帰ってきても、私の顔を見てくれない元旦那
こんにちは。
菜々です。
ようやく夏風邪が治ってきたと思ったら、軽い熱中症になりました。
次から次へと虚弱。
というわけで、前回は郊外での二度目の引っ越しについて書きました。
今回は、妊娠中のことをまとめて書いていこうと思います。
生活保護の事情により、同じ市内の中、引っ越した私たち。(詳しくは前回記事をごらんください)
前回にも書いたとおり、元旦那はこの頃出張が多くて、あまり家にいない日が続きました。
それでも私は妊娠したことが嬉しかったし、毎回の検診が楽しみでしょうがなかった。
少しずつ育っていく赤ちゃんのエコーを見るのが、つらいつわりや不調の出てくる体調の中、毎日の楽しみでした。
ただこの頃、だんだんと元旦那との諍いもまた増えていました。
それはなぜか。
この頃、元旦那が義母と仲直りをしたからです。
結局、元旦那が義母とゲームから離れていたのはたった二、三ヶ月のことでした。
そもそもの話からします。
今までの記事ではあまり詳しく書いていなかったのですが、元旦那は重度のゲーマーで、結婚前は一日12時間以上もずっとゲームをやり続ける人でした。
妊娠前、喧嘩をするのにゲームが理由なことも実は多々ありました。
結婚したら元旦那が仕事に行かなくなったというのを書きましたが、その理由として、「ゲームを夜遅くまでしていて朝起きられないから」がありました。
そんな小学生みたいな理由で仕事休まれたら、そりゃ怒るじゃないですか。
でもそれをいくら言っても、結局知らぬ間にゲームを始めているし、「そろそろ寝なよ」って言っても生返事。
実家を飛び出してきたことで初めてゲームを手放して、ようやくこの生活スタイルが直ってきたと喜んでもいたんです。
でも、義母と仲直りをしたその理由こそ、またゲームでした。
その頃、新作のゲームが出るというので、元旦那はそのゲームを大層やりたがっていたんですよ。
でもPS4が手元にないからできないと嘆いていた。
そしたら元旦那、どうしたと思いますか。
家出同然で実家を飛び出してきたのに、義母に「俺のゲーム郵送してください」ってLINEした。
たった数ヶ月の実家離れでした。
そこから元旦那と義母は電話をしたらしく(私のいないところで話されたので、会話の内容まではわかりませんでした)、電話が終わった時にはすっかり元通りに戻っていました。
聞くと義母は元旦那に向かって「あなたの話をちゃんと聞いてあげられなくてごめんね」と泣いたらしいです。
実家を飛び出してきた理由が、「ママが俺の話をちゃんと聞いてくれなくて裏切られた気がした」だった元旦那は、それでもうイチコロです。
やっぱりママは俺の味方だったんだ!って再び義母依存の中に戻っていってしまいました。
この頃元旦那が私に優しかったのは、もう実家に軽々しく帰ることができず、信用していた義母にも裏切られ(た気に勝手になっていて)、だから唯一頼れる私に依存していたんですよね。
義母との共依存が復活してしまえば、私なんて結局用ナシだったんでしょう。
このあたりを境に、また喧嘩は増えていきました。
そしてこの頃よく言われたのが、「働いてるのは俺なんだから、俺の方が偉い」というような旨のことです。
これがもう悔しくて悲しくてなりませんでした。
だって働けないのは、私がやりたくないわけでもサボっているからでもなくて、ただただ妊娠しているから。
出産すればまたすぐに働くとも言っているのに、そんなことを言われるんです。
(このようなものに、経済DVって名前がついてるの、のちのち知りましたが……。)
帰ってくるなりまずゲームをつけて、ご飯とお風呂の時以外、ずっと画面を見ている元旦那に「少しくらい私との時間を作ってほしい」と言えば、「毎日仕事頑張ってるのに、俺には自由時間もないのか」と言われる。
一切やるなとは一言も言ってないし、たった30分でもいいから寝る前に時間を取ってほしいと頼んだだけなのに。
一緒に映画を見たくても、元旦那はゲーム画面を見ながら、片手間に覗くだけ。
並んで同じ映画を楽しむことなんてほとんどない。
仕事を前とは違いきちんと毎日行ってくれるようにはなりましたが、その代わりに何かと言えば「俺は仕事を毎日してる」を建前に私の話を対等に聞いてくれなくなりました。
妊娠中で食欲がなくてフルーツを買っていたことを、「フルーツなんて高いもん買うのは無駄遣いだし、そういうお前の行いが俺から『優しくしよう』という気を奪う。俺が離婚したくなるのはお前の行いが悪い」と言われました。
今考えれば「????????」なんですが、その頃は私ももう麻痺していて、何も言い返せませんでした。
喧嘩をするたび「離婚だ」とか言われるのは、私の妻としての能力が足りないからだと思わされていたから。
私も私で、元旦那に洗脳されていたんですよね。
毎日頑張って節約してお弁当や夜ご飯を作ったって、なにか不満を口にしただけで「じゃあもう離婚だ」と言われる。
また、仕事のストレスをすべて家に持ち帰ってくる元旦那は、次第に私の飼っている犬や猫にも当たり始めました。
少し犬が粗相をしただけでもスリッパを投げつけたり。
正直、私に手を上げられるより、犬や猫に危害を加えられることの方がすっっっっっごく嫌だった。
だって、私は元旦那を選んで一緒にいるけど、犬や猫は飼い主である私についてきているだけだから。
私のせいで元旦那にひどく当たられるなんて、申し訳がなさすぎました。
なにより大事な犬や猫にイライラをぶつけられること、また妊娠中の私(延いてはそのおなかにいる子ども)に対してまったく思いやりを持ってくれないこと。
これまでどんなDVもモラハラも許してきた私ですが、このまま続けばいつか子どもに被害が及ぶのも目に見えていて、この頃ようやく離婚を考え始めました。
