清流に終息の願い 岐阜市でみそぎ祭
岐阜市池ノ上町の葛懸神社のみそぎ祭が12日、同神社一帯で営まれた。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小。一般公募による参加はなく、氏子のみで神事として実施された。
昼にみそぎ始祭を斎行し、禰宜(ねぎ)の北川利三(としみ)さん(62)=同所=らが玉串をささげた。午後8時ごろ、マスクを着けた氏子衆約30人が下帯姿で神社隣の公民館を出発。北川さんを中心に「わっしょい、わっしょい」と威勢良く声を上げて練り歩き、忠節橋下流の長良川右岸に到着すると、豪快に水しぶきを上げながら長良川に入り、身を清めた。
北川さんは「縮小はしたが、無事にこの日を迎えられて良かった。元来は無病息災を祈願する祭り。コロナ禍退散を願った」と話した。
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