今のインターネットはネットリンチが当たり前のように行われている無法地帯です。ネットリンチといえば、中傷に耐えかねて自殺してしまった木村花さんを思い出しますね。あの事件を見るたびにネットリンチの悪質さを身に沁みて感じます。
ネットリンチを行う匿名群衆は「馴れ合い厨」と呼ばれます。
馴れ合い厨と聞いてもピンとこない人もいるでしょう。
今回はそんな方の為に記事を書きましたので、ぜひお読みください。
馴れ合い厨って何?ネットリンチの手法や目的は?
馴れ合い厨はネットリンチに参加する匿名群衆のことです。別名ネットイナゴとも呼ばれます。
彼らはターゲットを見つけたら、あらゆる嫌がらせを行い徹底的な社会的抹殺を目論見ます。その手法は誹謗中傷や名誉毀損から始まり、自宅への嫌がらせ・ストーカー行為・大量パンフレット送付・サジェスト汚染・いたずら電話や迷惑メールの大量爆撃・デマの流布・虚偽通報・晒し行為など出せばキリがありません。
なぜこんなことをするの?と思う方もいるでしょう。馴れ合い厨の行動原理は「自己顕示欲」と「承認欲求」です。例えば5ch(旧2ch)に誰かに嫌がらせを行うネットリンチスレが立っていた場合、ターゲットに対して嫌がらせを行ったことを報告する書き込みは称賛されます。嫌がらせを行う人間はその称賛を受けたり、目立つことを目的に他人に嫌がらせを行うのです。こういった馴れ合いを目的に嫌がらせを行うことから「馴れ合い厨」という呼び方がされるようになりました。
馴れ合い厨は「社会の為」だの「悪人を懲らしめたい」だのと綺麗事を抜かしますが、それは建前です。
中にはそういった欲求は一切なしにネットリンチを純粋に楽しんでいる精神異常者もいます。安全圏で他人をネチネチと攻撃して優越感を得ている底辺のクズでしかないのですが、自分の中では高尚な人間なのでしょう。
このように馴れ合い厨は犯罪者思想の危険人物そのものなのですが、日本ではまだまだネットリンチに対する摘発が足りていません。そのため、ネットリンチに対抗するには国家権力に頼るだけでなく自分で対処するスキルも身につけなければならないのです。
ネットリンチ・炎上・ネットいじめの違い
・炎上
ネットリンチと違い、公人(政治家や芸能人など)が不祥事を起こした際に批判が殺到する状態を指します。批判と中傷を区別するのは大変難しいですが、少なくとも起こした不祥事に対しての問題提起は「批判」です。ただし人格否定や差別投稿等は明らかに問題と関係がないので、中傷に含まれます。
行き過ぎた批判は中傷になり、ネットリンチに発展する恐れがあります。
・ネットいじめ
ネットリンチの規模が狭いものを指します。LINEグループでのイジメなどがそれです。閉鎖的である分ネットリンチより悲惨な結果を生み出しかねませんが、嫌がらせの悪質度ではネットリンチが上回ります。
・ネットリンチ
数百人から数千人、時には数万人以上の馴れ合い厨が押し寄せて私人のターゲットに対し名誉毀損や誹謗中傷、晒しなどの嫌がらせが行われる状態を指します。馴れ合い厨の集団ヒステリーによって、ターゲットだけでなく家族や友人、会社の同僚や学校の同級生(非友人)など周囲の人間にまで被害が及ぶこともあります。
活動の拠点は5chのスレッド、Twitter、爆サイなど。まとめ動画などをYoutubeやニコニコ動画にアップロードすることで拡散と馴れ合い厨の増加を狙ってきますので、あらゆるネット界隈の人間が集まってきます。探偵ファイルなどの自称ゴシップサイト(笑)が金の匂いを嗅ぎつけ、誹謗中傷に加担することもあります。なお、自称ゴシップサイトは個人のネットリンチに加担してささやかなアフィリエイト収入を得ているようです。
個人でも出来るネットリンチ対処法
もし、ネットリンチのターゲットにされてしまったら、初期対応を間違ってはなりません。ネットリンチが鎮静化するかどうかは初期対応がキモとなってきます。
まずやってはいけないことは「謝罪」「沈黙」「逃亡」です。まず一つ一つNGである理由を説明しましょう。
