日本の運命を大きく変えた戦い。日本軍の戦果は華々しく、1942年　（昭和17年）半ばころには東南アジア一帯に進出し、南太平洋のほぼ全域を勢力下においた。真珠湾攻撃を成功させた日本は、アメリカに早期に戦意を失わせ、講和に持ち込もうと、さらにミッドウェー島を攻略する作戦を同年6月に行なった。しかし、この計画はアメリカ軍に暗号が解読されていたため、わなにはまり、まちぶせをうけた日本海軍は、初期に華々しい戦果をあげた主な航空母艦や優秀なパイロットを失ったため、これ以降、急速に力を失い、再建も進まず戦況は悪化していった。また、この年後半からアメリカの本格的な反撃が開始され、次々に敗北し撤退や全滅させられることなった。しかし、軍部は大敗したことを国民には知らせず、これ以降、戦争の状況は日本国民に正しく伝わらなかった。 

＜練習問題＞です。目を閉じて下さい。　
問題を読み上げ、続いて、１． ２． ３と数えたあとに、答えを読み上げます。一緒にお答え下さい。　

第一問　日本は1942年6月ころまでに南太平洋のほぼ全域を勢力化におきました。同年日本はさらにアメリカを攻撃し、戦意を失わせ講和に持ち込もうと6月に行なった戦いを何海戦といいますか？　
　１． ２． ３．　ミッドウェー海戦　

第二問　アメリカは暗号解読によりこの作戦を知っていました。まちぶせを受けた日本は優秀なパイロットのほかに何を失いましたか？　
　１． ２． ３．　航空母艦　

第三問　日本はこの戦いで海軍の主要な戦力を失ったため、急速に力を失いました。これを軍部はどう伝えましたか？　
　１． ２． ３．　大敗したことは国民には伝えなかった　

ありがとうございました。