新型コロナウイルスの感染者が急増しています。広島市は10日、新たに2つの感染者集団=クラスターが確認されたと発表しました。

クラスターが発生したのは広島市内の接待を伴う飲食店と事業所の2か所です。

接待を伴う飲食店では今月7日と8日に30代から70代の従業員5人が体調不良などで医療機関を受診し、いずれも新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

市は、マスクを着用していなかったことがクラスターの発生につながった、と分析しています。

飲食店名を公表しない理由について広島市は、感染の可能性のある3日から7日までの来店客19人の名前が判明しているからとしています。

一方、事業所では8日に2人の感染が判明し、その後、同僚10人を検査したところ、6人の感染が判明。この事業所では20代から40代の合わせて8人の感染が確認されました。

市の調査では発熱などの症状があるにも関わらず、出勤していたということです。