ちょっと長くなってしまったので、続きはまた明日書こうと思います。
おそらく次回の記事で、別居について書けると思います。
読んでくださりありがとうございました。
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DVモラハラを受けてしまう人が高い能力
こんにちは。
菜々です。
今回から、妊娠期の話に入っていきます。
引っ越してすぐ妊娠がわかり、職につけなくなってしまった私。
ちょうどつわりの時期が真夏にぶつかったこともあり、この頃の体調は最悪でした。
それでも元旦那は出張に出てしまうことが多く、私は家で一人、犬と猫と世話をしなければいけない状態。
妊娠がわかった最初こそ優しかった元旦那ですが、この頃から再びほころびは生じていきます。
と、その前に生活環境の変化を先にお話しておくと、郊外へ引っ越してすぐの私たちですが、この時また引っ越さなくてはいけませんでした。
その理由は、生活保護に入ったことによります。
以前の記事で書いたのですが、(詳しくは下記記事参照してください)生活保護になると家賃の上限というものが決められています。
この時住んでいた家が、生活保護の上限家賃を超えていたんです。
なので、転居指導が入った。
妊娠中に転居するのやだなとかいろいろあったんですが、いつかは引っ越さなきゃいけないものだし、それであればまだ家も整っていない今の間に引っ越す方がまだ楽と判断しました。
引っ越し費用自体は市から出るので、私たちが負担するものではないし、と。
ただこの引っ越しの時、かなり元旦那にイラッとしたことを覚えています。
前日まで出張だったので、疲れているのも重々承知ですが、「それにしたって」の話です。
引っ越し前日の夜まで帰ってこない出張中の旦那に代わり、つわりの中一人で荷造りをしていたんですよ。
ならせめて当日は一緒に最後の荷造りをしてくれるとか、あるじゃないですか。
全然、ない。
むしろ引っ越し業者が来るまで私が起こしても寝続けてた。
この時点でかなりイラッとしてるんですが、ようやく起きたと思えば、何を一番にするかって、煙草を吸う。もう業者来てるのに。
ヘビースモーカーである元旦那の毎朝の日課とはいえ、イラッとします。今日くらい我慢しろ。
ちなみにですが、今後保健師さんとかに「旦那さんできれば煙草やめてねー。やめれないなら外で吸ってねー。ベランダもダメだよ、窓の隙間から煙入ってきちゃうからね。家から離れたとこまで行ってね」って言われるにも関わらず、煙草一切やめません。
遠くにも行かなかった。
これまで換気扇の下だったのを、叱られて、ようやくベランダにしただけ。
ベランダもダメだっつってんだろ。
このようなゴタゴタもあり、元々は自分も煙草を吸っていましたが(結婚前にはやめてた)、今ではわりと嫌煙者になりつつあります。
一概に煙草を吸う人が嫌なわけじゃないですが、壁紙のことやらもあるし「一緒に暮らすなら吸わない人のが望ましい」になりました。
で、ようやく運び出しが始まったんですけど、まだ包めてない荷物があったんですね。
なので元旦那に、「玄関前に段ボールの在庫置いてあるから、それ取ってきてー」って頼んだんですよ。
そしたらまあ、10分くらい帰ってこない。
どこまで段ボール取りに行ってんの??????
ようやく帰ってきた元旦那、マジで驚くことに、段ボールすら持ってきてない。
え、何?と思って「何してた?」って訊いたんですよ。
なんて言ったと思います?
「煙草買いにコンビニ行ってた」
マジかー!!!!ってもう、びっくりしちゃった。
仮にも妊娠中の嫁が必死に荷造りして、業者が必死に運び出してる中、世帯主のおまえは今んとこ何も手伝わずコンビニ行ってたんだー!って。
ここまで元旦那がしたこと、煙草吸って、コンビニに煙草買いにいっただけ。もう煙草と暮らしてろ。
なんかこのあたりから、元旦那の重大な欠陥というか、すべての行動の原理がわかってきたんですよね。
この頃私がどれだけ体調悪いことを訴えても「ふーん」みたいな対応だし、あまつさえ、「頭ではわかってるつもりでも、働いて帰ってきてお前が寝てるとイラッとしてしまう」とか言われるんですよ。
とどのつまり、DVモラハラする人って、共感能力が低いのかもしれない。
相手がどれだけつらいかとか、自分の見えないところで頑張ってるとか、そういうことに頭がいかない。想像力がない。
逆にこの能力が高いと、「この人も悩んでるから……」とか思っちゃってDVモラハラから抜け出せない可能性ありますが。
で言うなら、DV被害者は共感能力が高いのかも。
他人の気持ちを慮る、って、いい能力なはずなのにそれのせいで被害者に回ってしまうの、この世の闇って感じがしますね。
とりあえず今日はこんなところで。
郊外での二度目の引っ越し後から、また書いていきます。
読んでくださりありがとうございました。
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引っ越し直後の妊娠発覚
こんにちは。
菜々です。
最近なんかまたどんどん体が弱くなってる気がします。
アレルギーもひどく出てるし、お酒も最近すぐ二日酔いとかにくるし。
まだ二十代前半なのに……。悲しい。
というわけで、前回、郊外に引っ越し生活保護に入ったということを書きました。
生活保護については前回死ぬほど書いたので、気になる方はそちらを見てみてくださいね。
で、家業を手伝っていたので、実家を飛び出してきたと同時に自動的に職もなくした元旦那の再就職の話です。
郊外へ引っ越して一ヶ月くらいした頃ですかね、家の何個か隣の駅で仕事を見つけました。
