台湾のGGIは世界38位、日韓など上回る

  • 22 March, 2017
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2015年に比べ5つ順位アップ

台湾のジェンダー・ギャップ指数は世界38 位で、同じアジアのシンガポール、中国大陸、日本、韓国などを上回った。

行政院主計総処は、国情統計通報を明らかにした。これによると、2016年、中華民国台湾のジェンダーギャップ指数(GGI)は世界38位で、2015年に比べ5つ順位を上げた。

世界経済フォーラム(WEF)は毎年、『世界男女格差レポート』を出版、4分野の14の変数を総合して、各国・地域の男女格差の実情を考察している。ジェンダーギャップ指数は、各国・地域の社会進出における男女格差を示す指標で0から1の数値で表し、1に近いほど、男女格差は小さいといえる。

主計総処によると、2016年、台湾のジェンダーギャップ指数は0.729で、2015年に比べ0.005上昇した。4分野のうち3分野は上昇、1分野については同じ水準だったという。4分野のうち、政治参与の項目では、第9回立法委員選挙で選出された立法委員の女性比が上昇してことで改善がみられた。また、各分野の変数のうち、民意代表、管理職、マネージャークラスについては、女性比がわずかに下がったが、これら以外の変数については、女性比は上昇あるいは前回と同じ水準となった。

対象となった144の国・地域の中で、中華民国台湾は38位で、2015年に比べ5つ順位を上げた。トップ3はアイスランド、フィンランド、ノルウェーだった。アジアの近隣の国・地域では、シンガポールが0.712で56位、中国大陸は0.676で100位、日本は0.660で112位、韓国は0.649で117位で、台湾はこれらの国・地域を上回った。

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