2012年08月08日
福岡地区合同労働組合
1976年に「一人の首切りも許さない」として「一人でも入れる」その名のとおりの合同労組が、福岡で結成されました。
その一番新しいニュースレターの「のうがき(編集後記的なもの)」に、結成後ずーーっと代表執行委員をしているTさんの文章、久しぶりに真面目に書いてる?!
この間の(どの間やねん!)脱原発運動に、「日の丸」が上がってるとか、赤旗がご遠慮願われたりしているとか、そういうことが、首相官邸前とかさまざまなところで盛り上がっている脱原発運動の「うねり」にともなってちらほらとなされている議論的なものということですが。
それにちなんでそのTさんが書いていることをちょこっと引用。
福岡地区合同労組ニュース№408 2012,8,2
「前略…日の丸も赤旗も同じ旗か。断じて違う。その歴史性から言って、日の丸は侵略戦争を引き起こしてきた日本の象徴であり、原発を推進してきた国の政策の象徴である。…中略…さらに原発は日本の核武装を目指す一部の者の野望の元に、推進されてきたものであり、原発と核とは切り離せないものである。…
国策として推進されてきた原発に反対するのに、国を象徴する日の丸を対峙させること自体、矛盾である。
それに比して、赤旗は、民衆の旗である。国(原子力村)1%の意思である原発に反対する民衆99%を代表する旗である。
私は、脱原発運動を翼賛運動にしないために、赤旗を掲げて反原発運動に参加したいと思う」
言いたいことはよく分かるし、私もその通りだと思う。
でも、そのことが普通にさらっと語れない、一体だれにこのことを語ればいいのか分からない。
というくらい、この国の労働運動の歴史は、現実は、影が薄いというのか?
どこまでも、労働者でしかない99%の民衆が、その顔があまりに見えない。
私はこれからも見出していこうと思う。
身近なところに潜んでいる労働者と、生きていこうと思うのでした