見つけたというか、私が探して電話させたんですけど。
ほんとに甘ちゃんな上人見知りなので、ほっとくといつまでも面接の電話しないので。
ここを見つけるのもまあなかなか大変で、一悶着もありましたし(長くなるので省きます)、郊外で肉体労働系って普通免許必須なことが多いんですよね。
いや、家業が肉体労働系なのに、なんで今の今まで免許取ってないの?って友人からよく言われました。私もそう思います。
このへんも、義両親が何考えてんだかよくわからなかったですが。
まあともかく、ようやく見つけたここで元旦那は働きはじめ、私も何かバイトでも見つけようと思っていました。
ですが結局この時から今に至るまで、私は職につけていません。
それはなぜか。
はい。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、ようやくこのブログの主題に行き着きました。
郊外に引っ越したその直後、私の妊娠が発覚したのです。
このタイミングがまたもう……もう!って感じです。
ちょうどまだ職につけていないこのタイミングで妊娠がわかってしまったので、そこから仕事を始めることが不可能になってしまったのです。
つわりとかがあるから職が限られるし、そもそも妊娠を隠して働き始めて職場に迷惑をかけるのも忍びないし。
妊娠してることを正直に言えば、もちろんどこも雇ってはくれませんでした。
ちなみに、妊娠の超初期症状っていろいろあると思うんですが、私の場合は謎の下腹部痛で気づきました。
生理の時とかとはまた違う、チクチクとした痛みが夜中の間ずっと続いていて、「もしや……」と思って検査薬をしたらビンゴでした。
それで、妊娠した時の元旦那の反応ですが、当時は、「おめでとう、ありがとう」って言ってくれてました。
ただ、この再就職した会社が出張のあるところで、繁忙期には二週間近く出張に出てしまったりもしていました。
妊娠発覚したこの頃ちょうど繁忙期で、妊娠がわかったその時も元旦那は出張に出ていました。
なのでLINEで報告し、出張から帰ってきた時に改めて話した感じです。
元旦那、この頃が一番穏やかだった気もします。
仕事頑張ろうという気概もすごくあったし、いろいろあるものの私の体調を慮ってはくれていましたし。
まあどんどんボロは出ていきますが、この頃はちゃんと「ありがとう。俺も仕事頑張るから、菜々も体調とか大変だろうけど一緒に頑張ろうね」とか言ってくれていたんですよね。
それがなんで現在こうなってるのかはもう私にもわかりませんが。
私もこの時が一番幸せだったと思います。
義両親とのことも一段落して、家業と違って無断で休んだら即クビということもわかってるので元旦那も毎日仕事に行ってくれていたし、前より広い家に住めていたし。
ただ、まもなく元旦那にボロは出てきます。
どのようなことが起こっていったのか、明日以降に書いていこうと思います。
ブログの主旨として、妊娠記録とかではないので、この時の体調だとかそのへんは省いて書いていくつもりです。
あくまでこの時起こっていたことなどをメインに。
読んでくださりありがとうございました。
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生活保護を抜け出せない本当の理由
こんにちは。
菜々です。
最近の不調、夏風邪というか、アレルギー体質の悪化な気がしてきました。
家の外に出たら鼻水とかくしゃみ、そうでもなかった。
というわけで、前回、家出してきた元旦那と郊外に移り住んだ話を書きました。
今回はその郊外で、どのように生活をリスタートしていったかを書いていこうと思います。
ただ、今回は友人にもよく訊かれる、生活保護についてをメインに書かせてください。
ちなみに郊外とぼかしているのは身バレ防止のためです。
なんとなく、都内近郊とでも思っておいてください。
まず、都内から郊外へ引っ越した私たちは、生活保護の申請をしました。
というのも、この頃あまりにお金がどうにもならず、このままでは働きに行く交通費すらないというような極限状態でした。
困った私はいろいろ調べて、どうやら役所では無利子でお金を貸してくれる制度があることを見つけました。
(申請の条件は自治体によっていろいろあると思うので、気になる方は「生活福祉資金貸付制度」で調べてみてください。)
それを利用したい旨、都内で管轄の役所に電話しました。
すると「そこまでの状態であれば、貸付ではなくて生活保護を申請した方がいい」というようなことを教えてもらいました。
私、この時まで生活保護って、突然リストラされてしまったとか、急に身内が死んで身よりがいなくなってしまったとか、そういう自分以外に理由がある時しか申請できないものだと思っていたんですよね。
あとお恥ずかしながら、年齢制限もあると思ってました。もう再就職するのが難しい高齢であるとか……。
でも聞けば、どんな理由であれ最低生活費に足りていない人であれば申請はできるよとのこと。
最低限の生活を送る権利は国で保障されているものなので、たとえギャンブルでお金をなくしたとしても、「それは自分のせいだろうから野垂れ死んでくれ」とは役所は言えないらしい。
ただ、ここんとこ、実際ギャンブルとか浪費しすぎとかでも審査が通るのかは正直私にもわかりません……。
私たちも自分たちの無計画さ故の貧窮でしたが、なぜそうなったかの理由として、元旦那がこの頃抑うつ状態の診断をされていたことと私もADHDなどの診断が出ていました。
なので、あくまで「病気による就労困難」という理由で通ったんです。表向き。
