黒い髪のアメリカ人がストップと騒いでいる。
そこがクシナーガルである。おかげでわかった。
クシナーガル、ヒア? イエス!
クシナーガルの印度坊主は、やたら米国籍の細い中年にごまをすっていた。
わたしには挨拶ひとつなかった。
入場料もないのだから、恨みはない。
のち米国人に聞いたら、自分はジャーナリストだから。
最悪の観光都市のひとつ。インド。コルカタ。
売人が声をかけるのは、ガンジャ、ハシシ、オンナ。なぜか酒はない。
実店舗で売っているからだろう。
オンナ? 見てみたい。29歳である。
すげえ。インド最底辺の売春女。すげえ。負の気配が満ち満ち。
なるほど、これが観光かと思いしは日本国29歳の青年。
同情も欲情も劣情も、もよおさず、いや、すげえもんだ。
釈迦の生まれしネパールのルンビニー。29歳のわたし。
いまはどうか知らないが、当時は3日間のみ、ビザなしでネパールに入れた。
安食堂で頼んだ。
いまは名前は忘れたが、遠藤周作の「深い河」に出てきた地酒。くれ。
そういえばチャンだっけな?
いまはない。が、明日なら用意しよう。
なるほど、ありがたい。
翌日、仏跡観光を済ませ安食堂へ。地酒、あり。飲む。
うまくもまずくもなく酔わず、しかし料金は格安だった。
大学時代。
インド旅行のおり、デリー駅の外国人専用室で日本人女性と会話する。
「あなたネパール人そっくり」
カトマンズはいいと聞き、いつか行きたいが、ままならぬ。
地図のない旅をした。29歳のときである。
ガンジス河の河口から源流まで旅をしたかった。
どこかに遠藤周作の「深い河」の影響があるのかもしれない。
ガンゴートリー、ゴームクという地名だけは「地球の歩き方」で知っていた。
行き方はよく知らなかったが、
ビートルズで有名なリシケーシュに行ったらわかるだろう。
バスがとまった。今日はこの先には行けない。
車掌が叫んでいる。
「ウッタルカーシー、ウッタルカーシー、ウッタルカーシー」
僕は夕方の、地図のない異国の田舎村を歩いた。
晩飯は、そこは聖地最寄りゆえ禁酒なのだが、
持参したインドウイスキー「8PM」を、
注文したコーラに混ぜて食堂でカレーを食う。
だれもなにも言わず、カレーはうまかった。
さかんにさようにさみだれた青葉のような青春の想い出。
インドのデリー。29歳時。3ヶ月間、孤独旅。帰りの飛行機待ち。
なにもすることがない。
結局、インドに3ヶ月間いても、なんにも変わらなかったなあ。
顔なじみの三輪タクシーの運ちゃん。
「無料でデリー観光をしてやるぜ」
「いらない。デリー、ぜんぶ見たから」
「無料だぞ。楽しいぞ」
なんでも運ちゃんは観光客を土産物店に連れ込むと裏金がもらえるらしい。
それは観光客が買っても買わなくても同金額。
今日はそういう旅をしようぜ。
乗った。5、6箇所のお土産物屋さんを、運ちゃんとまわった。
もちろん、なにひとつ買わなかった。
どの店でもクソ甘いチャイをご馳走された。
「この仏像は日本でなら百万円はくだらない」
「なるほど~」
一日の終わり、夕方に運ちゃんと握手をした。グッド・ラック。
世界最悪の観光地といえば、
タージマハルで有名なインドのアーグラ。
パネエぞ、あそこ。
王が愛する亡妻を懐旧して立てたタージマハル(笑)。
へたくそな詐欺師ばっかのタージマハル。
入場料金が高い、高い、高い。
敦煌の莫高窟も高い、高い、高い。
大学で中国語をかじっていたから、
中国人の真似をしたら安い、安い、安い。
大学時代。アーグラで知り合った香港の美少女。
気が強い。
好きになって(好きにされて)英語でメール文通。
いろいろあって、それは青春の青葉の物語でございます。
29歳のときインドを再訪。
ビザ限界いっぱいの89日間の孤独旅。
インドの仏跡地、印度教の聖地はぜんぶめぐっている。
タージマハルは二度は入らず、宿の屋上からながめたのみ。
インドでなにも起こらなかった。
今度は美女は現われなかった。
現実なんて、そんなもの。さみしいかなしい人生でございました。