本日の日記

大切な人

2020年12月11日(金曜日)

あなたの大切な人はどなたですか?
あらたまってご自分の大切な人を思い浮かべると、心が温まります。
大切な人には“思い遣り”を心掛けてみてくださいね。
心の内で大切な人と思うだけでは相手に伝わりません。
たまには、ありがたいと思う気持ちを伝えてみては如何でしょうか。

松原照子の印

本日の世見

神聖なる牛

2020年12月11日(金曜日)

  • 干支

来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、後20日で今年も終わります。
来年はいったいどんな年なのでしょう。
十二支の二番目である丑年が来年です。
年賀状にはどのような牛の絵を登場させましたか?
牛は私達の生活と密接に結び付いていた頃がありました。
今では、牛と密接に暮らすイメージはあまりありません。
牛は昔から聖牛とし、信仰の対象になっていました。
聖牛というのは、神仏の用に供するために神社仏閣に奉納された牛のことです。
この牛は労役に使われることなく、境内の牛舎で飼育され、神聖な動物としてとても大切にされていました。
長野の善光寺には、インドから奉納された聖牛がいたことがありました。
この聖牛が亡くなった後は、新たに奉納される習わしだったのですが、今では生牛の代わりに鋳物の牛の置物に変えられているようです。
そう言えば、牛の置物をよく見かけます。
来年は丑年です。
牛といえば、古代エジプトでは牛が農耕作業に奉仕することから、聖獣として最高の扱いをされていました。
牛は農業の神様とされ、ラー神の生きる姿でもあり、戦いの神であるモンツーの化身でもありました。
メソポタミアでも農耕の女神として牛は崇拝されています。
このように牛を神聖視する思想は、今でもインドやイランに現存していて、これらの国では牛の屠畜を禁じているのです。
日本で暮らす人々の牛に対する思いの中には、聖獣なる意識は低いかもしれませんが、来年一年間は聖獣の牛に見守られたいと思います。

松原照子の印