生活保護の申請をするときには、これまでどんなふうに学校に通ってきてどう就職したかみたいな作文のようなものも書かされますし、身内に支援してくれる人がいないか親兄弟に連絡もいきますし、これまでどんな収入があってどう使用したのかを把握するため一年ぶんの通帳のコピーなども提出します。
なので実際はやはり、誰でもかれでも支給されるというわけではないでしょうが……。
でも、元旦那の実家は資産能力がありましたが、支援してくれる見込みがないということで私らも通ったので、やっぱりその自治体によってくるとも思います。
なるべくいい自治体、ケースワーカーに当たることがかなり重要だと思います。
どういうものに保護が支給されるかどうかとかも、ぶっちゃけ担当のケースワーカー一人の判断なので、当たり外れは正直かなりあります。
というような生活保護制度があることを東京で知った私でしたが、東京にいたその時は申請しませんでした。
なぜかといえば、前回書いたとおり、この時にはもう家賃滞納などで今の家を出て行くことは確定していたからです。
なので、もう引っ越しが決まっているのであれば、転居先の自治体で申請してもらった方がいいと教えられ、そうしました。
ちなみに、生活保護って、決められた家賃より高いところに現在住んでいる場合引っ越さないといけないんですが、初期費用と引っ越し費用出してくれます。
ただどこでも好きに引っ越せるわけではなく、基本は同じ市区町村内です。もしくは「老いた母がいるので、実家の近くに越したい」とか正答な理由があれば他の市区町村にも行けます。
だから正直、この都内の自治体で申請しておけば、郊外への引っ越し費用も出してくれていた可能性がありますが……。
まあ、都内より郊外の方が生活費が安いため、という理由が「正当な理由」になるかは微妙です。都内は「都内で暮らす最低生活費」が出るため、保護にいる以上はどこに住もうがあまり関係ないので。
まあ、ともあれ、郊外にて生活保護の申請をしました。
もちろん引っ越した先で職を探すつもりでしたが、引っ越したその時点ではどっちも職なしでしたしね。
ちなみに、働いてても生活保護ってもらえるの?ってよく友人とかに訊かれるので、ここで答えておきますが、もらえます。
生活保護というシステムは、世帯に何人いるかで大きく分けて「家賃扶助」と「生活扶助」というものがあり、それをまとめて「生活保護費」となります。
この金額は市区町村によります。埼玉や千葉の郊外と、東京の世田谷区とかが同じ家賃相場なわけはないので。
で、家賃扶助は働いているかどうかとかは関係なく、生活保護にいる限り家賃ぶんがすべてもらえます。
これは上記で言ったとおり、どんな金額の家賃でももらえるわけではなく、一人世帯の場合家賃上限は50000円、二人世帯であれば55000円とかそれぞれ市区町村で決まっているので、その金額内の家賃であることが必要です。
じゃあ何が違うかというと、「生活扶助」の部分です。
これはもう一概にいくらもらえるかとか素人にはわかりません。
年齢にもよりますし、私のように障害があればそのぶん加算がありますし、何やら小難しい算出法を用いて世帯ごとに決定されます。
で、この生活扶助と家賃扶助合わせて、たとえば我が家の生活保護費は20万円と決定が出たとします。
この地区で二人で暮らしていくにあたり、20万円はないと死んでしまうと自治体が認めたわけです。
その20万円にお給料が届いていなければ、その足りていないぶんのお金が支給されます。
つまり、働いても働かなくても、生活保護の決定さえ出れば20万円もらえるんです。
これ、気づく人はもう気づくと思います。
「え、じゃ働く意味は?」
ないっちゃ、ない。
ニュースとかで、「生活保護から抜け出せない闇!」とかたまに見ますが、貧困のせいで働くお金もないとかそんなことではない。
結構ここのとこ、勘違いしていた人もいるかとは思うんですが。
今から炎上覚悟で、生活保護者による本音を書きますね。
生活保護、毎日必死に働いても手取り16万円の新社会人やフリーターより、全然悠々自適の生活ができる。
ごめんなさい。
でも、マジです。
だから抜け出せないんです。
これ、今の私の悩みでもあります。
一応勘違いないよう書いておくと、20万円もらえるのは二人世帯の時の例ですので、一人であれば15万円以下くらいに下がりますし、さっきも言ったとおりもらえる金額は人によってまちまちです。
私の詳しい金額を書くとどこの自治体かわかってきてしまうのでぼかさせていただきますが、便宜上、二人世帯であれば20万円、一人世帯であれば13万円としましょう。
「じゃあ、一人暮らしなら手取り16万円の新社会人の方が高いじゃないか」と思った方もいるかと思います。
もちろん、額面はそうですね。
でも、なんですよ。
生活保護って、保険料、年金、医療費、薬代、すべて無料です。
あと携帯料金とか水道代とか割引入りますし、NHKの受信料も無料です。
無料というか、免除ですが。
ついでに言うと、弁護士代なんかも無料になります。
……炎上覚悟といいつつ炎上怖いので一応補足すると、この書き方は意訳です。
正しく書くと、弁護士代を立て替えてくれる法テラスという国の機関がありまして(これは生活保護でなくても収入に余裕のない人であれば誰でも使えます)、本来ならば法テラスを利用した場合、その後無利子で5000円ずつとか毎月返していきます。
ただ、生活保護って、借金が禁止されているので法テラスにも借金してはいけないんです。
でもだからって、生活保護者に法テラスや弁護士を使うなとは言えない。
じゃあどうなるかというと、生活保護者はこの法テラスへの返済義務が免除されるんです。
(その事件が終了した時生活保護であることとか、あくまで「原則」の話なので100%とは言いませんが、まあほぼ免除されます。詳しくは調べてみてくださいね。)