・謝罪
謝罪は一見効果的に見えますが、前述のとおり馴れ合い厨が義憤的な理由で活動しているのはあくまで建前です。謝罪をした途端軽くみられるようになり、嫌がらせを悪化させることになります。また相手は楽しんで己の欲求を満たしたい変質者であって、本気で謝罪を求めている人間ではありません。
ただし、不祥事を起こした芸能人や政治家に対して問題提起するのはネットリンチではなく、「炎上」「批判」に該当しますので、この場合は謝罪が効果を発揮することも多いです。
・沈黙
炎上解決は沈黙と長らく言われていましたが、沈黙しているからといって炎上が収まるわけではありません。むしろ無抵抗だと分かるとさらに悪質な嫌がらせを行われることもありますし、無抵抗だということで、住所や電話番号などの個人情報を好き勝手悪用(フリー住所化)される危険性もあります。
実際に5chにて住所氏名を特定されたことで即座に活動を停止しその後もずっと沈黙を破っていないとある絵師がいるのですが、その絵師に対する嫌がらせは収まらず、特定から1年以上経った時に再び大炎上(絵師自体は特定後音沙汰はない)しました。結局他人に嫌がらせして卑劣な欲求を満たしたいだけの人間の心理を理解することは不可能というわけです。
・逃亡
論外です。アカウントなどの情報を消すことは馴れ合い厨に餌を与えるようなものです。炎上をヒートアップさせる結果になります。馴れ合い厨は相手にダメージを与えられたと判断すると興奮状態に陥り攻撃を激化させる習性があります。
絶対にやめましょう。
効果的な対処法は意外にも「反撃」です。ただし中途半端な反撃ではダメです。
2chのなんでも実況J板で特定されたとある高校生はネットリンチに対する報復として弁護士を雇いましたが、弁護士は開示請求を行うのみで炎上の鎮静化には至りませんでした。結果、弁護士諸共大炎上し、2020年現在も嫌がらせを続けられおり、なんでも実況J板のシンボルと化しています。
反撃をするのならば徹底的にやりましょう。妥協は馴れ合い厨に餌を与えることに繋がります。
5chや爆サイなどのネット掲示板が炎上の拠点となっている場合は私F9ホットラインセンター支援者など専門の炎上対策のプロがいます。それらに頼るのもいいかと思います。
Twitter等のSNSでも直接的に鎮静化は出来なくとも、炎上鎮静化に向かうための効果的なアドバイスを起こることは可能です。
相手は犯罪者なのですから、妥協する理由はありませんよね。自宅への嫌がらせがされたら警察に通報しましょう。あまりにも酷い中傷投稿があればそれも通報しましょう。大抵はISPの通報ログを解析することで特定できます。稀にVPNやTorなどで小細工している馴れ合い厨もいますが、それも大抵は摘発が可能です。(ネットワーク知識がない人間がTor等を使っても効果は十分に発揮できません)IP偽装してるのにDNS漏れなどの致命的なミスを補わないバカがいたらボーナスポイントです。
ネットリンチ被害に遭うと忘れがちですが、ターゲットは被害者で相手が加害者です。忘れないでください。悪くないのだから徹底的に戦いましょう。日本人は群れることが大好きで、よくも悪くも主体性がない人間が多いです。ネット全体でターゲットを叩く風潮があっても、それが逆になればネットリンチも収まる・・・かもしれません。
ネットリンチを予防するのに一番なのは個人情報などの重要な情報を漏らさないことです。個人情報を漏らすと善悪問わず馴れ合い厨のターゲットにされる可能性が高いです。馴れ合い厨は取り合えず良いか悪いかは置いておいてネットリンチをして馴れ合いをしたいだけの存在ですので。気を付けましょう。
今回は馴れ合い厨についてとネットリンチに関する記事でした。
次の記事も読んでいただけたら幸いです。
ネットリンチを行う匿名群衆は「馴れ合い厨」と呼ばれます。
馴れ合い厨と聞いてもピンとこない人もいるでしょう。
今回はそんな方の為に記事を書きましたので、ぜひお読みください。
馴れ合い厨って何?ネットリンチの手法や目的は?
