本誌は一本のテープを入手した。それが冒頭に紹介した、'13年の秋に圭さんと佳代さんがA氏の自宅を訪れた際のやり取りだ。
このテープを聞くと、小室家が世間に事実関係を十分に説明していないということが、はっきりわかる。さらに、圭さんがA氏に何を語ったか、小室母子とA氏の交渉がいかにして決裂したかも明白になる。
会話はこんな3人のやり取りから始まる(以下、「圭」は圭さん、「A」はA氏、「佳代」は佳代さんを指す)。
〈圭「あ、こんばんは」
A「こんばんは」
佳代「いいですか? ちょっと。すみません。お手紙がこれなんですけど。ちょっと目を通していただいて」
A「いいですか」
佳代「はいはい。どうぞどうぞ」〉
佳代さんとA氏は'10年9月に婚約している。しかし、婚約直後から、佳代さんの度重なる金銭の無心が始まり、A氏は精神的に疲弊。'12年9月に婚約の解消を申し出ている。
'13年8月にA氏が佳代さん宛てに、400万円の返済を求める書面を送付したが、小室家側からは返答がなかった。