とか諸々免除があり、しかも子どもがいる場合、新生児に必要な肌着や布団なんかは別途お金をもらえる。
小学校入学の時のランドセル代とか教科書代なんかも、おそらく費用が出る。
もちろん、日々の病院代もかからない。
そういうことを考えると、引かれるものがあんまりないので、結果的に生活保護のほうが余裕を持って生活できてしまったりするんです。
余裕があるとは言ってももらえる金額は上記のとおりなので、毎日豪遊できるみたいな意味ではないですよ。生活自体はカツカツですし、車を持ってはいけないとか制限もあります。(車は資産扱いなので、車を所持するならそれを売って生活費にしろと指導されます)
ただ、毎日ご飯を食べたり、具合が悪いなら病院に行ったり、もめ事があれば弁護士さんを頼んだりとかいう、何かあった時の不安が少ないということです。
自分で働いていると、体調崩して数日休んだだけでも今月家賃大丈夫かなとか病院代もったいないなとか心配になりますが、生活保護に関してはそういう不安がないです。給料が減れば保護費で補填されるので……。
抜け出せないのは、これが理由なんです。
生活保護を抜けてがんばって自活しよう!と思っても、私のような学歴も資格もない人間だと、毎日がんばって働いても手取りは20万円もないでしょう。
そこからさらに、自分や子どもが体調を崩して病院に行くとなれば、お金もかかってくる。休めばそのぶんお給料も減る。
そういうギャンブルめいたことをするのが、怖いんです。
自分はまだいいです。体に鞭打ってでも働きに行ったりすればいい。
でも、お金に余裕がないからって子どもが熱出してるのに病院にも連れて行かず、仕事も休めないからと家に放置できますか。
できない。
怖い。
ほんとに今回炎上覚悟というか、「なめたこと言うな」とか「じゃあそんな資格や準備もなしに子どもを産むな」とか、いろいろご意見あるとも思います。
全部自分がふらふら生きてきたツケということも理解しています。
でも、それを全部わかった上で、生活保護を抜けて安心して暮らしていくビジョンが今は見えない。
あえて余裕ある生活という書き方をしましたが、生活保護費はあくまで最低生活費なので、毎日食って寝るっていうだけのお金です。
資格を取ったり、学校に通ったりするほどの余裕があるわけでは決してないです。
この状態で、どうやって今より上の生活を目指せばいいんでしょうか。
もし保護を抜けて生きていくとなると、子どもが学校に入る時のランドセル代、貯金できません。
何かやりたいことがあると言われた時、教科書代なんかで精一杯で、部活代なんか出してあげられません。
そうなると、生活保護を抜けて働きたいなんてことは、言ってしまえば私のエゴでしかないような気すらしてきます。
ちゃんとした人間に見られたいとか、社会の一部になりたいとか。
べつにそういう世間の目を私が気にしないというなら、子どもが安心して暮らすには保護で居続けたほうが絶対にいい気がする。
このへん、未だ正解はわからないので、結論はありません。
ごめんなさい。
なんかいい案あればコメントで教えてください。
まあ、ともかく、このような生活保護に私たち夫婦は入ったのでした。
このあと元旦那は職を見つけましたが、最低生活費に届いていなかったので、生活保護は継続していきます。
(実はこの職探しでも一悶着あったので、キリがなくなってしまうので省きます……。)
今回だいぶ長くなってしまいましたので、次回、元旦那が職を見つけた先のところからまた書いていきたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。
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家出してきた元旦那 ※成人男性
こんにちは。
菜々です。
夏風邪というか、なんか花粉症みたいな症状が出てきました。
くしゃみとか鼻水とか。
熱とか倦怠感とか咳はないので、新型ウイルスではないと思いますが。
というわけで、前回はNくん事件について書きました。
今日はそんなことがありつつ、前科も元旦那につきつつ、そこからどう生活が持ち直し妊娠出産に至ったのかを書いていきます。
前回、出所してきた元旦那と話し合いの場を持つため、家庭裁判所に円満調停を申し立てたことをお話しました。
申し立てられたことを通知する書類が元旦那の実家にも届き、私が調停を申し立てたことが向こうの知るところとなります。
そこからどう動いたのか、ですが。
ここに関してはっきり覚えてなくて申し訳ないんですが、その少し前から元旦那はLINEのブロックを解除してきてはいて、でも「もうやり直す気はないし、全部弁護士を通して話すべきだ」みたいなことを言っていたんですね。
なので当然、直接は会っておらず。
ていうか、この時も正直、元旦那がどうしたいかというよりは、もう親が勝手に弁護しとか探していて、大好きなママにも「いい加減別れろ」って言われてるし、もう引くに引けないみたいな状態だっただけだと思います。
今更離婚やめるとか言えない、みたいなことも言ってきてましたし。
お前の意思はないのかよ、っていうの、結婚中かなりイラッとしてたことです。
一見、意思らしきことは言うんですが、それはただ自分のわがままを正当化してくれる義母の意見なんですよね。
伝書鳩みたいに、義母の意見を「自分の意思」って言い張ってるだけ。
そんな元旦那ですが、この家庭裁判所からの書類が届いた瞬間、別人のように態度が変わりました。
これが実家に届いた時、義母から「もう離婚でいいのよね」って言われたらしい。
それを受けて、元旦那は、「俺の意思は?」ってなった、とのことでしたが。
は?
