議長の改選を巡り、開会日から休会中の京都府大山崎町議会は、町長与野党間での対立に決着が付かず2週間以上が経過。本会議再開を目指した野党側の提案も白紙となり、予定されている日程の最終週を迎える。新型コロナウイルス対策関連の補正予算を含む議案の上程や一般質問も見送られる異例の事態となっている。
2018年に改選した同町会(定数12)は、共産党・日本維新の会など前川光町長与党系と、自民(大山崎クラブ)・公明・無所属の会の野党系がともに6議席。議長を出すと採決で少数派になる。連日、議会運営委員会などで協議したが、与党は慣例の2年での議長交代、野党は法律で定められている4年を主張し続けてきた。
11日の議運では、大山崎クの議員が、議長選に出る代わりに副議長と監査委員、3常任委員会の委員長を野党で担うことを共産に提案していたことを明かした。一度は合意に至ったが、共産が「民主的な運営には再度協議が必要」とし議論は白紙に戻った。
閉会予定の18日まで1週間を切り、議案を審議する時間が限られてきたが、本会議が再開されるめどは見えず、同町会は週明けの14日も議運を開く。