自由って言葉は解釈が難しい、とお思いのあなたへ、この新しい定義を捧げます。
そんなの簡単です。
正しい「自由」は、以下の二つを満たすだけで成り立ちます。
①自由とは、好きに腕を振り回してもよい権利のことである
②ただし、その腕が、他人の腕に少しでも触れてはならない
たったこれだけの話です。
分類解釈
思想の自由 - 何を思ってもよいが、人に押し付けない
表現の自由 - 何を発表してもよいが、人の意見を妨げない
学問の自由 - 何を学んでもよいが、他人に思考停止させようとしない
居住の自由 - どこに存在してもよいが、人の空間を邪魔しない
職業の自由 - どんな仕事をしてもよいが、誰もその会社に囚われてはいけない
カネの自由 - どれだけ稼いでもよいが、人から奪わない
要求の自由 - 人にどんな要求をしてもよいが、今後、その要求に従うかどうかの判断は、相手が必ず行うものである
日常での選択
あなたはいつまでも寝ていてもよいが、他人の作業を増やして睡眠時間を奪う結果になってはいけない
あなたは何をどれだけ食べてもよいが、他人の心労などを誘発し健康を害する結果になってはいけない
あなたは仕事をしなくてもよいが、その結果、他人に仕事をさせることになってはいけない
あなたは何を言ってもよいが、人を黙らせてはいけない
あなたは何を聞いてもよいが、人の耳にそのイヤホンをねじ込んではいけない
総論
あなたは何をしてもよいが、その結果、人に何かを強要させることになった場合、それは自由と呼ばず、あなたは他人の権利を侵害しているだけです。
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以上です。いかがでしょうか?これが俺たちの本来の自由です。
俺たちがこの定義から外れて何かしらの自由を謳歌?したとしても、それは他人の労力や負担、苦労に支えられた偽りの自由であり、虚構あるいは虚業、いわば絵にかいた餅です。長続きしません。
身の回りに「(自称)わたしは自由な人!」がいたら、その「自由」とは何か?を、よく観察してみてください。その紛れもないウソが明るみに出るか、あるいはホンモノであると理解できるか?立ち止まって考えることをお勧めします!という提案でした。