子どもにプレゼントを与えないことについての、最高(?)の言い訳

昨日の投稿に関連して、我が家の伝説をひとつご紹介します。

この伝説は、教育的あるいは経済的事情で、子どもにモノをできるだけ与えない(与えられない)方針を、物欲しがりになりがちな子どもにいかに納得させるか?についての、ひとつのヒントを示唆するものです。

我が家の伝説

当時、子供である俺は、母親に誕生日プレゼントをねだりました。

「もうすぐ誕生日だ。あのおもちゃを買ってくれ」と。

母親は、次のように述べました。

・誕生日とは、この1年間生きてこれたことについて振り返り、子が親に感謝をする日のこと

・なので、誕生日のプレゼントをもらうのは、お前でなくてこの私である

当時の感想

俺は「オカンすげえな」と子供心に思いました。

その言葉と態度が琴線に触れて、何も言い返せませんでした。

今になっての感想

おそらく我が家は経済的にそこまで恵まれていなくて、母親はそのように俺に言ったのだと思います。

ただ、このエピソードは、今のところ、どこで誰に話しても、ものすごくウケます。ウケるを通り越して感心・感動を呼ぶぐらいのネタです。

俺の鉄板ネタが得られたことは、母親から俺への最高のプレゼントです。

当時、どんなおもちゃをねだっていたかは記憶にありません。そんなものを1回買ってもらうより、大人になってからも何回も使えるこのネタをもらえたことについて、このネタを披露してウケるたび母親に感謝しています。

子どもに伝える際のコツ

愛をもって、慈悲深い感じで伝えるのがポイントであると思います。

突き放すように言うと子どもに愛が伝わらず、目的を達しません。

──

以上です。

ちなみに俺の母親は、自分の母親である母方の祖母には過去何のプレゼントもしていない、ということが後になって判明し、俺のこの鉄板ネタのオチまで提供してくれています。(本投稿のエピソードを披露したあとに「いうてオカンは自分のオカンに何もプレゼントたことないねんけどな!」と締めくくる)

もしあなたのご家庭において、子どもにモノを極力与えない方針であり、子どもに対してその説得がうまくいっていなければ、これをひとつの理論(?)武装として採用してみてはいかがでしょうか。

という提案でした。

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