昨日は、外部の人も入ってもらい、これからの全社のシステムをどう作りなおしていくのか、どう
作っていくのか、というプロジェクトミーティングの大一回目をやりました。名前は
全社システム刷新プロジェクトとしました。
私どもは、苦い経験があります。一つの部門で一貫したシステムを作ろうとしたのですが、それが
完成をせず、言葉は悪いですが、お金をどぶに捨てるようになってしまいました。
私の反省としては、全社を貫く、内部統制の考え方が足りなかった。必ず部門の経費や売り上げが
経理としっかりつながっていなければならないのだが、部門の効率化ばかり目が行って全社の目が
抜けていた。市場がどんどん動いているのに、それに対応する準備が足りなかった。取引先も変わる、
商品も変わる、内部売りも増える……大きなものを丸ごと作ろうとして、変化対応に備えていなかった
(実際はそこまでいきませんでしたが)。それとやり方として、間に入ったコンサルタントに
任せ過ぎた、担当一人に任せ過ぎた。私を含む上層部の、頭でこうしようが強過ぎて、現状分析が
足りず定義要件がなっていなかった。依頼をしたシステム屋さんが悪いということになっていますが、
まったくの我々のミス、社内のミスです。
そう考えて、私からは、近い将来の組織図などを作り、事業ごとの本部業務を横断する考えを提示し
ました。どんどん変化させる組織とそれに対応するシステムを考えないと取り残されてしまいます。
また、来年の方針も話をしました。今までの施策の延長では、市場に埋没してしまう。より市場の
変化、我々の変化に対応できるシステムを組んでもらいたいといったつもりです。お客様も商品も
変わる、内部売りも増える、売り方も変わる……、硬直したシステムでは対応できないはずです。
第一フェーズの目的・目標などを話してくれましたが、その第一弾として、今やっている業務を分析
するために、やっている業務を書き出し、困っていることを書き出してもらうことから入りました。
ある人から、こんな業務は作業のための作業で無駄ではないか、問題点は分かっているのでこんな
ことをやる必要はない、自分の担当部門は問屋のようなものだから、それに対応するいろいろなソフト
があるはずだから、時間をかけないでやった方がよいとの意見が出ました。
そうしたら、出席した女性陣が一斉に、その考え方は違うと声を上げ始めました。現場でやっている
ことをわかってもらえていない、どこがどんなにやりにくいのかわかっていなくて、どうソフトを
選ぶにしても選んでいくのだということを言いたいのだと思いました。それはすさまじいものでした。
頼もしいですね。
最後に、前回の不具合の担当者に一言話をしてもらいました。今回提案のあった、初めの現状分析、
やっていることを書き出す、皆の前に出す、という初期動作がが甘かったために、後でここが違う、
あれがおかしいということが出てきて行き詰った。現状分析が足りなかったのが一番の問題だったと
言っておられました。つらい思いをさせましたね。問題点の洗い出しから要件定義をしっかりする
というというのは、上席の責任です。担当の責任んではない。
実際の担当女性のわかってくれていないという叫びと合わせて、部門として本当に失敗のレビュー・
反省ができていないということですねとポツンと言った人がいて、身が引き締まる思いをしました。
拙速でやっても同じ失敗をするだけです。
夜に、健康レストランに行きました。健康に良い食材と料理法と取り合わせを考えてコースを組んでくれて
いました。たくさんいただいて、1500㌔㌍ぐらいかなと思っていましたが、900㌔㌍ぐらいで、糖質は
うんと減らしているそうです。いろいろな店を回るの楽しいですね。