なんですよね。今思うと。
いや、ここまでずっとママの言うとおりにしてて、ぜーんぶママの言うことが正しくて、それに従ってきたのは自分だろ、と。
この時元旦那が言うには、「本当はお前と離婚したくなかった。母親に確定事項みたいに『もう離婚でしょ』って言われて、急に自分の意思がないみたいで嫌になった」だったんですが。
これね、当時は私もそれを信じていました。
あ、ようやく義母の洗脳に気づいて自ら抜けてきてくれたんだな、って見直してもいました。
でも違ったんですよね。
離婚間際ないし喧嘩した時の元旦那の物言いで、のちほどわかったんですが、これ、私と離婚したくなかったんじゃなくて、「ボクの言うことをちゃんと聞いてくれない!」っていうただの反発心だったんですよね。
いつだって自分の味方で、いつだって自分の意見を優先してくれて、いつだって自分のわがままを聞いてくれるのが、元旦那にとっての義母です。
なのに、この時に限り、義母は元旦那がどうしたいかをちゃんと聞かなかった。
大好きで信頼しているママに自分の思ってることをちゃーんと聞いてもらえなかったことで、裏切られた気持ちになって、勝手にママに失望した。
だから、ママの代わりに、私のところに逃げてきた。
それだけです。
私への愛情でもなんでもなかった。
だからこの時、元旦那は驚くほど取り乱していて……というより、なんなら幼児退行していました。
前日まで偉そうに「お前ともう個人的に会わない」「言いたいことは弁護士を通して言ってくれ」とか言ってたくせ、その日突然LINEが来て、「ねえ、どうしよう」「菜々、電話出て」「そっち行ってもいい?」みたいなことが送られてきました。
あまりの豹変にびっくりして、何があったかを聞くと、まあ上記のようなことが起きたと。
でまあ、もう義両親は私に会わせる気がないので、このままだと家から出してももらえないとのこと。
「どうしたいの?」って訊いたら、そこでようやく「また一緒に生活したい」と元旦那が言ったので、「じゃあまあ戻っておいでよ」と言ったわけです。
んなこと言わなきゃよかった。
でも正直、私は夫婦を続けられるもんなら続けたいと思っていたし、初めて元旦那が義母の意見を押してまでの意思を見せたので、ここから生活が改善していくんじゃないかと期待したんです。
というわけで、この日、元旦那、家出してきました。
大きな荷物を持つと家から出してもらえなくなるってことで、携帯と結婚指輪だけ持って、実家から我が家に帰ってきた。
この時、どんだけ喧嘩しても必ず持って帰っていたゲームすら実家に置いて出てきたので、ほんとに、ようやくまともな人になってくれるんじゃないかと期待したんです。
義両親のしがらみからやっと抜けて、きちんと生きていけると思った。
そんなことはもちろんなかった。
元旦那が実家を飛び出し、我が家に帰ってきたとき、もう我が家は家賃の滞納もすごいことになってて、来月には出ていかなきゃならない状態でした。
というのもあって、離婚するならするではっきり知りたかった。
引っ越し先の物件、私一人で住むのと元旦那が戻ってくるのとじゃ探し方が変わりますからね。
戻ってきた元旦那は、もちろんお金もすっからかんで服なんかもない状態です。
しかも元旦那はこれまで自分の家業を手伝っていたので、実家を飛び出してきたということは、自動的に職も失ったということ。
さあここからどうしようか、となった時に、どうせ二人とも定職があるわけでもないし、少し郊外に出ようかという話になりました。
それから物件を探し、元旦那が家出してきた一ヶ月後、私たちは都内から少し郊外へと引っ越しました。
ちなみにこの引っ越し費用に関しては、私の知人にお金を借りました。
これに関しても、元旦那から結局一切払われてないんですけどね。半分返せよ。
都内の1Kで無理やり暮らしていたところから、郊外に移ったおかげで家賃も下がって2DKに住むことができ、ここからすべてリスタートしようと思っていました。
ですがまあ、そんなに甘いわけもない。
というわけで、次回からは、実家を飛び出してきた身一つの元旦那と郊外での暮らしを始めたところから書いていきます。
前置きが長くなりましたが、ようやくここまでで第一章が終わったという感じです。
引っ越してすぐ妊娠が発覚しているので、本当の地獄はむしろここからでした。
次回より、妊娠~出産までの第二章に入ります。
読んでくださりありがとうございました。
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お題記事「夏うた」
今週のお題「夏うた」
こんにちは。
菜々です。
今日の記事はもう上げたんですが、お題機能使ったことなかったなぁと思ったのでこの機会に少し。
夏うたというか、歌についてなんですが、歌ってすごい当時の思い出とか付随して覚えちゃいません?
だからなんというか、その歌自体に罪はないのに、別れた人のことを思い出すからもう聴けない曲とかあったりする。
私も、元旦那とはわりと聴く曲の方向性が似ていたので、離婚したてはまあまあ聴けない曲が多かったです。あーこれ一緒にカラオケで歌ったなぁみたいな。
今はもうまったく全然これっぽっちも大丈夫なんですけど。
夏うたというか私がずっと好きなアーティストで、元旦那ともまあまあ聴いたり歌ったりしていたんですが、そんな負の思い出を押し切っても今もファンなのは、
ヨルシカ
ですね。
どの曲が、というよりは、ヨルシカ自体がまあまあ夏の歌が多いんですが、お題的に特に夏を感じる一曲を上げときます。
夏!とかいう歌詞があるわけではないですが、MVの爽やかさも相まって、夏の昼間に聴きたくなります。
ヨルシカ、めちゃめちゃいいのでこの機会にみなさんぜひ。
それから、このお題から飛んできてくださった方、DV離婚した上子どもを児童相談所に連れて行かれたシングルマザーとかいうヘビーな女がその過程を書いてるブログなので、よければ見てってください。
読んでくださりありがとうございました。
よければ読者登録、スターなどお願いします。
一度きりの不貞で、離婚できる?
