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「忘年会での感染出始めた」年末に向けて注意喚起 20人感染 病床占有率も上昇

2020年12月13日 18:19

 沖縄県は13日、10歳未満から80代の男女20人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。そのうち1人は忘年会をしたといい、県は「忘年会に関する感染が出始めた」と年末に向けて注意を呼び掛けた。病床占有率は82・8%になり前日の80・4%から2・4ポイント上昇した。

新型コロナウイルス

 累計感染者数は4805人になった。

 新規感染20人のうち、患者との接触があったのは12人だった。内訳は家族の6人が最も多く、職場が4人、飲食1人、経路調査中の濃厚接触者が1人だった。飲食の1人が忘年会に参加していたという。

 県の糸数公保健衛生統括監は「1日あたりの新規感染者数40人前後が続くと、病床占有率が上がるなどさまざまな指標が悪くなる」と述べ、感染者を抑える必要があるとの見解を示した。

 12日までの1週間の新規感染者数は251人で、人口10万人当たりにすると17・23人になり全国7番目に多かった。最多は大阪府27・49人、北海道25・11人、東京都24・09人と続いた。

 新たなクラスター(感染者集団)の確認はなかった。  在沖米軍は日曜日で休みのため、感染に関する報告はなかった。

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