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【マチ★アソビ Vol.10】きっかけはクソゲー?CC2松山氏が語った『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の裏話と新情報

5月4日、徳島県・徳島市ので開催された「BNG×CC2 ゲーム放談 in マチ★アソビ」。本記事では、バンダイナムコゲームスの新野範聰氏、サイバーコネクトツーの松山洋氏が繰り広げたPS3ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のトークを中心にお伝えしていきます。

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5月4日、徳島県・徳島市ので開催された「BNG×CC2 ゲーム放談 in マチ★アソビ」。本記事では、バンダイナムコゲームスの新野範聰氏、サイバーコネクトツーの松山洋氏が繰り広げたPS3ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のトークを中心にお伝えしていきます。

前記事でもお伝えしたように、『GOD EATER』シリーズプロデューサーの富澤祐介氏(バンダイナムコゲームス)が司会を務め、『テイルズオブ』シリーズプロデューサーの馬場英雄氏(バンダイナムコスタジオ)、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』プロデューサーの新野範聰氏(バンダイナムコゲームス)、サイバーコネクトツー社長の松山洋氏という豪華な4名が登壇し、笑いの絶えないトークが繰り広げられました。

昨年の東京ゲームショウでも岸辺露伴(「ジョジョの奇妙な冒険 第4部のキャラクター」)のコスプレで登場した松山氏ですが、本イベントでももちろん同じ姿で登場。新野氏曰く「ホテルの部屋からこの格好で出てきた」とのこと。登場時に誰も突っ込まなかったため、再度「どうも岸辺露伴です」と仕切り直し、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の紹介が始まりました。

■アニメで若いファンからも注目
「ジョジョの奇妙な冒険」といえば、長期連載を続ける人気漫画です。ところが、その長さ故に若い世代には馴染みが薄いという側面があったと新野氏は語りました。しかし、昨年放送されたアニメ版(1部~2部までを描いた)が非常に好調で、多くの若いファンを取り込め、ゲームの発売に向けて良い風が吹いているとのこと。実際に会場にもアニメを見て、初めてジョジョに触れたという方が多くいました。

■きっかけはクソゲー
ゲームのこだわりなどについて再度説明があった後、富澤氏から「企画はいつ頃スタートしたのか?」という質問がありました。松山氏は「7年前にスタートしました。2006年に『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』というクソゲーが発売されまして・・・」と早くもアクセル全開の発言。新野氏は慌てて遮ろうとするも会場は大爆笑、「ウチの上司が作ってるんだから」となだめるも、「1ユーザーとしての感想やからええやんけ!」と一蹴していました。

奇しくもこの作品が松山氏の心にに火をつけ、バンダイナムコゲームスに「もう次はウチ(サイバーコネクトツー)で作らせてくれ」と直談判し、本作の制作につながっていったということです。

■PVは1100万回再生を突破!新PVも間もなく公開?
会場の大きな笑いを誘った裏話の後は、気になる新情報の話が繰り広げられました。昨年の7月の第1弾から現在までに4本公開されている本作のPVですが、全累計再生数は1100万回を突破したとのこと。残念ながらこの日は、最新PVの発表はなかったものの、近日中に第5弾映像が公開予定とのことです。製品版と変わらないゲームの映像を見られるということで期待が高まります。

■今月中に新キャラ公開!
現在まで24キャラの登場が明らかになっていますが、まだまだ登場キャラは増えるとのこと。松山氏は「今月は2部あたりからですかね?」と新野氏に話しを振ると「なんのことですかね-?分かりませんねぇ」とたじろいでおり、富澤氏は「僕はてっきり松山さんが色々話すのかと思ったら、新野さんに言わせる方向なんですね」と突っ込み、会場にはまたしても大きな笑い起こりました。

しかし、松山氏のトークは止まらず「今のところ、どう考えてもボスキャラの参戦が少ないですからね」と話し出すと、新野氏はまた焦った様子に。

■おかしな足し算が起こっている
早々に話をまとめようとした新野氏をよそに、馬場氏が「7年間のこだわりをもっと聞きたい」と開発の話も繰り広げられました。松山氏曰く、現在本作のスタッフは内外合わせて総勢80名近くになるとのことで、この数は『テイルズ オブ』シリーズのスタッフ数とも大差がないほど大きいものだといいます。

また、多くの他のプロジェクトを担当するスタッフも「昼間は自分の仕事をやるから、夜だけでもやらせてほしい」と志願してくるとのことで、馬場氏は「そういう環境は良いね。テイルズスタッフもみんなテイルズが好きだし、愛があるから良い作品が作れる」と話しました。

現在の開発状況ですが、業界的にはデバッグ作業を進行する時期であるにもかかわらず、まだグラフィックを足すなど、「完全に仕様にない部分で、おかしな足し算が起こっている」とのことです。特に、キャラクターにボイスがつくということで、フェイシャルのグラフィックには相当力を入れて制作しているということ。

また、原作者の荒木飛呂彦氏のカラー絵では、キャラクターの髪型や衣装のカラーが変わることも多く、作中ではそうした点もしっかりと楽しめ、かつさらに楽しむための仕掛けも用意されていることも明らかになりました。詳細な仕様についてはまだ公開できないようですが、こちらもファン必見の要素となっていそうです。

■じゃんけん大会の後はマカンコウサッポウ!
大きな笑いと熱狂に包まれたトークの後は、各作品にちなんだプレゼントが用意され、じゃんけん大会が行われました。

そして、最後に富澤氏が登壇時に担いできた神機を手に「松山さん、「アレ」やりましょう!」と呼びかけ、松山氏も快諾。撮影禁止のステージにもかかわらず松山氏は「撮って良いよ!」ということで瞬時に大撮影会となりました。松山氏は会場からの要望に応え、何度もジャンプをするなど、最後まで会場を楽しませてステージを降りていきました。

気になる「アレ」の写真は、最高の1枚が撮影出来ましたので、ぜひ確認してみてください。
《宮崎紘輔》
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