馴れ合い厨はネットリンチに参加する匿名群衆のことです。別名ネットイナゴとも呼ばれます。
彼らはターゲットを見つけたら、あらゆる嫌がらせを行い徹底的な社会的抹殺を目論見ます。その手法は誹謗中傷や名誉毀損から始まり、自宅への嫌がらせ・ストーカー行為・大量パンフレット送付・サジェスト汚染・いたずら電話や迷惑メールの大量爆撃・デマの流布・虚偽通報・晒し行為など出せばキリがありません。
なぜこんなことをするの?と思う方もいるでしょう。馴れ合い厨の行動原理は「自己顕示欲」と「承認欲求」です。例えば5ch(旧2ch)に誰かに嫌がらせを行うネットリンチスレが立っていた場合、ターゲットに対して嫌がらせを行ったことを報告する書き込みは称賛されます。嫌がらせを行う人間はその称賛を受けたり、目立つことを目的に他人に嫌がらせを行うのです。こういった馴れ合いを目的に嫌がらせを行うことから「馴れ合い厨」という呼び方がされるようになりました。
馴れ合い厨は「社会の為」だの「悪人を懲らしめたい」だのと綺麗事を抜かしますが、それは建前です。
中にはそういった欲求は一切なしにネットリンチを純粋に楽しんでいる精神異常者もいます。安全圏で他人をネチネチと攻撃して優越感を得ている底辺のクズでしかないのですが、自分の中では高尚な人間なのでしょう。
このように馴れ合い厨は犯罪者思想の危険人物そのものなのですが、日本ではまだまだネットリンチに対する摘発が足りていません。そのため、ネットリンチに対抗するには国家権力に頼るだけでなく自分で対処するスキルも身につけなければならないのです。
ネットリンチ・炎上・ネットいじめの違い
・炎上
ネットリンチと違い、公人(政治家や芸能人など)が不祥事を起こした際に批判が殺到する状態を指します。批判と中傷を区別するのは大変難しいですが、少なくとも起こした不祥事に対しての問題提起は「批判」です。ただし人格否定や差別投稿等は明らかに問題と関係がないので、中傷に含まれます。
行き過ぎた批判は中傷になり、ネットリンチに発展する恐れがあります。
・ネットいじめ
ネットリンチの規模が狭いものを指します。LINEグループでのイジメなどがそれです。閉鎖的である分ネットリンチより悲惨な結果を生み出しかねませんが、嫌がらせの悪質度ではネットリンチが上回ります。
・ネットリンチ
数百人から数千人、時には数万人以上の馴れ合い厨が押し寄せて私人のターゲットに対し名誉毀損や誹謗中傷、晒しなどの嫌がらせが行われる状態を指します。馴れ合い厨の集団ヒステリーによって、ターゲットだけでなく家族や友人、会社の同僚や学校の同級生(非友人)など周囲の人間にまで被害が及ぶこともあります。
活動の拠点は5chのスレッド、Twitter、爆サイなど。まとめ動画などをYoutubeやニコニコ動画にアップロードすることで拡散と馴れ合い厨の増加を狙ってきますので、あらゆるネット界隈の人間が集まってきます。探偵ファイルなどの自称ゴシップサイト(笑)が金の匂いを嗅ぎつけ、誹謗中傷に加担することもあります。なお、自称ゴシップサイトは個人のネットリンチに加担してささやかなアフィリエイト収入を得ているようです。
個人でも出来るネットリンチ対処法
もし、ネットリンチのターゲットにされてしまったら、初期対応を間違ってはなりません。ネットリンチが鎮静化するかどうかは初期対応がキモとなってきます。
まずやってはいけないことは「謝罪」「沈黙」「逃亡」です。まず一つ一つNGである理由を説明しましょう。
・謝罪
