GoToトラベル利用者はコロナ発症2倍に 東大チーム初調査

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 それでも菅政権は「Go To トラベル」を続けるつもりなのか。トラベル事業と新型コロナウイルスとの関係について衝撃的な調査結果が発表された。東大などの研究チームの調査によると、利用者は利用しなかった人よりも感染リスクが2倍高いことが判明。7日、公表された。

 トラベル事業と感染リスクの関係を示す調査は国内初。調査は15~79歳の男女約2万8000人を対象に8月末から9月末にインターネット上で実施した。過去1カ月以内に嗅覚・味覚の異常を訴えた人の割合は、利用者で2・6%だったのに対し、利用しなかった人は1・7%。年齢や健康状態の影響を取り除く統計処理を施すと、有症率の差は約2倍に上った。発熱やせき、頭痛を含めた計5項目全てで利用者の方が有症率が高かった。


 PCR検査による確定診断とは異なるが、嗅覚・味覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上、2倍の差。研究チームは利用者ほど感染リスクが高いと結論付けている。

 菅首相は「Go Toが(感染再拡大の)主要な原因だというエビデンスは存在しない」「4000万人が利用しているが、感染者は180人だ」などと強弁しているが、調査結果を真摯に受け止めたらどうなのか。

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