感染者全体がひとつのクラスターと判断された鹿児島県の徳之島では、学校の休校や公共施設の休館が相次いでいます。また、徳之島の感染者の治療は島外で行われるため、奄美市にはヘリで徳之島の感染者の搬送が行われています。
10日午後4時ごろ、奄美市のヘリポートです。
自衛隊のヘリからはかばんなどをもった徳之島の感染者とみられる子どもを含む約15人が降り、バスに乗り込みました。
奄美市内の療養施設に向かったとみられます。
このうち9日に9人の感染が確認された徳之島町は、感染拡大を防ぐため、町南部の幼稚園、小学校、中学校合わせて6校について12月13日までの臨時休校を決めています。
また年内いっぱいは、町立の図書館、運動公園などを閉鎖するということです。
9日に2人の児童を含む5人の感染者が判明した伊仙町では、町内の幼稚園、小・中学校あわせて4校を12日臨時休校にすることを決めました。
また当面、町の中央公民館や総合体育館などが休館となっています。
一方、9日に1人の感染が確認された天城町では、休校している学校はないということですが、13日まで町の図書館や体育館などが臨時休館となっています。