2002年、米ボストン司教区のカトリック司祭が30年にわたり130人もの児童を性的に虐待。それに対し、カトリック教会が何ら処分を行わなかったことが地元紙「ボストン・グローブ」によって報道され、全米を震撼させた。同事件を題材にした2015年の映画『スポットライト 世紀のスクープ』は大ヒットを記録し、第88回アカデミー賞で作品賞と監督賞を受賞。バチカンによる性的児童虐待の事実が日本でも広く知られるようになった。
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■ローマ教皇が性的児童虐待を容認!?
この事件がきっかけとなり、アメリカの他にもドイツ、アイルランド、イギリス、オーストラリア、メキシコ、そして日本でのカトリック司祭による児童への性的虐待が報告されるようになり、2014年には、ローマ法王フランシスコ直々の命でバチカン内部に性的虐待問題に関する諮問委員会「聖職者による青少年性的虐待対策委員会」が設置された。
これで、バチカンが隠蔽してきた全ての性的児童虐待事件が公となり、効果的な防止策が実施されることが期待されたが、早くも同委員会が機能不全に陥っていることが明らかになりつつある。問題となっているのは、自身も13歳の時カトリック司祭から性的虐待を受けていた委員会のメンバー、マリー・コリンズ女史の辞任だ。
コリンズ女史は委員会で3年にわたり性的児童虐待事件を検証、世界最高の対策提言を教皇に提出したものの、いつまで経っても提言が実行されないことに憔悴しきってしまったことが辞任の理由だという。委員会は設置されたものの、バチカンの隠蔽体質はそう簡単に変わらなかったようだ。
そしてこの度、ローマ教皇フランシスコが、3月のコリンズ女史の辞任以来、初めて記者の前でバチカンによる児童への性的虐待に言及。虐待容認ともとれる発言をしていたことが明らかになったというのだ!まずは、英紙「Daily Mail」(5月14日付)が報じている問題の発言をみてみよう。
「マリー・コリンズは今回の件に関して正しかったと思います。(提言の実行が遅いという指摘は認めるが)それでも、我々バチカンは正しい道を進んでいると考えています。まだ解決されていない2000件の児童の性的虐待があるとしてもです」(教皇フランシスコ)
2000件ものカトリック司祭による児童への性的虐待が認知されているとは開いた口が塞がらないが、さらなる問題は、コリンズ女史が頭を抱えたバチカンのやり方に対して肯定的な発言をしている点だ。これでは、バチカンによる性的児童虐待を暗に容認していると見られても仕方ないだろう。この無責任な態度に「教皇がペド司祭に恩赦」と報じているメディアもあるほどだ。
■児童30人をレイプしたHIV神父と裏で手を引く「ペド推奨団体」
振り返れば、カトリック教会による虐待事実の隠蔽工作は「青少年性的虐待対策委員会」設置後もたびたび報じられてきた。たとえば、昨年9月にはHIVに感染したメキシコの司祭が30人の児童をレイプしていたにもかかわらず、現地の司教区から赦免されていた。この時、被害児童の母親の1人が教皇フランシスコとの謁見を希望する手紙を送ったが、教皇庁からは「その案件は打ち切られた」と告げられたという。
ところで、陰謀論では秘密結社「フリーメーソン」の上部組織「イルミナティ」が児童への性的虐待を推奨しているといわれ、米国の首都ワシントンD.C.には「エリート小児性愛者グループ」があるらしいと囁かれている。やや穿った見方をすれば、バチカンを取り巻く現在の状況も、キリスト教会の破壊を目指す「イルミナティ」が裏で手を引いていると考えられるかもしれない。
とはいえ、司祭という立場を利用した弱者への卑劣な行為は決して許されるものではない。バチカンの腐りきった膿を一刻もはやく取り除き、ペド司祭らが厳正に処罰されることを強く願う。
(編集部)
※イメージ画像は、「Thinkstock」より
【衝撃】バチカンがペドフィリアを黙認へ!? ローマ教皇、2000件の性的児童虐待を認知も「我々は正しい」
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