こんにちは。
菜々です。
昨日更新できてなくてすいません。
気温差に弱いので、今年もがっつり夏風邪ひきました。
鼻水がすごい。
というわけで、前回は元旦那に前科がついた話を書きました。
今回は、そこからどのように結婚生活が続いたのかを書いていきます。
ただ、その前に私のとある疑惑についてを書かなければいけません。
それは何かというと、不貞疑惑事件です。
徐々に話を進めましょう。
とりあえず、元旦那は20日くらい留置場で過ごし、30万円の罰金を払ってようやく出てきました。
もちろん留置場にぶち込んだ本人とぶち込まれた本人ですから、出てきてすぐ生活を共にしたわけではなく、元旦那は実家に戻ってました。
で、そこからどのように再び同居したのかなんですけど、正直それまでの経緯が曖昧といえば曖昧なんですよね。
なぜかというと、現在、すでに元旦那とのLINEを消してるからです。どういうやりとりをしたのか見返せないし、覚えてないっていう。
ただ、元旦那は初期わたしが被害届を出したことを恨んでいて(自業自得なのに)、義母と共に民事で裁判を起こし返そうとしていたらしいです。
いやいや無理でしょそんなの、って思うでしょうが、ここについてが上記で書いた不貞疑惑事件にかかってきます。
ここから先、ずっと喧嘩のネタになるんですが、元旦事件の時、私が男友達を家に泊めたことを元旦那は今後ずっと不倫したと言い続けます。
なぜそんなことになったかを説明していきますね。
元旦事件のあと、元旦那が実家に帰っているとき、私は元旦那からLINEをブロックされていました。
この時、どうなるのかわからず不安で、同じ高校の同級生で共通の友人である男友達に相談したんです。
その男友達を、ここでは便宜上「Nくん」と呼びますね。
この頃私と元旦那とNくんとは毎日一緒にオンラインゲームをするくらい仲がよかったので、Nくんも元旦那のことをよく知ってるってことで相談をしました。
そしてその時ちょうど、家にいても気が滅入るので私一人で深夜に飲みに出てたんです。
すると元旦早々深夜に一人で飲み歩いてる私をNくんが心配して、「今外にいるの?なら俺出てくから一緒に飲もうよ、話聞くよ」って言って出てきてくれたんです。
で、夜通し飲みながら相談を聞いてもらっていたんですけど、Nくん、同棲中の彼女がいたんですね。
聞けば、Nくんは家からじゃなくてこの時実家から来てくれてて、彼女には今日の昼頃実家から戻るよって伝えてたらしい。
だから飲み終わってこんな朝方に帰ると「なんで?」ってなっちゃうし変に疑われたくもないから、昼まで帰れないと。
ただ私ももう朝には疲れ切っててさすがに昼まで飲める元気もなかったし、かといって呼びつけて親身に話を聞いてもらっておいて置いては帰れない。
ってことで、「昼までうちで仮眠していっていいよ」って言ったんです。
これを知った元旦那が、今後、この時に不貞行為があったはずだと言い続けるわけです。
これについて、読者のみなさんの中で、不貞行為があったかどうかもそうですが、私の行動について賛否があるとは思います。
いくら共通の友人であるとはいえど、結婚している女が夫の不在中に別の男性を家に上げたのは事実ですしね。
そこについて浅はかだと言われればそのとおりだとも思います。
ただ一つ言い訳をさせてもらいたいのは、そもそもはDVが起きなければもちろんこのように相談のためにNくんと会うこともなかったこと(私とNくんと直接会うのはなんなら卒業以来この時が初めてでした。元旦那を挟んで会話していただけで、私とNくん自体はそこまで親密ではない)、そしてせめてきちんと元旦那本人が連絡を取ってくれていればよかったこと。
私の母や友人は元旦那のことをあまり知らないから、相談をすればもちろん私に寄り添って「別れなよ」「菜々がかわいそう」と言ってくれるでしょう。
でも私はこの時まだ元旦那が好きでしたから、どうすれば上手くやっていけるかを相談したかった。
そのためには、元旦那のいいところとかもきちんとわかって話を聞いてくれる人に相談したかったんです。
そこに当てはまるのが、たまたまNくんで、たまたま男の人だった。
男の人「だから」深夜に呼んだわけではない。もしNくんの立場の誰かが女の人でも、私は同じことをしたと思います。
私、友人に関して、男女の境があまりないんです。これをいいところと思ってもらえるか悪いところと思われるかは状況によりけりなんですが……。
ただ、それを前提としても、「Nくんを家に上げるべきではなかった、もしくはそうだったとしても元旦那には隠しておくべきだ」という意見があるとも思います。
もちろんそれも正しいですし、特に反論はありません。
私とNくんなら元旦那が信用してくれるだろうと思ったこと、そして元旦那が「もとはといえば自分が悪い」と思ってくれることを期待してしまった私の落ち度だとも思います。
元旦那はそんなに相手の立場に立って物事を考えられるような人じゃありませんでした。
……そりゃそうだ、そんな人はDVモラハラなんかしないか。
ともあれ、このNくん事件のことを元旦以降、元旦那はずっと喧嘩のたびに話題に出してきて、「おまえは裏切り者だ」「俺から友人を奪って楽しいか」みたいなことを言うわけです。
(この事件以来、Nくんと元旦那は絶交してしまいました。Nくんは謝り続けていましし、私も謝りましたが、元旦那が一切拒絶の姿勢でした。)
元旦那と義母はこれについて、離婚の間際まで不貞行為で私を訴えると言っていたんです。
で、ですが。
ここからは性悪菜々になります。
お覚悟はよろしいですか?
