【会話の罠避け】A or B?形式の質問に、AやBで回答するとドツボ

会話能力向上のヒントです。仕事でもプライベートでも使えるワザです。

どういうこと?

たとえば友人とアウトレットモールに行って買い物中、紳士モノのショップ、小物売り場の片隅で「青が似合うか?赤が似合うか?」と、ネクタイを手にした友人に聞かれたとします。ここで単純に「赤」「青」という回答をすると以下のようなドツボにはまる場合があります。

・相手がアドバイスに従わない⇒単に俺が「いらんこと」を言っただけの会話となる
・相手がアドバイスに従う⇒その結果デメリットやトラブルが発生した場合(人から似合わないと言われたとき)に責任を問われる

こうなった場合どっちにしても「なんだこの買い物は」という結果になります。

上記のようなドツボ(リスク)は、日常会話・仕事での会話の多くに潜んでいます。大体の「A or B?」を問う質問にはドツボがあります。

「その質問にA or Bで回答した結果、どんなドツボがあるか?」を予想し、A or B形式での回答を減らすことにより、この会話の罠を一緒に切り抜けましょう。やり方はあとでご紹介します。

うまくいった場合のメリット

・相手の人生に貢献します。(笑ったり感心したり落ち着いたり考え方を改善したり)
・本質を突いたツッコミや、「そもそも論(そのAorB以前に考えることがあるのではないか?)」での議論ができやすいです。
・あなたと相手の会話に独自性が生まれます。

デメリット

・多用すると「ややこしいヤツ」の印象を与えます。
・すべると余計に「つまらないヤツ」の印象となります。

やり方の例

はぐらかして聞き流す

Q.エクレアを食べるか?プリンにするか?
A.迷っちゃうのすっごくわかる!

2択にまで絞り込めていることを称賛する

Q.髪はロングがよいか?ショートがよいか?
A.どちらも良い選択肢であると思う。良く考えて選んだのであれば、どちらであっても俺は推す

視点によって回答が変わることを回答する

Q.私と相手のどちらが悪いのか?
A.私から見れば相手が悪い、相手から見れば私が悪い。だから争いが起こる。

回答から逃げて様子を見る

Q.松本さんと鈴木さんのどちらがよいか?
A.100%どっちが、ってのはないよね~

回答の責任を相手に押し付ける

Q.あの集まりに行くのがよいか?行かぬのがよいか?
A.その集まりの件にかかわらず、どんなことでも俺は「迷う気持ち少しでもあるならやらない」という観点で物事を選択する。お前はどうか?

そもそも論を繰り出す

Q.話し方が悪かったか?態度が良くなかったか?
A.原因探求は後にして、対処法としての次の一手を考えるべきである

Q.資料のレイアウトは、これがいい?それともこっち?
A.資料は必要なし、名刺1枚で訪問しよう

Q.あの人にこう言うのがいいか?ああ言うのがいいか?
A.その選択肢の前に、その人に○○についての話をするべきである

ボケの一手として使用する

Q.中華がいいか?和食がいいか?
A.一緒に断食するとかどう?

折衷案+αを提示する

Q.5,000円の予算にするか10,000円の予算にするか?
A.7,500円の予算で2回実行するのはどうか?

Q.駐車場は平面がよいか?立駐がよいか?
A.立駐の1階部分に車を停めよう

質問する相手を間違ってることを指摘する

Q.提案のプランは、Aがいい?それともB?
A.その答えは俺たちにはない。お客さんに今すぐ電話で聞いたら?

極論を提示してやり過ごす

Q.プログラムが原因か?システム設計が原因か?
A.ビルゲイツに比べたら俺たちはみんな原始人だ

どちらも不正解であると伝える(その疑問を持つことが誤りであると指摘する)

Q.パソコンがいいか?タブレットがいいか?
A.迷ってる時点でどちらを選んでも後悔する。デバイス使用目的の検証は足りているか?

──

以上です。あなたも過去の友人や職場関係での会話を振り返って、頭の体操としてどうぞ練習してみてください。うまくいけば「なかなか賢いヤツ」と評判になり、あなたのキャラが立ちます。という提案でした。

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