謝罪は一見効果的に見えますが、前述のとおり馴れ合い厨が義憤的な理由で活動しているのはあくまで建前です。謝罪をした途端軽くみられるようになり、嫌がらせを悪化させることになります。また相手は楽しんで己の欲求を満たしたい変質者であって、本気で謝罪を求めている人間ではありません。
ただし、不祥事を起こした芸能人や政治家に対して問題提起するのはネットリンチではなく、「炎上」「批判」に該当しますので、この場合は謝罪が効果を発揮することも多いです。
・沈黙
炎上解決は沈黙と長らく言われていましたが、沈黙しているからといって炎上が収まるわけではありません。むしろ無抵抗だと分かるとさらに悪質な嫌がらせを行われることもありますし、無抵抗だということで、住所や電話番号などの個人情報を好き勝手悪用(フリー住所化)される危険性もあります。
実際に5chにて住所氏名を特定されたことで即座に活動を停止しその後もずっと沈黙を破っていないとある絵師がいるのですが、その絵師に対する嫌がらせは収まらず、特定から1年以上経った時に再び大炎上(絵師自体は特定後音沙汰はない)しました。結局他人に嫌がらせして卑劣な欲求を満たしたいだけの人間の心理を理解することは不可能というわけです。
・逃亡
論外です。アカウントなどの情報を消すことは馴れ合い厨に餌を与えるようなものです。炎上をヒートアップさせる結果になります。馴れ合い厨は相手にダメージを与えられたと判断すると興奮状態に陥り攻撃を激化させる習性があります。
絶対にやめましょう。
効果的な対処法は意外にも「反撃」です。ただし中途半端な反撃ではダメです。
2chのなんでも実況J板で特定されたとある高校生はネットリンチに対する報復として弁護士を雇いましたが、弁護士は開示請求を行うのみで炎上の鎮静化には至りませんでした。結果、弁護士諸共大炎上し、2020年現在も嫌がらせを続けられおり、なんでも実況J板のシンボルと化しています。
反撃をするのならば徹底的にやりましょう。妥協は馴れ合い厨に餌を与えることに繋がります。
5chや爆サイなどのネット掲示板が炎上の拠点となっている場合は私F9ホットラインセンター支援者など専門の炎上対策のプロがいます。それらに頼るのもいいかと思います。
Twitter等のSNSでも直接的に鎮静化は出来なくとも、炎上鎮静化に向かうための効果的なアドバイスを起こることは可能です。
相手は犯罪者なのですから、妥協する理由はありませんよね。自宅への嫌がらせがされたら警察に通報しましょう。あまりにも酷い中傷投稿があればそれも通報しましょう。大抵はISPの通報ログを解析することで特定できます。稀にVPNやTorなどで小細工している馴れ合い厨もいますが、それも大抵は摘発が可能です。(ネットワーク知識がない人間がTor等を使っても効果は十分に発揮できません)IP偽装してるのにDNS漏れなどの致命的なミスを補わないバカがいたらボーナスポイントです。
ネットリンチ被害に遭うと忘れがちですが、ターゲットは被害者で相手が加害者です。忘れないでください。悪くないのだから徹底的に戦いましょう。日本人は群れることが大好きで、よくも悪くも主体性がない人間が多いです。ネット全体でターゲットを叩く風潮があっても、それが逆になればネットリンチも収まる・・・かもしれません。
ネットリンチを予防するのに一番なのは個人情報などの重要な情報を漏らさないことです。個人情報を漏らすと善悪問わず馴れ合い厨のターゲットにされる可能性が高いです。馴れ合い厨は取り合えず良いか悪いかは置いておいてネットリンチをして馴れ合いをしたいだけの存在ですので。気を付けましょう。
今回は馴れ合い厨についてとネットリンチに関する記事でした。
次の記事も読んでいただけたら幸いです。
コメント