これ、もし仮にですよ、もし仮に私がNくんと不貞行為をしていたとしても、この元旦那の訴えが通ることってまずないんですよね。
いや、事実はないんですが。仮の話で。
なぜかというと、すごーーーく意訳して言うと、「一回限りの不貞は不貞と認められない」と法律が言っているから。
意訳ですよ。意訳。
結構まわりで浮気がどうとか不倫がどうとか悩んでる友人も多かったので、ここについて私の知る限りの知識を書いておきます。
一応弁護士先生に「ですよね?」っていう確認も取っていますが、あくまで素人意見なので参考程度にしてくださいね。
不貞って、そもそもは、一回その人とそういう行為があったかどうかではなく、関係が継続していることを指すんですよ。
なので基本的には、不倫として裁判を起こしたいのであれば、何度もその人と会っているという証拠を集めないといけないんですよね。
ちなみに、LINEを勝手に見てそこで浮気らしきトークをしていたとかだと証拠にはなりません。
どんな理由であれ勝手に人の携帯を見ることは違法なので、違法な手段で手に入れた証拠は無効です。
あと、あくまでLINEなので、いくら「またホテルでね♡」とか言っていたとしても、「ふざけて打っただけ、事実はない」とかしらばっくれられてしまうので。
なので不倫の証拠を集めるとなると、ホテルに入る写真を複数回に渡って集めたりとか、そういうものが必要になります。
意訳として先ほど一度きりの不貞は不貞にならないと言ったのは、一度きりの不貞は立証することがあまりに困難だからです。
今度会おうね、とかのLINEはまず証拠にならないと言いました。
いや、正式なところに依頼して開示請求としてLINEを出してもらえれば証拠になりえますが、とりあえずここでは省きます。
じゃあ、ホテルに入ったその瞬間の写真を奇跡的に撮れたとしましょう。
さすがにこれなら証拠でしょ!と思われると思いますが、ところがどっこい、難しいんですこれが。
一度きりだと、「相手が体調を崩していて、近くに休めるところがなかったから運び入れた」が通ってしまうのが、現在の法です。
これが複数回ホテルに通ってる写真とかあれば、「いやいやさすがにそんな何度もありえないだろ」ってなるんですが、一回きりだとこの言い訳通っちゃったりします。
となるともう、現場を押さえるしかないわけです。
一度っきりの不貞、現場を押さえられますか?
ほぼ不可能だと思われます。
なので、意訳で、一度きりの不貞は不貞にならないと言いました。
だから正直、事実があろうとなかろうと、もし本気で不貞として訴えてくるなら好きにすればいいと思ってました。
そもそもがやましいこともないし、もし万が一あったとしてもどうにもならないし。
先ほどの夫が不在中に異性を家に上げたということも、倫理的にの話であって、法的には不貞にも何にもならない。しかも夫本人から出てって音信不通だし。
これ、離婚の時にも元旦那側はずっと喚いていましたが、向こうが弁護士をつけたタイミングで完全に黙りました。
立証無理ですよってことを自分たちの弁護士から言われたんだと思います。
いや私、結婚中ずっと言ってたんですけどね。無理だと思うよって。
ていうようなゴタゴタも正直ありまして、私ももう本人たち同士じゃ収まりつかないしってことで、元旦那が留置場から出てくる前に家庭裁判所に連絡していました。
ただこれは、未だ音信不通の元旦那を強制的に引きずり出すための手段であって、離婚のための慰謝料請求とかではなかったんです。
家庭裁判所には離婚のための裁判と別に、夫婦関係円満調整という調停があるんです。
あくまで今後も夫婦を続けるけど、もう当事者同士じゃ喧嘩が収まらないから、調停員に間に立ってもらうっていう制度です。
この話し合いの結果、離婚するってなっても別に全然OKなので、どっちに転んでもいいようにこれを申し立てていました。
調停自体は数千円で申請できますので、もし夫婦間でお金のこととかで揉めてて、でもまだ別れたくはないって人は利用してみてくださいね。
私はこの円満調停を申し立てていたんですが、元旦那と義父母は勘違いして、「離婚を前提に訴えられている」と思ったらしい。
だから自分たちがいかに悪くないかを反論するために、私の不貞がどうとかまたほじくり返し始めたわけですが。
警察だけにあらず裁判所まで挟み始めた私たちがどう続いたのかってことなんですが、今日はだいぶ長くなってしまったので、そこについては明日に書こうと思います。本題に入れなくてすみません。
不倫、私は今回加害者側にまつりあげられましたが、もしこれ自分が本当の被害者だっったらと思うとゾッとします。
被害者なのに、探偵を雇って写真を撮ってもらったり、お金を払ってLINEの開示請求とかをしなければいけない。
その課程で見たくもないものとかもたくさん見るでしょうしね。
しかもこれ、別居していた場合、相手方の住所地の裁判所に行かなきゃならないですしね。
裁判って、申立人側じゃなくて、相手の住所地が管轄になるので。
離婚とかこういう揉め事の時、被害者側が損をしたり大変な思いをするシステム、どうにかならんかなぁと思います。マジで。
というわけで、次回こそ前科のついた元旦那と私がいかに生活をリスタートさせたかを書いていきますね。
読んでくださりありがとうございました。
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